キイロカミキリモドキ
甲虫目 カミキリモドキ科 体長13mm前後
触角の付け根と複眼、肢の一部以外は明るい橙色で非常に目立つ。
前翅から透けて見える後翅はやや暗色のようです。
「ハラグロカミキリモドキ」によく似た姿のやや大型のカミキリモドキの仲間です。鮮やかで透明感のある橙色の美麗な昆虫ですが、カミキリモドキの仲間は体内に「カンタリジン」という毒を持っており、派手な色合いは警戒色だと考えられています。実際、本種も含めてカミキリモドキ科の昆虫たちは撮影のために近付いてもあまり逃げることはない印象です。しかし警戒色は主に鳥などの天敵に対しては有効でも、毒が効かない相手もいるということのようで、ムシヒキアブなどの捕食性の昆虫の餌食になっているところも見掛けます。
本種は日本全国に分布するとされており、初夏の里山などで見られますが、ishidaの地元の愛知県東三河地域ではほとんど出会うことは無く、どちらかというと山地に多いようです。