ツマグロオオヨコバイ
半翅目 オオヨコバイ科 10mm前後




羽化したての成虫

幼虫は真っ白け
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 オオヨコバイの仲間では最も普通に目にする大型のヨコバイです。 明るい黄緑色の翅にアクセントの黒紋、黄色っぽい体がさわやかな印象です。 
 よく似た「ツマグロヨコバイ」は稲の害虫なだけでなく、灯火に集まって家に入り込み、ちくっと刺す嫌なやつというイメージですが… 
 ツマグロオオヨコバイの幼虫は半透明で真っ白なかわいいやつで、視神経の部分だけが黒く見えて面白い顔つきです。 
 ヨコバイの仲間は、危険を感じると幹や葉の裏側に横歩きして隠れることから「横這い」と呼ばれていますが、ジャンプするための後肢がひじょうに長く、翅を避けるように横向きに畳んでいるために前後方向に歩くのは難しいようです。 
 成虫で越冬するため、夏の幼虫期以外はほとんど一年中見られます。 |