ムツトゲサシガメ

半翅目 サシガメ科  体長25mm前後

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体長は25mmほどと大型ですが脚が長くて巨大な印象。

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胸部の4本に加えて、頭部の触角付け根に2本の合計6本の棘がある。

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この角度だと中胸部の4本のトゲと頭部の2本のトゲがよく判る。

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このポーズは、こちらを警戒して何かに擬態しているつもり?

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幼虫はとてもサイケデリックな感じの模様です。

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メスと思われる個体。腹部の側面が「ヨコヅナサシガメ」などのように張り出している。

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やっぱり警戒した時のこの姿勢は定番?

国内では石垣島と西表島に生息(国外では中国、2014年には久米島でも確認)する体長25mm程度と大型サイズですが、非常にスマートで足の長い特徴的なサシガメです。
同属のサシガメは国内には生息しておらず、似た種類はいません。

生態等については調べても良く判りませんでしたが、石垣島で見付けた際には同じ木に成虫と終齢幼虫が見られたので、孵化した場所からの移動性は低いのでしょうか?

「ムツトゲ」という名前は体に6本の棘があることからの命名のはずですが、「どう見ても前胸部に棘は4本しかないんだけど?」と思ったら、頭部に控え目にもう2本あるということみたいですね。
同時に見た終齢幼虫はとてもサイケデリックな感じの模様でびっくり(^^)

2022年の八重山遠征で初めて出会い、その後の2024年の西表島遠征でも出会うことができましたが、やはりメスはやや大柄で腹部の側面が張り出した体形をしていました。