ツヤアオカメムシ
半翅目 カメムシ科 17mm前後
艶があって鮮やかな緑色は意外に見栄えがします。
特に尖ったところもなくて極普通のカメムシらしい体形。
翅の膜質部は透明です。
石垣島で出会った個体はやや明るい色合いで、きっと別種だなと思った(^^;
おそらく本種の3齢幼虫だと思われるもの。
サイズも形も色も「もっとも代表的な青いカメムシ」ともいえるような種ですが、意外にも撮影する機会があまり無かった気がします。 これといって変わった形はしておらず、一般的には果樹の害虫とされていますが体全体が艶のある緑色で体側に黄色っぽい縁取りがあり、細かな黒い点刻をちりばめた様子はなかなか奇麗だなと思います。 本州から南西諸島、台湾や中国、インドネシアなどに広く分布しており、石垣島で見たときには「一見すると普通のやつみたいだけど、実はよく似た南方系の種なんじゃないかな〜」なんて思ったのですが、実際には広域種の本種だったということもありました。 1980年代初頭だったと思う夏の夕方、豊川市にある勤務先の建物の窓いっぱいに青いカメムシがくっついたことがありました。 |