ダルマウンカ

半翅目 マルウンカ科  6mm前後

maruunka_f_P1109750.JPG - 157,373Bytes

maruunka_f _P1109927.jpg - 163,266Bytes

maruunka_f _P1109935.jpg - 114,098Bytes
まるで縄文土偶のような印象(^^)

maruunka_f_P1109744.jpg - 147,426Bytes
やや頭部が尖って、扁平で前後に長い外形です。

「マルウンカ科」のウンカはまん丸な体形から「テントウムシに擬態している」という説明がされることが多く、特に「キボシマルウンカ」は色合いに橙色が混じっていることから、特にテントウムシに似て見えます。

この仲間は、本州では「マルウンカ」と「キボシマルウンカ」が同所的に時期をずらして生息しています。
沖縄には本土のものと近縁な「
オキナワマルウンカ」が生息していますが、それとは別に(図鑑などではわからないのですが)前種がいくら色彩多形とはいえ、本種は体形などが全く違うことから明らかに別種と思われます。

それにしても、独特の模様と何となく遮光器土偶を連想させる顔付きなど、ちょっと面白いなと思わせる風体ですね。
やんばるの森のシダの上などで見られますが、オキナワマルウンカに比べると個体数自体は多くないようです

-------------------- 2019.08 種名訂正しました -------------------

たまたま見ていたネットの記事からマルウンカの一種で「ダルマウンカ」という種名であることが判りました。
記事を書かれている鈴木信夫先生もishidaと同じく「遮光器土偶みたい」との印象をもたれたみたいで、激しく同感(^^)

種名を頼りに検索してみると、意外にも沖縄本島ではあまり季節にかかわらず普通に見られるとの記述もみられました。
自分は2016年以降の沖縄遠征では2019年に初めて遭遇しました。