ニホンベニコメツキ

甲虫目 コメツキムシ科 体長約10mm

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一見すると「ミヤマ」のように見えますが、前胸部に横溝は無い。

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こちらの個体は前翅の会合部がはっきり黒い。

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ベニコメツキは櫛状の触角を持ち、前翅が赤いことから「ベニボタル」に擬態しているといわれています。

しかし、本家のベニボタルの仲間に比べ、ベニコメツキを見かける機会がありませんでした。

6月の茶臼山で初めて出会ったのは前翅の会合部が黒くないので「ミヤマベニコメツキ」だと思っていました。
実際には両種とも見ていたのに、「会合部が黒い」ことだけを拠り所にしていたため混同して同定していたようです。
(ネットなどの情報を鵜呑みにしすぎていたようです…)

「原色日本甲虫図鑑」では、
@頭部の1対の褐色班が有り(ニホン)、無し(ミヤマ)
A前胸部を横切る凹溝が無い(ニホン)、有り(ミヤマ)
B小盾板は屋根状に隆起(ミヤマ)、後半で隆起は弱まる(ニホン)
とあります。
しかし、@に関しては必ずしも当てはまっていないというのが実感です。

Aの特徴を当てはめてみたところ、写真に間違いがあったので訂正しました。

写真を整理した結果では今のところ、メスは見付けていません。