ヤマアカガエル

両生網 無尾目 アカガエル科  体長約45mm

nihonakagaeru_6288.jpg - 120,918Bytes
とても敏感で、すぐに跳躍して逃げてしまいます。

nihonakagaeru_1191.jpg - 170,437Bytes
スリムで活動的。背側線が鼓膜の後方で直線的に黒斑につながっている。

nihonakagaeru_1186.jpg - 178,805Bytes
スリムな体形で活動的。

日本で最も種類数の多い「アカガエル科」の代表選手です。

平地の田んぼなどに住む「ニホンアカガエル」は、主に山地に分布する「ヤマアカガエル」とよく似ていて、見分けるポイントは主に鼓膜の後の黒班との接点で隆起(背側線)が曲がらずに直線的なのが本種、折れ曲がっているのが「ヤマアカガエル」だといわれます。
(しかし、「タゴガエル」も「ヤマアカガエル」とよく似た特徴を持っていて紛らわしいです。)
本種のほうが全体的に模様やコブのようなものが少なくて滑らかで、明るい体色をしている印象です。

本種の場合は、平地の田んぼやその周辺で見かけることがほとんどです。

ウシガエル(食用ガエル)以外でも、ヒキガエルなどの毒性を持つもの以外は概ね食べられるはずですが、義母が子供の頃は、このカエルだけを選んで食材としていたそうです。