モンシロミズギワカメムシ
半翅目 ミズギワカメムシ科 3mm前後
複眼が大きく、首が細くて前胸部がやや幅狭な独特の体型です。
やはり体形は薄っぺらです…。
革質部中央と端部にある白い紋がとても目立って奇麗に感じた。
革質部の白紋は個体差があるみたい。触角は相対的に長く、先端が橙色なのもおしゃれ。
2024年の3月に休耕田の周りで「ミズギワカメムシ」を見付けて撮影に四苦八苦していた際に、足元の草の間で動き回っている個体を発見しました。 平たいながらもカメのような体形の「ミズギワカメムシ」に対し、本種は頭部が相対的に大きくて前胸部の幅が狭い独特の首長体形です。 「ミズギワカメムシ」が活動している畔の周囲でも、本種はあまり開けた場所には出てこないようで、芽吹いたばかりの雑草の根際周辺を歩き回っていました。 プチ遠征先の休耕田で、最初に「ミズギワカメムシ」を撮影、続けて本種を撮影しましたが、腰痛に耐え切れなくなったところでいったん体制を整えて撮影結果を確認したら、連続して160枚ほど撮影した結果は何故かほとんど真っ黒…(ToT) ミズギワカメムシ科やメミズムシ科を含む「ミズギワカメムシ下目」は「タイコウチ下目」や「アメンボ下目」と併せて、いわゆる「水生カメムシ」と呼ばれていますが、他の2下目とは水辺に依存して生活し、ほとんどが捕食性という生態的な共通項だけで、特に類縁的に近いというわけではありません。 |