各種小型三脚、スタンド

 

実は、2011年初頭の執筆時点でishidaはちゃんとした大型の三脚は持っていませんでした。

当時の手持ちの三脚はベルボンの中型三脚「SEF-3」に雲台だけスリックの立派な3WAYのものが付いています。
滝の撮影などでは三脚は必需品で、以前は三脚を担いで山の中を歩き回っていました。
しかし、重さと取り回しの悪さにちょっとうんざり…

---------追記----------
カーボン三脚買っちゃいました」に紹介していますが、2011年末にHORUSBENNUの(ishidaの人生初)カーボン三脚を購入しました。
-----追記ここまで------

小型三脚は結構好きで、卓上用のもの、クリップ型などいくつも持っています。
ただし、やはり決定版というものはなく、状況によって使い分けが必要と思われます。
小型三脚の出番といえば「バイクツーリング」「家族旅行」「登山」などですが、特に自分一人で行く登山ではぜひとも欲しいところです。
実際、一日一善の心掛けで「シャッター押しましょうか?」といった場合でも、お返しに写真を撮ってくれる確率は半分以下です。
恥ずかしがりやさんなのと、自分で構図を決めたいという欲求を満たすには三脚は必需品??
その場合は、基本的にアイレベルに近い高さがあったほうが良いことになります。
とは言うものの、気軽に持ち歩けるサイズもというと、実はそれが一番難しい…
一眼レフでの撮影は除くと、コンパクトカメラでセルフポートレートに向くものとして押さえたいポイントは

・気軽に持ち運べ、必要なときに取り出せるサイズ
・持ち歩くのに苦にならない程度の重さ
・カメラの付け外しのしやすさ
・できれば自立…
・アイレベルに近い高さがあればなお良い

ちなみに、コンパクトデジカメってマニュアルフォーカス機能はあまり付いていませんし、あってもまともにピント合わせするのって難しいですよね。
ワンショットAF機能みたいなものを搭載したコンパクトデジカメってあるんですかね?
MFモードで一時的にAFを働かせてピント合わせ、そこからゆっくりフレーミングして雲台を固定し、セルフタイマーで撮影出来るとうれしいんですが…
(一眼レフなら当然ながら可能、コンパクトではないDiMAGE 7@やDiMAGE A−1などでも似たようなことは出来ましたが…)

---------------------------- 2011.02 追記 ----------------------------

コンパクトデジカメではありませんが、マイクロフォーサーズの「Panasonic GF-1」はAF/MF切り替えすることなく「AF/AEロック」ボタンによりAFロック(設定により同時にAEロックの有無も選択可能)することができます。

ホルスベンヌ PQ-5(折畳み三脚)

ベルボンの「CUBE」を購入する前に、タムラックの「ZIPSHOT」を購入したのですが、山に持参したところ(ishidaの固定の仕方が悪かったせいで)紛失してしまいました。
その後に「CUBE」を購入したのですが、「自由度の少ない雲台」のため登山での使い勝手は少々疑問符が付く結果でした。

で、やっぱり自由雲台の付いた「ZIPSHOT」の方が良いかなあと思いましたが、また同じものを購入するのも…ということで、たまたまGmarketで見付けた「どう考えてもパクリ商品」の「PQ−5」を購入してみることにしました。
中国製という点では本家も同じだし、極端に品質に違いがあるかどうかも興味があったので、他の商品と一緒に購入してみました。

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ホルスベンヌ「PQ-5」と雲台「PB-57S」を組み合わせたもの。

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 ボロいスタッフバッグ付き。

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山で紛失した本家「ZIPSHOT」。

本家ZIPSHOTとは、雲台が別体であることが大きな違いです。
今回はオプション雲台「PB-57S」付きで26000ウォンのものを注文しました。
(実際には更に韓国国内配送料とEMS料金が加算されます。)
結果は、本家の「ZIPSHOT」に比べると、お値段は半分くらいですが品質(感)も半分くらい?お値段なりの造りだが実用にはなるかなというレベルでした(^^;
(ZIPSHOTだって造りには高級感はないですが、比べてしまうとPQ-5は安っぽさを演出しているのかと思うくらいの差があるのは事実です。)
そもそも韓国ではホルスベンヌが販売はしていますが、パッケージにはメーカーも何も書かれておらず、中国のパクリ製品専門の「無責任企業」が製造している様子です。
三脚基部の塗装なんかは凄い「ブツ」があって、見るからに品質低い(^^)です。
ブツがあるとお安くできる、なんていう理屈は無いと思うけど?(いい加減なメーカーがいい加減に製造しているので、工程管理や品質を無視して出荷しないと歩留まりが悪くなるのは道理です)

------------------------------公称値の比較-----------------------------------

伸長   ZIPSHOT:112cm PQ-5+PB-57S:105.7cm(PQ-5単体では100cm)
縮長   ZIPSHOT:38cm  PQ-5+PB-57S:28.5cm(PQ-5単体では24cm)
重量   ZIPSHOT:312g PQ-5+PB-57S:343g(PQ-5単体では260g)
積載重量 ZIPSHOT:1.35kg PQ-5+PB-57S:1.3kg 
雲台   ZIPSHOT:自由雲台(一体) PQ-5+PB-57S:自由雲台(PB-57S)取り外し可能
セクション数 ZIPSHOT:4セクション PQ-5+PB-57S:5セクション

ちなみに、「伸長」はセッティング時の高さではなく全長です。
セッティング時、PQ-5+PB-57Sでは92cmほどです。
(ZIPSHOTには「ZIPSHOT Mini」という弟分もあり、縮長23cm、伸長71cmとあります。)

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失われた(^^;ZIPSHOTと並べての比較はできませんが、コンパクトカメラからm4/3程度のカメラなら縦位置含めて十分、一眼レフは単焦点標準レンズくらいなら傾けなければOKかしら?。
実力的にはZIPSHOTとほぼ互角、という印象です。
Gmarketのショップの写真ではCanon EOS5D+単焦点をセットしているが、もちろんishidaにはそんな勇気ありません。

また、携帯性は軽さでZIPSHOTが有利、PQ-5の場合はセクション数が多いために、縮長は短い利点はあるが外径が太めになるのは不利です。

せっかくわざわざ雲台付きの物を購入したんですが、PB-57Sは「見るからにボロい」雲台でした。
見た目だけでなく、操作感も悪くていただけません。
最終的、にベルボンのクイックシュー雲台「QRA-3」を組み合わせて使用しています。

先日、「富士見台〜南沢山縦走」で実際に使用しましたが、雪に突き刺すと抜けない(ジョイント部分が先に抜けてしまい、雪に潜った下の方が抜けてこない)ということが判りました。
無理に引っ張るとショックコードが切れてしまいそうで怖いですね。
雪のある場合は、CUBEかST-3のほうが無難かも…です。

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分割が5セクションなので、縮長が短い代わりに畳んだときの束の外径が太くなる。

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ショックコードで繋がったジョイント。(左) オプションの雲台PB-57S。三脚基部の塗装ブツも見える。(右)

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雲台PB-57S。(左) 取り外した状態。1/4インチなので、一般の小型雲台の取り付け可能。(右)

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雲台として普通に使うのに不都合ありませんが、臼押し上げ式で感触も精度も悪い。

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よく登場するベルボン自由雲台QHD−41Q(左)とPB−57S(右)。

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交換すると、縮長が29.5cmになりました。

ちなみに、付属してきたスタッフバッグもけっこう安っぽくて、紐などもほつれているだけでなく、コードロックがショートショットで割れてるし(^^;なかなかこの低品質さも凄いですね。
ほつれを焼いて溶かし、ロックも手持ちの部品に交換してやりました。

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恐るべき品質(^^;ですな。金型もよほどボロいのか?(左) 交換しました。(右)


ベルボン CUBE

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ベルボンの「CUBE」(上) とケンコー小型三脚ST−3+ベルボン自由雲台QHD−41Q(下)

登山で使用する際のセッティングしやすさ、スピードアップを検討していたところ、2010年の写真用品ショーでベルボンから参考出品されていた「世界最速セッティング」を謳う「CUBE」という三脚が目を引きました。
しかし、何故か夏をすぎても発売されず…。

その後、タムラックから「ZIPSHOT」なるものが発売になり、こちらも「秒速セッティング」を謳い文句にしています。
重量も軽く、まるでテントのポールのようにショックコードで連結された脚部が自動的に繋がって固定されるのがユニークです。
早速購入してみましたが、「DSLRまでOKです」というのはちょっと誇大広告っぽい感じで、マイクロフォーサーズ程度までが許容範囲かしら?
しかし、秒速セッティングは謳い文句通りで、登山の際には扱いやすいかもという感じです。

しかし、2010年後半〜2011年初にかけては仕事の関係で全く山に行きませんでした。
初めて登山に持ち出したのが1月29日、南沢山に持参したところ、(ishidaの固定の仕方が悪かったせいで)どこかに落としてしまいました。
新雪の量も多かったので、翌週もう一度出掛けた際にも見つかりませんでした。
一度も使ってないのに…(T^T)

で、泣く泣く(?)追加購入しようと思ったところ、ベルボンの「CUBE」が発売になっているのが判りました。
価格も少しお安いので、試しにこちらを買ってみました。

伸長   ZIPSHOT:112cm CUBE:94cm
縮長   ZIPSHOT:38cm  CUBE:24cm
重量   ZIPSHOT:312g CUBE:390g
積載重量 ZIPSHOT:1.35kg CUBE:0.4kg (考え方が違うと思いますが…)
雲台   ZIPSHOT:自由雲台 CUBE:自由雲台(ワンタッチロック、縦位置切り替え有り)
テーブル上での使用 ZIPSHOT:不可 CUBE:可

積載加重の違いは考え方の違いと、CUBEの場合はロックを解除するとマウントが縦位置に回転することが重量物を不可としている理由のようです。
実際に立ててみた感触はCUBEのほうがしっかりしています。
ZIPSHOTの場合でも、揺れは大きいですが倒れそうな不安感とかはありませんし、パタパタと延びる独特の動作は面白いですし、背が少し高いのは利点ですね。
肝心のセッティングや収納はCUBEのほうがより迅速です。
ZIPSHOTの場合、「ポキポキ」と折り畳んでゴムバンドで留める作業が必要な点で不利ですね。

普通の自由雲台を備えたZIPSHOTに対して、CUBEの雲台部分は独特の構造で、洗濯バサミのようなつまみを握るとフリーになるため握った状態でフォーカスロックをしてからフレーミングを変える作業がしやすくて、セルフ撮影する際には助かります

また、携帯性は軽さでZIPSHOTが有利、厚みと長さでは圧倒的にCUBEが有利といえます。
CUBEの場合、畳んだ状態でフラットになるため、バッグの中に携帯する際にも嵩張らないのは良いところですね。

最終的、にベルボンのクイックシューベース「QRA-3」を組み合わせて使用しています。

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「CUBE」を畳んで手に持ったところ。石突きはゴム製です。

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右下の部分が雲台をロック解除するつまみ。

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ゴムの石突きを持ってえいやっと伸ばします。セットした状態は
こちら

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足を伸ばした状態からは、矢印の方向にロックボタン部を握ることでロック解除できます。

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ワンタッチで縦横が切り替え可能です。縦にした時のロック機構はありません。


スリック プロミニ

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既に原型のない雲台部(左) 半分は雲台になってしまいました(右)

どこがプロなのかは不明ですが、当時はボール雲台の「プロミニ」の他にただの「ミニ」(こちらは2ウェイ雲台)もありました。
こちらと、ベルボンのMINI-Fとどちらにしようか悩みました。
(ベルボンはワンタッチロックの3段で背が高くてスタビライザー付き、クランク式エレベータで雲台も2ウェイでした。)
結局、軽さと簡便さからスリックのプロミニにしました。

プロミニはアルミの丸パイプ二段、ボディ、脚のロックナット、エレベータ部のロックナットは樹脂製です。
また、エレベータの下に吸盤が付いていて、車のボディなどの平滑な面につける事で安定性をアップすることが出来るという触れ込みでしたが、結局ほとんど使っていませんね…。(もともとあくまでも補助的な意味合いしかありませんし)
また、自分は持っていませんが「Sポール」という一脚と組み合わせて、スタンドとしても使える(平坦な場所限定)のも売りでした。

最初は植物の撮影などのマクロ・ローアングル用として購入しましたが、どちらかというとサーキットでの望遠撮影時の補助としての用途がほとんどでした。
余談ですが、サーキットでは一般的には超望遠レンズで一脚を立てて使用している方が多いのですが、実際には一脚ではコーナリングする被写体を追い続けるのは困難です。
(プロフェッショナルな方は、「止め撮り」か休憩時のみ一脚を地面に立てているように見受けられます)
この三脚を自分の胸に押し当てるようにして支えることで、流し撮り時のブレをある程度防止しつつ、自由にカメラを振ることが出来ます。

もともと付いていた自由雲台は小型のボール雲台で、カメラにねじ込むために三脚座ごと回転させる一般的な方式のものでした。
しかし、ある日、カメラ(α8700@)にねじ込んだらカメラ側の三脚ネジ部のカシメが外れてしまい、メスネジごと空回りして取り外し不能に(^^;
カメラの三脚ネジ部ごと交換してやろうと思ったら三脚座がカメラの底面カバーのネジを隠してしまっているため、カバーもはずせない状態に…
三脚座をちょん切って、三脚ネジだけの状態まで削ってやることで、やっとカバーが外れました。
ヘッドを回してねじ込むタイプの雲台は元々嫌いだったので、ベルボンの「ネジだけ回す」タイプの中型ボールヘッド(ベルボン PH-163)に交換しました。
(超小型三脚に中型雲台のため、ずいぶん頭でっかちに…)
このボールヘッドは、大型の雲台のように三脚ネジ部にロックナットも併設されているため、使い勝手は非常によろしいです。
時々付け替えて大きい三脚でも使用しています。
三脚自体は20年以上使っているため、樹脂部分はそろそろ白っぽくなっていますが、まだまだ現役。吸盤はボロボロです…
昆虫撮影の際など、単純に地面に置いてローアングル撮影するよりも、先の説明のように自分の胸に押し当てたり木などに押し当ててホールドするとか、グリップとして使用したりすることのほうが多いです。
現在売られているモデルは「プロミニV」になっていますが、違いは良く判りません(^^;

しかし、下の自由雲台QHD−41Qと比べて大きさの差は歴然なので、プロミニ用にもこちらを付けるようにしようかしら?

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左がQHD−41Q、右がPH-163


ケンコー小型三脚 ST−3+ベルボン自由雲台 QHD−41Q

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元々のST-3(左) ST-3+QHD-41Qの改造後(右)

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QHD-41Qはレバーの操作で簡単にリリース可能です。

いわゆる「シャキーン」と伸縮する小型三脚のST−3。
(テレスコピック式の足にダボが出てロックされるもの)
足を伸ばした際のロックは、最上部の脚を回す方式で、ちょっとやりにくいかな?
スペックは縮長260mm、伸長1060mm、8段のものです。
標準では1パン棒タイプの結構立派な雲台が付いています。
この雲台を取り外し、ベルボンの自由雲台を取り付けてみました。
雲台を取り外すと、結構単純な造りでびっくり。
開脚の規制は上からかぶっているおむすび型の板金に足が当たるだけ。
標準の雲台の取り付けねじは普通のネジピッチのため、他からネジを移植。
QHD−41Qはクイックシューが内蔵されているため、必要に応じて三脚をセットして取り付ける作業が短縮できて便利です。
(実は三脚座にネジをセットするのってかなりストレスを感じるんです。それって私だけかしら?)
雲台は一眼レフ(+標準レンズ)程度の重量に耐えるものなので、剛性・精度とも問題なし…ややオーバースペックなくらいですね。
ただしこのセットだと、便利さとの引き換えに全体の重量がかなり重いのが難点。
元のST−3でも420g、雲台を付け替えて480gと、60g(^^)の重量増加です。


ハクバ モノスタンド10

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基本形のテーブル三脚モード。

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縮んだ状態(左) 壁や立ち木などに立て掛けて使用することも可能(右)

これも「シャキーン」と伸ばす方式の10段の足を持ったものですが、基本は一脚です。
縮長245mm、伸長1400mm(結構伸びます)自由雲台装備です。
特徴は、テープル三脚も兼ねる構造になっていることです。
縮んだ状態で、畳まれている樹脂のパーツを開くとテーブル三脚になります。
裏技で、一脚の状態で樹脂の足を開けば壁や柱に立て掛けて使うこともできます。
(倒さないように注意)
一脚としては、構造上ふにゃふにゃなので、まっすぐ立てて真上から軽く荷重をかける程度のほうが安定します。
または、立てた状態でグリップとして持ったり、ズボンのベルト部に突っ込んで(公序良俗に反しないよう注意)支えの補助にするとかも良いかもしれません。
脚のロックはナットを回すタイプで、ST−3のような脚を回すタイプよりこちらのほうが使い易いです。


Gorillapod(ゴリラポッド)

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全身ユニバーサルジョイントで構成されています。

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こんな感じで巻き付けても使用可能。

いわゆる「アイデア商品」的なノリですが、結構便利でお気に入り。
小さいながらもクイックシュー付きなのも使い易いですね。
くねくね曲がるだけでなく、ゴムのリングがグリップしてくれるおかげで棒などに巻きつけても思ったより安定。
ただし、構造上大した剛性はないのでセルフタイマーで使用する用途に限られます。
風が強いと却って揺れるカモ?
結局、スタンドとして置いて使うよりも、巻き付けて使う用途に向く印象です。
私の場合は、トレッキングポールに巻き付け、腕に持ってセルフポートレート(登山の記録の写真の多くはこれ)、立て掛けたり雪の上に突き刺して使用したりしています。

バリエーションとして、一眼レフ用と銘打った兄貴分もありますが、そっちはなんとなく不安感を感じますね…使ったことは無いので、単なる印象ですが。
全体がユニバーサルジョイントなので、耐久性はどれほどかはちょっと心配です。

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クイックシュー付きのヘッド部。
クイックシューのネジはコインで回すタイプ。


UltorapodT(ウルトラポッドT)

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脚は畳むか開くかの2ポジション。

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ベルクロを使うと、こんな感じで固定可能です(左) 雲台は固定機能付きのボールヘッド(右)

以前、登山用品店で購入しました。
その後、GWの鳳凰三山に行ったときにセルフポートレートしてそのまま岩の上に忘れてきてしまいました。
で、2008年に再び購入。
ネットで調べても、写真関係のお店よりもアウトドアのお店で扱っているようでした。
サイズが2種類あり、前回は大きいほうのU、今回購入したのは小さいほうのT。
ウルトラポッドの特徴は、ベルクロテープが組みつけられていて、自転車のハンドルやポール、木の枝などに巻きつけて固定できます。
いわゆる「他力本願」的発想ですね。
クリップタイプに比べて、ベルクロテープの長さが届く分の太さに対応できるのも利点です。
もちろん、普通の卓上三脚としても使用可能です。
雲台は小さいながらもボールヘッドの自由雲台。意外に(失礼)しっかりしています。
残念なのは、クイックシューではないのでカメラの付け外しが面倒なことです。
(逆に、コンパクトなので常時付けっ放しでもよいかも)


Digio(デジオ)クリップタイプ

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実際にはカメラを載せると自立は困難です。

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こんな感じで固定可能です(左) 雲台は固定機能はなくて、クイックシュー付き(右)

15mm程度までの棒状のものにクリップオンすることができます。
トレッキングポールなどにクランプすることで、他力本願的な使い方も可能。
また、クイックシューも装備しているところは良いですね。
側面に突き出したつまみを回してクイックシューを固定・取り外しします。
雲台はいわゆる自由雲台ですが、固定する機能はなく、縦構図には制約が大きそうです。
ただし、一見すると卓上スタンドとして使えそうに見え、下面にも滑り止め風のクッションが貼ってあるのですが、バランス的にはほとんど自立不可能です。
(下の写真のように、何かにクランプすれば倒れません。)
実際には同じものがいろいろな名前で売られているようです。


Digio(デジオ)卓上スタンドタイプ

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畳んだ状態は非常に薄い。

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使用時(左) このカメラの場合は縦でないと倒れます(右)

畳まれた状態では非常に薄いのと、価格の安さが特徴。
使い勝手はイマイチ。カメラによる制約は大きく、写真のようなセットが可能なカメラの場合は縦構図のみ対応。逆に、三脚ネジがカメラの中心にある場合は横構図のみ。
しかし、はっきり言って単なる卓上スタンド以上の用途は難しいですね。
(こちらも実際には同じものがいろいろな名前で売られているようです)


エツミ ツーウェイクリップ

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かなり大型で嵩張ります(左) 大きく開き、クランプ力も強力(右)

本格的な(?)クランプスタンドです。
レフライトなどを固定するのに使用されるような、50mm程度の厚さのものまでつかめる大型クリップに小型の自由雲台が付いています。
クランプ力も強いため、やや大きめのデジタルカメラまで固定可能です。
フラッシュ用のクイックシューアダプタが付属しているため、フラッシュをセットすることまで出来ます。
難点は嵩張ることですね……登山とかには無理です。
これもKenkoや尼さんなどでも良く似たものが販売されています。
(初めて見たのはHONDAの純正部品としてカタログに載っていたもの。バイクツーリングのお供としてG氏が購入。)