モチツツジカスミカメ
半翅目 カスミカメムシ科 体長5mm前後
小型なうえに保護色になっていて目立ちません。
トリモチに搦め取られた小型のハチを見付けた。
こちらはアブラムシの体液を吸汁中。
剛毛やトリモチをものともしない「チャイロアサヒハエトリ」に捕食された本種。
ほぼ「モチツツジ」のみに依存して生活する小型のカスミカメムシの仲間です。 見た目はごく普通の小さくて細長いカスミカメムシたちの一つですが、前述のように「モチツツジ」の葉上を生活の場としており、他の場所では全く見たことがありません。 体が小さいだけでなく、緑色でコントラストのはっきりしない体色とカスミカメムシらしい薄い体形がモチツツジの葉上では有効な隠蔽となっています。 巧妙な生活戦略だなと思いますが、もちろんこのモチツツジの防御をものともしない天敵に対してはあまり効果がないようです。 |