エゾゼミ

半翅目 セミ科  50mm前後(翅端まで)

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前胸部後縁の黄褐色のラインが、側面まで途切れずにつながっています。

コエゾゼミ」同様に、名前に「エゾ」が付きますが、北海道にのみ分布するというわけではありません。
Wikipediaで見ると、「もともとエゾゼミは、コエゾゼミと異なり南方系のセミであり、夏でも気温があまり上がらず涼しい北海道よりもむしろ長野県や南東北(特に長野県)で多く見られる傾向がある。なお、クマゼミとは分類学上かなりの近縁である。」とのことです。
しかし、自分の印象では東北地方では平地から見られるものの、東海地方では1000m以上の山地に生息しているようで、平地や低山地では見たことがありませんし、実際には冷涼な環境に適応した種のようです。

外見は「コエゾゼミ」とよく似ていますが、前胸部後縁の黄褐色の帯が途切れずに側面までつながっているのが本種、両端で途切れているのが「コエゾゼミ」です。