オキナワクビナガハムシ 

甲虫目 ハムシ科  体長8mm前後

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透明感のある赤が鮮やかで美しいハムシですね。

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腹面側はすべて一様に赤色です。

本種は、本土に分布する「アカクビナガハムシ」に対する、沖縄(実際にはトカラ列島以南〜台湾)に分布する近縁種です。
全体的にはやや小型で、前種の腹面が各節ごとに黒い部分があって蛇腹状の模様になっているのに対し本種の腹面は一様に赤い、全胸背板中央に点刻列があるのが相違点です。

どうして「オキナワ」だけを付けて「オキナワアカクビナガハムシ」とせず、「オキナワクビナガハムシ」としたのかはよく判りません…(^^;

前種がユリ科の「サルトリイバラ」をホストにするのに対して、本種の場合はやはり近縁の「ササバサンキライ」をホストにしているそうです。
沖縄でその植物を見た記憶はありますが、意外に本種に出会わないのはそもそも個体数が少ないためでしょうか?
(そういえば「アカクビナガハムシ」も平地では見たことがない…)