ヒメイトアメンボ
半翅目 イトアメンボ科 10mm前後
「アメンボ」と名前がついていますが「イトアメンボ科」で、「アメンボ科」とは別の仲間に属しています。頭部を含めた体全体が長く、前肢まで含めて全部の肢を使って、水面を歩いたり滑ったりして移動します。(アメンボの場合は体の中央にまとまって肢が生えていて、短い前肢は使わずに他の4本の肢を使って水面を蹴って移動します。上から見ると体全体がX状に見えるのも特徴ですね。)ヒメイトアメンボは広い開けた場所や流れのある場所には現れません。
今ひとつ「イトアメンボ」か「ヒメイトアメンボ」かの区別に自信がありませんが、複眼の位置が中央に近いことから「ヒメイトアメンボ」としました。
子供の頃はどこにでもいるものと思っていましたが、最近とんと見かけませんでした。田原市の田んぼの脇の流れの無い水路で見た後で、自宅前の畑の水桶にいるのも見つけました。しかし、なぜ水桶-それも不要になったペダルペール(ごみ箱)の中に幼虫がいるの??
下のような翅のないもの(無翅型)もいます。(こちらは田原市産です。)