CUSCO 強化スタビライザー(前後) 

コーナリングの際のロール感が大きいのが何となく気になる部分であったのですが、ローダウンスプリングとか車高調とかをつける気持ちは全然ありませんでした。

スタビライザーの強化とダンパー交換でどうなるか興味があったのでやってみました。

実際には先にダンパー交換しています。

効果を体感する前に、フロント側のブラケットの動作不良からくる「激しい異音」との戦いとなりました。
アルミ削り出しのブラケットに、樹脂製の軸受けを介して固定するようになっているのですが、この部分の動作が悪く、激しいぎこぎこ音がしました。

軸受けの材質もあまり良くないようで、その上軸受けに入る部分に「曲げ」が入ってしまっているためにスムーズに回転しません。

クスコにTELして聞いたところでは、軸受けにグリスを塗布して組んでほしいとのこと。言いつけ通りに組み直しても変化なし(^^;
その後送られてきた対策品は、ノーマルブラケットに組み付けるタイプの強化ゴムブッシュだったが、やはり1週間ほどで異音発生。
分解してみたら千切れてしまっていた。

その後、削り出しブラケット追加工、1年に1回のグリスアップで使用中です。

フロント用 新旧の比較です
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黒いのがノーマルで中実です。青いのが強化品で、ひと回り太くて中空です。

取り付けた状態です。
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こちらはリア用です。
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どちらも中実で、強化品はひと回り太くなっています。
取り付けはゴムやブラケットもノーマル用を使用します。
少し太めのため「無理やり」取り付けです(^^;

少しだけロールが減った感じはあります。
ただ、それほどシャープになるとかいう事はありませんでした。
シャープさについては、その後にキャンバーを少しいじった時の方が変化が大きかったですね。
(バランス的にはリアだけ交換したほうがノーズの入りは良く感じました)

乗り心地については、特に荒れた路面では「かなり揺すられ感」が強くなってしまいました。
謳い文句の「乗り心地はそのままに、ロールを減らします」というのは全く信じていなかったので気にしませんでした。
(左右のサスが別々にストロークをすれば、トーションバーが効いてしまうので、硬く感じて当たり前)
高速などのフラットな路面では(もちろん)乗り心地は変わりません。