クマゼミ

半翅目 セミ科  65mm前後(翅端まで)

クマゼミ

クマゼミ クマゼミ

子供の頃はあまり見られず、町内でも局地的にしか見られなかった記憶があります。
それも、高い木にしかいないので、なかなか捕まえにくくて「憧れの対象」だったイメージがあります。
それが今ではかつての代表選手の「アブラゼミ」を凌ぐ勢いのようです。
(九州出身の同世代の方に聞いても「子供の頃は少なかった」という話でした。)

乾燥化や温暖化の影響が大きいというような話を聞きますが、真偽の程はよく判りません。
ただ、街中の公園や街路樹など、厳しい環境でも平気なようです。
都会では樹木が少ないこともあって、一本の街路樹に大量のクマゼミが見られることも多々あります。

特に、一匹が鳴いているところへ別のオスも飛んできては競い合ってなく習性があるようで、時にはフィジカルな攻撃の応酬もあるようです。

それにしても、日の出前から「シャーシャー」と激しく合唱を繰り返すため、窓全開で寝ている我が家では非常に迷惑しています(^^;
体も厚みがあって大きく、とにかく声が大きいです。
ついでに、往生際の悪さも天下一品(?)で、クモの巣にかかったり、カマキリに捕らえられたり、または寿命が尽きかけたオスは、命が果てるまで激しく「ジッ!ジジジ〜ッ!」と断末魔の声を繰り返します。せめて夜くらいは勘弁して〜。