ミヤマベニコメツキ

甲虫目 コメツキムシ科 体長約8mm

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前胸部の中央を横切る凹溝があるのが「ミヤマ」のほう。

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前胸部の縦横を走る凹溝があるおかげで、4個のコブがあるように見えます。

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メスの触角は櫛状ではなく鋸歯状です。

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ベニコメツキは櫛状の触角を持ち、前翅が赤いことから「ベニボタル」に擬態しているといわれています。

しかし、本家のベニボタルの仲間に比べ、ベニコメツキを見かける機会がありませんでした。

6月の茶臼山で初めて出会ったのは「ミヤマベニコメツキ」のようです。
図鑑の記載などではいまひとつピンとこないのですが、前翅の会合部が黒いのが「ニホンベニコメツキ」、黒くないのは「ミヤマベニコメツキ」のようです。

擬態はうまくいっているのか、自分も最初の個体を見たときは「初めて見るベニボタルかな?」と思いました。

------------------------ 2013.06 訂正 -------------------------

前翅の会合部が黒いことは必ずしも両種の決定的な違いとはならないようで、はっきり見分けられていませんでした。
(ネットなどの情報を鵜呑みにしすぎていたようです…)

「原色日本甲虫図鑑」では、
@頭部の1対の褐色班が有り(ニホン)、無し(ミヤマ)
A前胸部を横切る凹溝が無い(ニホン)、有り(ミヤマ)
B小盾板は屋根状に隆起(ミヤマ)、後半で隆起は弱まる(ニホン)
とあります。
しかし、@に関しては必ずしも当てはまっていないというのが実感です。

Aの特徴を当てはめてみたところ、写真に間違いがあったので訂正しました。

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こちらは「ニホンベニコメツキ」でした。