ヒメハルゼミ

半翅目 セミ科  35mm前後(翅端まで)

ヒメハルゼミ

各種の抜け殻
左からアブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒメハルゼミの抜け殻

移動性が少なく、局地的にしか分布していないセミです。
場所によっては、生息地が天然記念物に指定されています。

大きさも翅端までで35mmほどしかなく、小型のセミです。

習性は変わっていて、椎などの巨木にまとまってつき、全てのオスが同期して大合唱をするため、一種異様な雰囲気です。
初めて聞いた時にはとてもびっくりしました。
概ね数分の時間をおいて、1分未満の間合唱をする印象でしたが、時間を計り忘れたので詳しいことは何ともいえません(^^;

巨木の高いところで鳴くため、場所も特定しにくく、鳴いている姿も見ることが出来ませんでした。(写真は木の下に落ちていたオスの亡骸です)

名前は「姫春蝉」ですが、初夏のころ現れるようです。(2006年は異常気象のためか7月の終わりごろに鳴いていました。)