ベッコウシリアゲ (ヤマトシリアゲ季節型)
シリアゲムシ目 シリアゲムシ科 約17mm
立派な交尾器を持ったオス
卵でお腹がはちきれそうなメス
シリアゲムシ目は、「シリアゲムシ」だけで構成されるマイナーな(?)分類群で、完全変態する昆虫としては最も期限が古いといわれています。
どの種も例外なく鼻面が長く、腹端を持ち上げている姿勢から「シリアゲムシ」と名付けられています。オスの腹端には特徴的なヤットコのような交尾器官が付いており、メスの場合は小さな2本の尾毛のような器官となっています。
「ベッコウシリアゲ」は「ヤマトシリアゲ」の季節型といわれ、東三河の山地では8〜9月頃に見られます。(春にも発生があるとのことですが、未確認です)弱々しく飛んで葉の上などに止まることが多く、明るい体色とも相まって見つけ易いものです。