ハグロトンボ
トンボ目 カワトンボ科 体長45mm前後
メスは緑藍色の輝きが無い。
周囲の森で見た未成熟なオス。
お魚を掬っているとよく一緒に網に入る幼虫(ヤゴ)。
このトンボは、私にとっては「夏の風物詩」で、お魚掬いに行った際にいつも見かける友達のような感覚です。 本種を含むカワトンボ類とモノサシトンボ類は、肢が長くて長い棘毛が発達しており、小さな獲物を捕らえる際はこの肢で抱きかかえることでまるで「虫かご」のように捕らえることが可能ではないでしょうか。 本種は河川の下流〜中流の抽水植物が多くて川底が砂か転石の多い場所で見られますが、ある程度水温の低い、きれいな流れが必要なようです。 羽化した成虫は、未成熟なうちは水辺から離れた周辺の森などで蚊などの小昆虫を捕食して暮らします。 下は、川から少し離れた神社の森で見た未熟なオスです。 |