タイワントゲカメムシ
カメムシ科 体長8mm前後
本家の「トゲカメムシ」と比べてずっと小型で、側角も尖っていません。
前胸部の前側の側縁が鮮やかな黄色なのが目立ちます。
脚は色が薄く、黒い斑点が目立つ。
トカラ列島以南に生息する小型のカメムシで、本土の「トゲカメムシ」に比べて一回り小型でやや寸詰まりな体型をしています。本家の「トゲカメムシ」の名前の元になった前胸部側面の突出部は、本種の場合は強く張り出している代わりに先端は尖っていません。また、本家の前胸部側面の前半(トゲよりも前の部分)は白色で目立ちませんが、本種の場合は明るい黄色で非常に目立ちます。
ishida式の沖縄遠征の際には沖縄本島では草むらなどで極普通に見られ、主にセンダングサやノゲシ、シマアザミなどのキク科植物をホストとしているようです。