半翅目(カメムシ目) の昆虫
半翅目は前翅が半分だけ鞘のように硬くなっているのが名前の由来とのこと。
でも、カメムシ亜目以外の種ははそうでもなくて、いまひとつ特徴を上手く言い表せないですねぇ。
基本的に、全て「口吻」が注射針(というと構造的には語弊がある?)のように「刺すタイプ」になっているのが共通の特徴でしょうか?
カメムシ、ヨコバイ、セミ、アブラムシなどが主な仲間です。
成虫として「水陸両用」を達成している種類がいるのは主として甲虫目と半翅目だけだと思います。
やはり、「半翅」とはいえ、ぴったり閉じられる硬い翅を持つことで獲得できた特長といえるのではないでしょうか。
カメムシ亜目
「ヘコキ虫」などとも呼ばれるいわゆる「カメムシ」の仲間、アメンボやタガメ、マツモムシなどの水生のカメムシ類も含みます。
子供の頃にはカメムシに悪戯して、臭い攻撃にも遭ったことがありますね…
カメムシの種類によって「半翅」の状態も種類によって様々ですが、どちらかというと「小盾板」と呼ばれる部分を発達させて背面を保護する傾向が強いものが多くいます。マルカメムシやキンカメムシに至っては、ほとんど甲虫?
イラストレータ(自称)のI田先生に甲虫との比較のイラストを書いていただきました。
実際、カメムシの後翅が普段どのような形で収まっているかは良く分からないのですが、多くの種類は見える範囲ではただ閉じているだけですね。マルカメムシなどは二つ折りぐらいになっているのでしょうか?(甲虫の場合、例えばテントウムシなどはZ折り?)
マルカメムシ科・ツチカメムシ科・キンカメムシ科
○ヒメツヤツチカメムシ | ||||
○ラデンキンカメムシ |
カメムシ科・クヌギカメムシ科・ノコギリカメムシ科
○ウシカメムシ | ○イネクロカメムシ | ○エビイロカメムシ | ○ハナダカカメムシ | ○ヒメクロカメムシ |
○アカアシクチブトカメムシ | ○ツノアオカメムシ | ○スコットカメムシ | ○ヨツボシカメムシ | |
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ツノカメムシ科・オオホシカメムシ科・イトカメムシ科
○エサキモンキツノカメムシ |
○クロヒメツノカメムシ |
○アオモンツノカメムシ | ||
○クロジュウジホシカメムシ | ||||
サシガメ科 ・マキバサシガメ科
○アカヘリサシガメ類似種 |
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ヘリカメムシ科 ホソヘリカメムシ科 ヒメヘリカメムシ科
…最近は「ホソヘリカメムシ科」「ヒメヘリカメムシ科」などが独立した科に分けられています。
○ブチヒメヘリカメムシ | ○アカヒメヘリカメムシ | ○オオヘリカメムシ | ○ホオズキカメムシ |
カスミカメムシ科
…「メクラカメムシ科」から「カスミカメムシ科」に改名されました。
○フタモンアカカスミカメ |
○コアオカスミカメ |
○ケブカアカツヤカスミカメ | ||
○アカスジヒゲブトカスミカメ |
○不明 | |||
○アカスジオオカスミカメ |
○キベリヒョウタンナガカメムシ? | ||||
○ナガカメムシの一種 | ○ナガカメムシの一種 | ○セスジナガカメムシ | ||
○ナガカメムシの一種 |
ヒラタカメムシ科
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○コマツモムシ | ||||
アメンボ科・イトアメンボ科・グンバイ科
○オオアメンボ |
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○セイタカアワダチソウグンバイ |
○トサカグンバイ |
ヨコバイ亜目
セミを含むポピュラーな一群です。
ツノゼミやハゴロモの仲間などは熱帯地方に行くととんでもない姿のものまでいますが、国産種は大人し目(^^)
こちらは科ごとに分類してありませんが御容赦を…
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○シロオビアワフキ |
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○不明 |
○オオクロヒラタヨコバイ | |||
○マエジロオオヨコバイ |
○オオヨコバイの一種 |
○クロスジホソサジヨコバイ |
○クロキスジカンムリヨコバイ | |
○シロズオオヨコバイ |
○ツマグロヨコバイ |
○ヨコバイの一種 |
○クサビヨコバイ |
○コクワキヨコバイ |
○オキナワマルウンカ | ○ダルマウンカ | 〇ヤエヤママルウンカ | ||
〇クロイワオオクサビウンカ | ||||
○ハスオビヒシウンカ |
○ヨツスジヒシウンカ |
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○ヒシウンカの一種 |
○エゾナガウンカ |
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○コガシラウンカの一種 | ||||
○セイタカアワダチソウアブラムシ |
○アブラムシ(不明) | ○ベニキジラミ |
○オオワラジカイガラムシ |
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