ホソミオツネントンボ

トンボ目 均翅亜目 アオイトトンボ科  体長40mm前後

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成熟オスは体全体が青く、黒褐色の独特の斑紋が特徴的。

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これは木の枝に擬態のポーズですが、青いとけっこう目立つ(^^)

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連結したペア。このメスは体色が青い。

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沖縄などで周年発生するものを除き、日本国内では3種だけの成虫越冬するトンボです
(他の2種は近縁な「オツネントンボ」とイトトンボ科の「ホソミイトトンボ」)
未成熟なオスやメスは灰褐色をしていますが性成熟すると青くなり、特に成熟したオスは明るい水色の体に特徴的な黒褐色の斑紋が特徴的です。
(メスは青みが出るものと灰褐色のままのものの両方のタイプがあるらしい)

「ホソミイトトンボ」はishidaの地元のフィールドでは非常によく見掛けるものの、本種の場合は愛知県東部も分布域には入っていると思うのに、生息環境の選り好みが激しいのかこれまで見たことがありませんでした。
2024年になって、これまでに探索したことのない新しいポイントを見繕って出掛けたところ、偶然にも多産地を見付けることが出来ました(^^)
実際には同所的に「ホソミイトトンボ」も生息しており、サイズや色合いも似ていて初めは「ああ、いつものホソミちゃんね」と思ってしまいましたが…(^^;

実際、非常に用心深くて接近することが難しい印象でしたが、カメラのファインダーで捉えた本種の青さに暫しうっとりしてしまいました。