ヤマトシリアゲ 

シリアゲムシ目 シリアゲムシ科  約15mm

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立派な交尾器を持ったオス

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ハエを捕食するオス

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腹部の末端に二股の器官があるメス。

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これも個体差の範囲?(それとも別種?)

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シリアゲムシ目は、「シリアゲムシ」だけで構成されるマイナーな(?)分類群で、完全変態する昆虫としては最も期限が古いといわれています。

どの種も例外なく鼻面が長く、腹端を持ち上げている姿勢から「シリアゲムシ」と名付けられています。
オスの腹端には特徴的なヤットコのような交尾器官が付いており、メスの場合は小さな2本の尾毛のような器官となっています。

ヤマトシリアゲは、東三河の山地では5月頃から8月にかけてよく見られます。

華奢なイメージの強いシリアゲムシの中では全体的にがっしりとした体のつくりで、体色も相まって「固そう」に見えます。
シリアゲムシの中には、カゲロウのように屋根型に羽を畳むグループと、水平に畳むグループがいますが、このグループは前後の翅を水平に重ねてV字型に畳みます。
「シリアゲムシ」の名の通り、普段は腹端を持ち上げるようにしていますが、特にオスの場合は立派な「ペンチ」のような期間を誇示するかのように反らせています。

春に現れる個体は全身が黒っぽくて「ヤマトシリアゲ」と呼ばれますが、夏に出現する明るい橙色の「ベッコウシリアゲ」は、本種の季節型といわれます。

翅の斑紋は地域によって変異があるそうですが、地域性以外にもそもそも個体差が激しいようにも見えるためはっきりは判りません。