フタホシハゴロモ

半翅目 ハゴロモ科  7mm前後

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前翅の先端近くに目玉模様があり、「ベッコウハゴロモ」によく似た印象。

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ススキの葉に多数が群れて見られた

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多くの他種のハゴロモ同様に、次第に体に粉を吹いてきます。

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羽化から時間が経つとこのように粉に覆われて印象が変わり、目玉模様も目立たない

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2024年6月の西表島遠征で出会ったハゴロモの一種ですが、奄美大島以南の南西諸島に普通に見られるとのことです。
それ以前の沖縄遠征や八重山遠征では全く見掛けてはおらず、本種の発生時期にちょうどうまく合致しなかったからでしょうか。

翅には名前の通り目玉模様的な斑紋が一対ありますが、翅を含めて体全体に粉を吹く傾向が強く、羽化から間が無いものは「ベッコウハゴロモ」のような印象ですが、次第に緑黄色の粉に覆われて目玉模様もほとんど判別できなくなってしまいます。

主にイネ科の植物をホストにするとのことで、最初に見た時には林縁の農道に生えたススキの葉や茎に多数の本種が群れていました。
沖縄本島などではサトウキビにつく害虫とされ、触ると皮膚に炎症を起こす恐れもある(この粉がいけないのかしら?)とのことです。