ジュウジナガカメムシ
半翅目 ナガカメムシ科 10mm前後
日差しを受けてビロード状の体表の質感が綺麗です。
見づらいですが…腹部下面の黒い紋が分離しています。
全体として地味なものが多い「ナガカメムシ科」の中では、本種は明るい色合いのおしゃれなカメムシです。一見すると、よく似た「ヒメジュウジナガカメムシ」と見分けが付き辛いのですが、一回りほど体が大きく、腹部下面の黒い紋が左右独立してるのが本種とのことです。(傾向的には「ヒメ」のほうが体色が橙色に近くて前翅革質部の黒紋が短かめ、本種のほうが赤みが強くて黒紋が前後に長めの印象です。ガガイモやカモメヅルといった、ガガイモ科の植物をホストにするとのことです。
東三河では「ヒメ」のほうが圧倒的によく見かける気がします。