ishida式の鳥海山(矢島口)登山
2011年8月1日(月)〜2日(火) 長い夏休みを利用して東北遠征。第一目的地は鳥海山。

今年は震災の影響もあって、GWの連休がない代わりに夏休みが長くなりました。
夏休みが長くなることは判っていたのですが、7月までは多忙だったのと、心身の疲れから、はっきりとした夏休みの計画は立てていませんでした。
(家族で韓国旅行という案も何となく立ち消えに…)
直前になって突如浮上したのが「みちのく一人旅」の計画です。
このところ山にも行っていないこともあり、長いお休みを利用して東北の山を目指してみようということで(やや準備不足の感もありますが)、第一目的地を「鳥海山」としました。

あとは天気と体力、資金の都合で流動的に(^^;

家族もほったらかしで、なんてスチャラカなお父さん…

 

7/30(土)に準備をしておき、7/31(日)の昼間に出発、宿泊予定の秋田県由利本庄市を目指します。
旅のお供はエブリちゃんなので、途中で2回も給油しちゃいました。

 

翌8/1(月)、好天の空の下、鳥海山矢島口(祓川)登山口を目指します。
舗装された林道を登山口まで走り、登山前の朝食をとっていると、山頂にはいつの間にか雲が(^^;;;;;;


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清々しい朝の空気の中、鳥海山登山口を目指します。

 

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矢島口の祓川駐車場に着いたら、山頂に雲が…。

 

祓川山荘で登山届けを投函し、ついでに登山道情報を入手。
途中の雪渓はかなり小さくなっている様子、特に歩行には支障ないとのことです。

山荘前の湿原を横切り、神社の脇を抜けるといよいよ本格的な登りにかかります。
最初の雪渓ではいきなり足場が悪い(^^;
朝一番、更に低いところの雪渓ほど溶融と再凍結を繰り返しているため歩きにくいということですね。

 

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山荘前からしばらくは湿原の中を行きます。

 

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賽の河原の雪渓を登ります。

 

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雪渓の上部から山荘と神社を望む。(左)  歩き始めると、すぐに蒸し暑くなってしまいました
。(右)

 

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雪渓上部から御田の湿原を振り返ります。

 

一段登った「賽の河原」の湿地の先は雪渓を登り、もう一段上の「御田」の湿原に出ます。
木道のある湿地を進んで、ここから先も傾斜の急な雪渓を(少しだけ)登り、更に左手の草付きの斜面に取り付いて暫く斜面を回り込むように登ると「康ケルン」のある「七ツ釜避難小屋」の分岐に出ます。

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避難小屋との分岐にある「康ケルン」。(左) 雪渓を斜めに登ります。(右)

さらに百宅口からの登山道分岐の先で小雪渓を横切り、更に少し進むと左手に溶岩が深くえぐられた「七ツ釜滝」の奇観が見えます。
開けた沢を横切る地点が従来の登山道と「康新道」との分岐になっています。

左手の従来の登山道を進むと、いよいよ「大雪路」の雪渓の末端に取り付きます。


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七ツ釜滝の奇観。(左) 大雪路の雪渓に入ります。(右)

 

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右側に登山道が所々出ていますが、今回は雪渓の中央を行きました。

 

積雪自体は多かったはずですが、早い梅雨明けのせいかさすがの大雪路も既にかなり縮小して、上下に分断されているようです。
大雪路の雪渓上に出ると、正面に鳥海山の山頂部が見渡せるようになりました。
時折り雲も切れ、山頂部(実際には外輪山)も顔を出してくれました。
右手の草付きには登山道が顔を出していますが、雪渓の上端を目指して雪の上を気持ちよく進みます。

 

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雪渓上端も特に問題なく通過。

 

いったん雪渓が途切れ、もう一度雪渓の上部を登ります。
ガイドブックなどにも、雪渓の中央を真っ直ぐ進めば良いというように書いてあり、見れば雪渓の上端部の先にピンクテープも見えています。
しかし、いざ行ってみると雪渓の最上部はスノーブリッジになっていて、そろそろ崩落の限界点近いんでは?。そっと渡ります(^^;
スノーブリッジの下には登山道のペンキマークが半分埋まって見えています。
スノーブリッジを渡った先の登山道を進んで振り返ると、右岸側に踏み跡が伸びており、エスケープルートがあるようです。
途中で抜いてきた後続の単独行の男性が向こうに見えたので、踏み跡を下って取り付き点を教えてあげました。
話をすると、地元秋田県の方で鳥海山は何度か登っているが矢島口は初挑戦だそうです。

 

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雪渓上端は右奥ですが、この状態は写真中央辺りから左の草付きへ行ったほうが良い。

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雪渓上端はこのようなスノーブリッジに。

ここからは雪渓上部の狭い谷を上って行くと溶岩が水の流れで大きくえぐられた「氷の薬師」を通過します。
その先、谷の右岸側を登って広い斜面を登ってゆくと樹林が途切れ、山頂部へと続く「舎利坂」の下部へ出ます。
お花畑の中を登ってゆくと、再びガスが切れた先に外輪山の岩塊が見えてきました。

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雪渓の上部に続く狭い谷を登ると「氷の薬師」を通過。

 

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ヨツバシオガマ(左・右)

 

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最後の雪渓を通過。(左) 山頂(外輪山)が望めます。(右)

 

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雪渓を過ぎると七高山へと真っ直ぐ続く舎利坂下部に達します。

 

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お花畑の中を登ります。 

 

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いよいよ山頂が近付きます。

 

最後にザレた斜面に踏み跡が交錯し、更に歩きにくい登山道を登り切ると外輪山の最高地点「七高山」に到着です。
正面を見るとちょうど再びガスが切れ、鳥海山の最高地点のある「新山」が姿をあらわしました。
垂直に切れ落ちた外輪山の先に現れた溶岩の岩塊の積み重なったその姿は神々しいほどの迫力がありました。

 

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七高山の山頂に到着。

 

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ちょうど正面のガスの中から新山が姿を現しました。

 

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外輪山の内側は切れ落ちた断崖。(左) 中央右寄りが最高地点。(右)

 

ガスが巻いたり晴れ間がのぞいたりするなか、遅れて登ってきた先程の単独行の方と一緒に新山の山頂を目指します。
道は急斜面を下っていったん外輪山の内側に下ります。

 

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外輪山から見下ろす内部の雪渓と大物忌神社・頂上御室。

 

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急斜面を外輪山の内側へ下ります。(左) 分岐を新山へ。こんなところにも例のアレ?(右)

 

新山と頂上御室(大物忌神社の山小屋)の分岐でいったん別れ、予約無しでも山小屋に宿泊可能か確認に行きます。
(基本は予約が必要だが、昨日から何度電話しても通じない&そもそもソフトバンクの携帯が東北地方でつながりにくいため、予約できていなかった)
問題なく泊まれるとのことで、今日は下山しなくても良いので楽チン(^^)ですね。
まだ時間も早いので、山頂周辺散策や、出来れば御浜・鳥の海まで足を延ばすことも可能かしら?
分岐まで戻り、荷物をデポして新山の山頂に向けて登ります。
足場は不安定ではありませんが、ゴロゴロした岩塊をいくつも越えて、更に胎内もくぐりぬけて登った先が新山の山頂です。
周囲は大きな岩塊が林立し、なんともこの世のものでないような雰囲気を漂わせています。
まさに神の領域といえる光景ですね。
更に山小屋から直接登るルートは、岩の割れ目を通って山頂に達するようになっているようです。


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新山への登りから見た外輪山からの下り道。

 

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岩塊を越えて新山の迷路のような山頂部へ。

 

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正面の岩塔が新山の最高地点。(左) 到着っ!(右)

 

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山頂部は複雑な地形で、この世のものとは思えない奇観です。

 

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山小屋側から来るルートは岩の割れ目を一旦下ります。(左) 下山中にガスが切れて正面に七高山。(右)

 

山頂で今日は日帰りの予定の秋田の男性とお別れし、再び小屋前に戻ったのがお昼頃ですが、この頃からはなかなかガスが晴れることがなく、だらだら過ごしているうちに山小屋の受付時間(13:00)になりました。
下山しようか迷うところですが、日本海に沈む夕日、翌朝の影鳥海に期待して宿泊することにしました。

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小屋側から見る新山は、ただの岩の高まりのように見えます。

 

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外輪山の内側は荒々しい表情です。(左) 西鳥海方面へ続く「千蛇谷」。(右)

 

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ガスの中から現れた荷揚げ用のヘリコプター。


小屋は寝具に毛布3枚、単独や少人数のパーティは垂直の梯子を登った3階(屋根裏とも言う)に入れてくれたため、スペースは余裕でした。
後から到着したツアー団体は1階でぎゅう詰め…
ヘリの飛来を見物したりして、時間をつぶします。

 

ところで、宿泊者には小屋で水を分けてくれるかと思ったら、基本的には山頂の小屋では水は貴重なんで「ミネラルウォーターを買って下さい。」というスタンスのようです。
とはいえ、外輪山を下ったところの雪渓の下に水場を作ってくれてあるので、歩いてそこまで行って汲んでくればOKです。(小屋でも教えてくれます。)
小屋からも歩いて10分もかかりませんが、水が取れるかどうかは新山の南東面の雪渓が残っているかどうかにかかっています。

 

5:30噂どおりの質素な夕食の後は、ストレッチと地図を眺めてのイメージトレーニング。
期待していた夕日はガスのため全く見えず、早々に床につくことにしました。

 

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三階(屋根裏)のスペースは余裕。(左) 翌朝になってもガスは晴れず。(右)

 

窓側だったため、深夜にも時々窓を開けてみますが、外はずっとガス…。
日の出の時間が近付いてもガスが切れる気配はありません。
結局ガスは晴れず、何となく空が明るくなっただけの夜明けでした(T^T)
出発時間が団体さんとかち合わないよう、5:30の朝食の時間までに一応の出発の準備を済ませておきます。

 

自分は本来「山小屋泊まり」はしない派ですが、昨今はとにかくツアー登山が多いことや、団体さんがはしゃいでうるさいことも多くて、今回も何となく辟易。
おばさんたちに至っては、歯磨き、お化粧、おトイレといった行事を下界と同じようにしないと気が済まない人も多くて何だかなあ。
ツアーでしか登山できない人たちは、せめて団体行動の決まりを守ったり、ガイドさんの言いつけには従いましょうね。(きちんとした人もいるんだけど、決まりを守れない人達が目立ってしまうのね。)
…って、またツアー登山の悪口ですみませんねぇ。

 

天候の回復はあまり期待できないなということで、今日の目的は早々に下山してブナの森の散策に切り替えます。

もう一度外輪山に登って振り返ると、急に雲が切れて新山と反対側には下界が見渡せます。
「これは下山せずに周遊してもいいかも(^^)」と頭を切り替え、外輪山を時計回りに歩き出すと、再び南側からガスが湧き上がってきて、新山も下界もあっという間に隠れてしまいました。

 

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外輪山の稜線に出たら一瞬雲が切れて新山が姿を見せました。

 

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お花畑も朝日にキラキラ。

 

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また別の角度からの新山。右手には下界も見えています。

 

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大物忌神社と頂上御室がマッチ箱のように見えます。あれ、またガスが…。

 

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結局またガスの中に。結局、今日は諦め。(左) とりあえず来た道を戻ることに。(右)

 

上部は雲が薄くて天候自体は悪くもなさそうなのですが、いったん山頂にガスがかかってしまうと、なかなか取れそうもないなという印象だったので、やはり下山することに。

七高山に戻り、来た道をとぼとぼ下ります。
大雪路の上部で今日初めて登ってくる人と遭遇、スノーブリッジについて注意しておきます。
時折小雨も降るなか、蚋もたくさんたかってくるし、蒸し暑いしでなんだか寂しい気持ち。

 

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舎利坂下部から祓川山荘が見えました。

 

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朝の雪渓はまだ固くてやや足場に注意。

 

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開けた地点まで来ると、蚋の攻撃もやっと下火に。

 

更に下って雲の下に抜けると、行く手に祓川山荘が見えています。
氷の薬師、御田の上部の歩きにくい斜面を下ってやっと蚋の攻撃から逃れることが出来たようです。
祓川山荘で登山届けに下山の記入をして、駐車場に戻りました。

エブリちゃんの蓋を開け、登山靴と濡れたシャツを脱いで開放感&ちょっと腹ごしらえ。

少しのんびりして、本日のお宿と明日の行動について計画を練る。
気持ちとしては、いわゆる西鳥海(御浜、鳥の海周辺)を見られなかったので、明日の天候によっては鉾立から最低限は鳥の海まで登ってみたいんです。
このまま秋田県側に留まって宿泊、天候を見て鉾立へ移動するパターンでの行動を画策。
昨日は快適性から言えば野宿と大して変わらない(^^;山小屋泊まりだったので、今日は温泉に泊まりたいぞ〜。
昨日のシミュレーションから、猿倉温泉鳥海荘か湯の台温泉辺りが有力候補。
猿倉温泉の場合は、15kmほど逆方向に戻る必要があるが電話で予約できればGoodかなと思いましたが、ここでもソフトバンクの弱点が…

結局、まずはそのまま中島台まで行き、ブナの森と獅子ヶ鼻湧水群を散策することに決定。
その後、湯の台温泉に向かい、直接宿の交渉?

 

--------------------------- 今日のおまけ ---------------------------------

 

ちょっと心配だった林道はそれほど狭くもなく、舗装も良好(っていうか、ずいぶん道が良くてびっくり)でした。
中島台に着くと、あっと驚き!観光バスが団体さんを乗せてご到着。
実はずいぶん有名な観光地だったんですね(^^;
そういえば以前もTVで鳥海山山麓のブナの森、「あがりこ」と呼ばれる奇形ブナの王様「あがりこ大王」も紹介されていた。

ブナの森での昆虫との出会いも期待して、ここは一眼レフも持参して散策します。
管理棟の前で地図もGetし、団体さんと出会わないことも期待して(^^;出発します。

しかし、肝心の「あがりこ大王」に向かう袋小路の遊歩道で2団体に追い付いてしまいました。
なんとかガイドさんの説明のタイミングを見計らって上手くクリア(?)出来ました。

 

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燭台型のブナ。(左) 森の奥で「あがりこ大王」にご対面。(右)

 

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大き目の写真でもう一度「あがりこ大王」。

 

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最大の湧水口の「出つぼ」。(左) あちらこちらに奇形のブナ。(右)

 

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湿地に生える巨大な奇形ミズナラ。(左・右)

 

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湧水の温度が低いため、常に川霧に覆われています。

 

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鳥海マリモ生育地。(左) 苔に覆われた岩。(右)

 

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様々なブナの樹形。(左・右)

 

「あがりこ大王」、大湧水群の最大湧出口である「出つぼ」、「鳥海マリモ生育地」などの他にも見所がいっぱい、昆虫は思ったほどいっぱい出会わず(^^;でした。

管理棟まで戻り、管理人さんといろいろ情報交換して盛り上がりました。
ついでに湯の台温泉への連絡のため、衛星電話まで貸してもらっちゃいました。
(管理人さんは湯の台温泉が地元だそうです。)
中島台以外にも「元滝」の湧水が綺麗だとのことで、紹介もしてもらいました。

 

※あがりこ大王に代表される奇形ブナは、過去の薪炭目的の伐採により形成されたものだそうです。
まだ雪のある時期に伐採・運搬が行われ、そこから再萌芽して成長するためにこのような変形した樹形となり、逆にそのお陰で伐採を免れたためにこのような森が残ったということです。

また、鳥海山の伏流水が湧き出す獅子ヶ鼻湧水は、地表に湧出するまでに80年かかると言われていますが、管理人さんに聞いたところでは、雪の多い年や雨の多い年には湧出量も増加するそうです。
確かに、100%が80年かけて湧出するわけではなく、表面近くや雨水も加わるはずですから、このような保水量の大きい森でも量の増減はあって当たり前かもしれませんね。

逆に更に巨大な面積を持つ富士の湧水群(特に富士宮市の浅間大社にある湧玉池など)はほとんど変化ありませんね。


 

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元滝の湧水にも立ち寄る。上部には川は無く、すべて湧水だそうです。

 

元滝を散策後に、予約しておいた湯の台温泉「鶴泉荘」へ着弾。
晩御飯までにお洗濯、入浴などでのんびり。
しかし、田んぼに囲まれた田園風景の一角にある湯の台温泉、何だかほんとにのんびり…
「鶴泉荘」は日帰り温泉施設も兼ねた公共の宿のため、お値段もリーズナブル。
(でも、ネット環境はありません)

しかし、人家のある下界まで下ってきているのに、相変わらずSB携帯はまるで繋がりません。
(SBの場合、アンテナ1本立っているだけの場合、まず通話は出来ません。)
外へ出て、いつの間にか雲の取れた鳥海山が夕焼けに染まるのを見ながらお家に無事を知らせる(?)メール送信。うろうろ歩き回って電波状態の良い場所から通話も出来ました。

 

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日本海のほうに(^^;沈む夕日。(左) 日没時にはすっきり晴れた鳥海山山頂。(右)

 

夜は管理人さん(豊橋に親戚がいるとか)とお喋りして情報交換(^^)、お陰で人恋しさもまぎれた気がします。
明日は、以前の週間予報とは違ってきて天気も良さそう。もう一度、鉾立から鳥海山に登って鳥の海を見ておくことに決定!


------------------------------------ 続く ---------------------------------------