タカサゴキララマダニ
鋏角亜門 クモ網 ダニ亜網 ダニ目 マダニ科 約9mm
まるでつぶれた柿の種が歩いている様でした
スケールは0.5mm刻みです
自宅の庭で発見した「巨大ダニ」です。 前肢を広げてポーズをつけている仕草は、取り付く相手を探しているように見えます。 大きさが判るようにと思ってスケールを当ててみましたが、鋏角の先から体の後端までが約9mm程もありました。 その後一度も出会っていませんが、詳しい正体は一体何なのでしょうか…気になります。 ---------------------------- 2007.10 追記---------------------------- 2007年の夏にまた出会いました(^^) ---------------------------- 2021.06 追記---------------------------- その後は山地などで時々出会いますが、本種の場合は「タカサゴキララマダニ」というものであることは判りました。 全てのマダニが病原体を持っているわけではなく、マダニに吸血されること=重篤な症状が出るということではありませんが、ishidaも2015年の東北遠征時に八幡平周辺を歩いて帰宅後に「ツツガムシ」によると思われるダニ咬病により、40℃の高熱と起き上がれないくらいの激しい悪寒・目眩に見舞われたことがあります。(直接の確認できませんでしたが、地域性や潜伏期間、咬傷部の状況などからツツガムシが加害虫と推定しました) ishidaの場合、2021年の春は自宅の裏山の木を伐採・枝打ちの作業をしている際に(もちろん長靴、長袖に革手袋もしていましたが)マダニ(キチマダニ?)に取り付かれたようで、夜の入浴時に腰で吸血しているのを発見しました…。 この時に見た「タカサゴキララマダニ」は、明らかに外見の違う2形がありましたが、これは革質の「背板」で体全体が覆われているのがオス、従来から見掛ける「背板」が頭部の後ろの胴体1/3程度を覆っているだけのものがメスだとのことです。 |
下に合成した等倍のスケールで体長7mmほどです。
口器(鋏角)は長く伸びていて、触肢が両側からガードする構造のようです。
2021年5月に見たこの個体は背面全体が「背板」に覆われて折り、これがオスだそうです。
頭部も形が違う(?)
同時に見たこちらはメス。