1998年式 トヨタ アルテッツァ RS200(Zエディション) 6MT

ここでのインプレッションは、あくまでも私の主観です。
本人の経験、技量と好み、車の調子含めてのものですので「誰でも同じ効果」が味わえることを保証するものではありません。

今日も楽しくやってます?

1998年式ですが、車の発表は11月で納車は12月の25日でした。
新車でお正月を迎えたかったのもありますが、やっぱり注文したらすぐに欲しくなるのが人情です。

シートについては、毎日通勤で乗るとどうも腰周りが落ち着かず、長距離では苦痛を感じます。
このシート、見た目も平板なうえに格下のスポーティーカーに比べても見た目も悪い気がします。
腰痛持ちの私としては、かなり不満を覚える部分です。

で、1999年3月に早速腰掛けを交換してしまいました。(半分は憧れ) 
RECARO SRV (平行輸入品)
「助手席の人にも同じ待遇を」とかいう屁理屈をこねて(本当は見栄…)2脚購入。
シートレールは「フリーダム」を使用したため、ポジションはかなり低くなった。
造りや操作性は良くないですが…
逆に、ノーマルシートの重さとしっかりしたレールの造りにはびっくりしました。

SRV+フリーダムシートレール自体は、私にはちょっと大き過ぎ&低すぎのため、シートレールとシートにはオリジナルチューン(^^;を施してあります。
(シートやポジションは、出来合いではベストフィットしないのは当たり前で、「気に入らない部分は出来る範囲で合わせ込む」という主義なので)
硬さや肩甲骨周りのサポート感は非常に気に入ってます。
ただ、私自身が168cm/55kg位いの体型なうえに平行品のため(?)、全体に緩めです。

座面のサイドサポートが高いため、ノーマルよりはかなり乗り込みづらいと思いますが、慣れたら別に気になりません。
奥さんもたまに運転するが、特に不満なし(^^)
家族でのお出掛けで片道500Km以上走っても快適です。
もちろん正しい姿勢で運転するのが基本で、だらっと座りたい人には不向きですよ。
あと、シートを倒して…という用途にももちろん向きません。

ちなみに、SRVのランバーサポートは「スポンジのクッション」が添付されていて、背面の好きなところに合わせて入れて下さいというものです。ヘンな電動やらエアー式だのという物よりずっと合理的(^^)

この車、やはり「95%の日常」だかなんだか知らんが、どうもふわふわしている割に足回りの動きが重々しくてイマイチな感じ。
ジャーナリストではないので、ちゃんとした分析は出来ませんが…
いろいろな評価の中で、「ロアアームバー」も効果が高そうということで…

1999年7月にクスコ製のロアアームバー(F/R)を取り付けました。
これはかなりいい感じ。
足回りはそのままなのに、コーナー進入時の初期アンダーがぐっと減りました。
(剛性アップの効果?前輪に荷重が掛かった状態での減衰が変わったためかしら?)
ただ、もともとダルなステアリングレスポンスなのは変わりませんが…
おまけに、乗り心地は明らかに良くなりました。
(今までは「木のお盆」に乗っていたのが「鉄のお盆」に変わった感じ)
タイヤが滑った時などの車の動きも判りやすくなったと思います。

車に対する期待がだんだん大きくなってきて、気に入らないところはもっと直しちゃえ!
コーナリング中の「ふわふわ」した動きもなんとかしましょう。

ということで、ついでにダンパーも KAYABA NewSRスペシャルに交換してみました。
更にスタビライザーもクスコ製強化スタビライザーに交換しちゃう。
(実際にはロアアームバー、ダンパー、スタビと同時に買っておいたが、効果を見たかったので時間差で取り付けました)
もちろん、全て通販で(^^;購入。

ダンパーははっきり言ってあまり何も変わらないという印象です。
(ノーマルはTOKIKO製だったが、それなりに高品質だったかも)
交換作業は(あまり良い道具を持っていなかったので)かなり時間が掛かってしまい、一日がかりで暗くなってしまいました。
翌日はトランクの内張りのない状態で出勤。

翌週のスタビライザー交換は、まず「異音」との戦いから始まりました。
スタビライザーを交換して試運転に出ると、「カコキコカコギコ」と激しい異音の嵐。
家に戻ったら、奥さんがびっくりして覗きに来た。
このスタビライザー、専用のアルミ削り出しのブラケットと樹脂の軸受けが付属していたが、動きが非常に悪い。
電話で問い合わせたところ「グリスを付けて組んで下さい」とのこと。
説明書にはそんな事書いてないけど…グリスを付けて再度組み付けても大して変わらない気もしますが時間切れ。
翌日、そのまま出勤したら途中からやはり異音が発生し、道行く人が(何人かは?)振り返った。
恥かしいけどその週はそのまま通勤(^^;
クスコからは「一度現品を確認したいので返送してください。」とのこと。
もともと、ブラケットで保持する部分に曲げがはいってしまっているのが根本原因と思われるため、交換が希望と伝える。
翌週もう一度取り外して返却。

1週間後に「スペシャルゴムブッシュ」と共に返却されてきたもの(結局スタビ本体は同じものが返送されてきた)を再度組み付け。
(ノーマルブラケット+スペシャルゴムブッシュで使用する形だが、元々スタビ径が太いため、ブッシュの厚みが薄くなっており不安感アリ)
で、やはり通勤途中で異音が発生したので分解してみると、ブッシュは千切れかかっていました(ToT)

しょうがないので、削り出しブラケットに追加工+グリスアップで自家対策を施して現在に至る。
(1年に1回グリスアップしています)
ちゃんと対策して組めば、ボンネットを開けてスタビを見ながらサスを動かしてやると見違えるほどよく動くのが判ります。

へ?スタビライザー交換の効果ですか?確かにロールは少し減りました。
ただし、ゆすられ感が強くて乗り心地はかなり悪くなった。(これは左右のサスが別々にストロークするとスタビが効くためで、路面がフラットではない公道では当たり前のこと)
逆に、「乗り心地はそのままでロールを減らします」なんて謳い文句はハナから信じていなかった。
ただ、シートを替えてなければそれほど感じないかもしれませんね。
実際にはサスペンションのスプリングを交換していないので、ピッチングはノーマル同様に出ます。

かなりこだわって造られたはずのマフラーの出来がイマイチで、音が割れます。
トヨタの量産車とは思えないほど太いエキマニをおごっていますが、4000rpm前後で激しい排気干渉の振動が出ます。
その相乗効果で、減速時のエンジンブレーキで激しいこもり音とパワートレーン全体の振動が発生するのは(初期型では)有名な話です。
高速走行時などで、減速時にドンピシャの回転数になると激しいこもり音と振動で家族がびっくりしました。
半年後には対策品と称するフライホイールが登場との情報。
(ディーラーは認めていなかった)
しかし、上記理由で改善を求めたところ、対応を了承していただきフライホイールを交換してもらいました。
排気干渉によるびびり音は無くならないものの、振動や操作性はかなり向上しました。
(もともと振動を抑制するためのヒステリシス機構が搭載されたF/Wのはずだったが、パラメータの設定が適正でなかった?)

で、心置きなくマフラー交換しました。
HKSリーガルマフラーにしましたが、造りはまずまずなんですが、ちょっとテールパイプが長すぎな気も…
本当はTOMSのハイレスポンスマフラーが好みだったけど、値段はほぼ倍くらい高かったので。
当時通勤快速仲間だった人によると、外で聞く音は結構良いらしいです。
車内ではボーボーいってるだけ?トルク感はちょっと上がった気がしますが、最も大きな効果は「見た目」かしら?
マフラー交換と同時に、ロアアームバー「バージョンU」を追加しました。
リアサスペンションのロアアーム左右の根元を結合するものです。
感触的にはあまり変わらず。ただし、いつも滑っていたところで滑らなくなったのは効果でしょうか…

もう一つ、非常に気に入らないのがシフトパターン。
とにかく「何の安全策もなく一速の向うにバックがある」という意味不明なパターンで、二速にシフトダウンしようとして急な操作をすると、バックの方まで行ってしまうことがしばしば。
そのうえ、発進時に慌てて操作すると、やはり寂しい「ピーピー音」(バックブザーのこと)が響いてちょっと恥かしいです。
絶対PL問題になると思ったが、マニュアル車を選ぶ人は(私以外は)運転が上手いんでしょうか?

少しでも(無理な力をいれずに)操作しやすくするため、ヘビーウェイトシフトノブも試してみました。
これはかなり良いですね。シフトミスも減った。
寒い季節に手に伝わる冷たさ、暑い季節には火傷しそうな熱さがたまりません(^^;
真鍮の削り出し品に黒塗装がしてあるだけなので、2年程で剥げてきて緑青ふいてますけど…。

ちょっと前
これはI田先生のお遊びで書いたイラスト。(全て一から書いてるので、パクリはないですよ〜:I田先生談)←でもホイールが変わる前の絵です。

その後、どたばたと落ち着きのないバネ下の改善のため、軽量ホイールSSR Type-C(5J/16)DNA-GP(205/55)とセットで購入。また通販ですが…
ノーマルホイール(5.5J/17)+ノーマルタイヤ(GY/215/45)に比べて2.5kg/本くらい軽かったです。

乗り心地や発進時の蹴り出し感はぐっと良くなったのはタイヤのせいか軽さのせいか(それとも両方?)
荒れた路面でのワンダリングはとても少なくなりました。(新品タイヤの効果も大)
DNA−GP自体はグリップ力もあり、サイズダウンしてもそれほど悪く感じませんでした。(濡れた路面は除く)
ただし、ノーマルよりも切り始めやコーナリング中の転舵の反応がだるく感じます。
その後POTENZA RE−01に交換したら、グリップ力のアップよりも、切り始めのシャープさや反応がぐっと良くなった。(タイヤのキャラクターからしたら当たり前)
サイドグリップとトラクションのバランスが良く、適度にスピンしながらも、車が進む感覚がとてもいいです。
コントロール性やタイヤのコンタクト感がしっかり伝わってくる感覚です。
比べると、DNA-GPではグリップに駆動力が喰われている気がした。(だらだらとグリップして粘るため、コーナーでアクセルを踏み込んでも曲がらない感じアリ)
ただし、RE-01の乗り心地は明らかに硬く、タイヤも重いのでバネ下の重さは感じます。

ちなみに、タイヤの空気圧は好みに合わせて前後ちょっとづつ変えてあります。
当然、だいたい毎月冷間時に空気圧のチェックは行っていますよ。
皆さん、ハンドリングや燃費、乗り心地について云々する前に必ず空気圧の管理をしましょうね。
特に季節の変わり目にはかなり変化がありますよ〜。
私は、コンプレッサーを購入するまでは「自転車の空気入れ」とペンシル型のエアゲージで空気圧調整してました。

2006年7月にETCを導入しました。ETCの導入は「ご褒美」があるのがポイントですね。
マイレージポイントにさらに期間限定新規取り付けご褒美ポイントで合計1000ポイント(8000円分)をGET!

本当は、7月末に尾瀬に行く予定だったため、経済性も考えての導入でした。
しかし、長女の高校の夏期講習や天候不良も相まって計画は中止に。
奥さんと次女の3人での日帰り奈良旅行に計画変更となりました。
行き、帰りとも通勤割引時間帯に湾岸豊明IC〜東名阪亀山JCTまでご利用で\1200×2となりました。
こりゃあすぐにモトがとれますね(^^)

2007年6月にファンベルトの鳴きが発生
特に湿度の高い日や休み明け(土日はあまり乗らないので)の走り始めに頻発しました。
そういえば5年ほど交換してない?6月後半にはほとんど鳴きっ放しに。
ベルトの張り直しや鳴き止めスプレーなどによるインチキも焼け石に水で、6/26の朝になって、あまりに酷いので会社には「お昼から出勤します」と連絡し、交換を決意(?)しました。
Dラーに電話して在庫を確認したところ、(車両ナンバーまで確認しておいて)手持ちは無いとのお返事。
仕方が無いので部品共販の電話番号を聞いて、自分で在庫確認してみると「あります」とのこと。
早速(エブリィちゃんで)購入に行く。とってもスピーディで好印象(^^)
今回鳴きの張本人パワステベルト側とずっと交換してなかったオルタネータ側の2本ともご購入。
しめて部品代は\4977なり。(トヨタ社員の方は割引ありなので、トヨタにお勤めの友人等あれば購入してもらうと良いかもです)

鳴きの張本人パワステベルト側は、ベルト自体は長いのですが、パワステプーリーとエアコンプーリーの間にアイドルプーリーがあり、アイドル部分で大きく逆向きにUターンしているため痛みが早いようです。
プーリーの取り付け部の設計もイマイチで、プーリーを傾かないように固定するのが難しくて、傾くと鳴きの原因になります。
蒸し暑くて、汗をだらだら流しながらうつむいて作業していると、持病の腰痛もあってたいへんしんどかったです…
よく考えたら80000km以上交換していなかったオルタネータ側はリブがかなり欠け落ちてしまっていました(^^;
予防措置での交換が大切ですね。交換後はルンルンで出勤。
もっと前に(兆候があった時点で)交換しておけば良かったです。

いよいよアルテッツァともお別れの時がやってきました。
8年8ヶ月で86000Km程のお付き合いで、自分としてはかなり気に入っていたのと、それなりに手入れもしてきた為愛着があり、なかなか次機種が決まりませんでしたが、2007年8月に買い替えとなりました。
次期主力通勤車は第一候補「スイフトスポーツ」に(あまり期待してない)第二候補が「コルト バージョンR」です。
三菱見てから…と思ってDラーに行くと現車なし。試乗車もどこにあるか不明だし…
カタログを貰い、ノーマルコルトを見てお茶を濁す。リアシートはスイフトより良い?
しかし、カタログをよく見ると「コルト」って4人乗り!(コルトプラスは5人乗り)だった。軽自動車?
本命のスズキへ向かい、おなじみのセールス氏に「スイフトスポーツ」の見積もりをお願い。
とりあえず、シートやホイール、マフラーなどもそのままの状態で(シートとホイールは元に戻す条件で)見積依頼。
で、お答えは60万円とのこと。高いのかどうか良く判らず、インターネットなどでもこの年式のデータは見つからず、色も黄色だしタイヤも坊主でホイール(純正品)も錆びているので、こんなもんでも不満は無いかしら?
と思いつつ、もうちょっと頑張ってもらうのを期待して「保留」に。
結局、後日+50000円(トータル15万円)の値引きとオーディオ取り付け、ETCの再セットアップの条件で妥結しました。

お別れの前に奥さんとヤマハコミュニケーションプラザ(磐田市)へ。
ヤマハはアルッテッツァの3S−GEエンジンの生まれ故郷です。
3SGE_0012.JPG - 61,855BYTES

写真は展示されている3S−GEです。
こうして見ると、天地の高いエンジンですね。

ちなみに、3S−GEをFR用として搭載しているのは
アルテッツァだけです。

 

 

 

 

 

スイフトの納車が思ったより早くなったため、RECAROのシートとSSRのホイールのみ交換、ETCは再セットアップのため先に外しておきます。
純正シートなんか、3ヶ月ほどしか使ってないのでほとんど新品ですね。
時間があればスタビライザーとかロアアームバー、マフラーなども外しておいて、欲しい人にあげようかと思っていたのですが、富士登山の準備やら町内の運動会やらで時間が取れそうも無かったのでそのまま下取りへ。
8月26日(日)にシート交換、ETC取り外し後にしっかり最後の洗車もしました。
記念に最後の写真撮影もしておきます。
(ホイールの交換は納車当日の朝に行いました。その後、無情の雨が…)
ALTEZZA_20070826
あれれ?いつもの写真とナンバーが違う(^^)