シバカワトゲシリアゲ 

シリアゲムシ目 シリアゲムシ科  約13mm

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腹部第6節以降の末端3節は黒く、トゲシリアゲ類共通の特徴で第6節の背面にトゲがある。

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羽の紋様は「キシタトゲシリアゲ」によく似ています。

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こちらはメス。やや斑紋が濃いのは個体差と思われます。

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斑紋や体色が薄いメス。

トゲシリアゲ類では「キシタトゲシリアゲ」のほうが見かける機会が多いのですが、シリアゲムシ自体が分類群としてマイナーなため情報量が少ない中で、本種は特にマイナーな種といえそうです。

近縁でよく似たキシタトゲシリアゲが「赤ら顔」をしているのに対して、本種の場合は「顔黒」なのが特徴です。

山地性で、中部山岳周辺を中心に分布し、個体数は比較的少ないとのことです。
愛知・長野県境の茶臼山で初めて見ましたが、その後は2013年6月には岐阜県の「籾糠山」でも登山中にそれなりの個体数を確認しました。

2012年の青森遠征の際に八甲田山でよく似た種に出会いましたが、そちらは翅の斑紋が多くて腹部が黒くないことから別種のようです。

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八甲田山で見付けたこちらのトゲシリアゲの一種は別種のようです。