ヒメキンイロジョウカイ

甲虫目 ジョウカイボン科  約20mm

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鞘羽の色は紫〜緑藍色とやや幅があります。この個体は少数派の紫が強めのもの。

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交尾ペア。やはりオスのほうが小柄でスリム、触角は太くて長めです。

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やや緑がかった体色の個体。

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いかにも肉食系の顔立ちです。

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初めて出会った個体は羽化時の事故でか?かなり翅などが破損していた。

キンイロジョウカイ属は大型の美麗種を多く含む仲間たちですが、「キンイロジョウカイ」が最も大型かつメタリックな美しい輝きのある代表種で、メスの体長は24mmほどになり、頭部も大型で迫力満点です。
本種「ヒメキンイロジョウカイ」は「キンイロジョウカイ」に比べると名前の通りにやや小型(といっても20mmを越える大型種ですが)で、メタリック感も控えめです。
また、「キンイロ」の場合は前翅の後半に褐色の領域があるのに比べ、「ヒメキンイロ」の場合は前翅の表面はほぼ均一の色合いとなっています。
サイズ的に近く、平地で見られる代表種の「ジョウカイボン」に比べ、本種を含むキンイロジョウカイ属は前翅の基部が幅広くて「怒り肩」なのは力強さを感じさせます。
(個人的には「犬みたいな顔付き」も肉食系を感じて好きです。)

同属の「アオジョウカイ」は東三河の低山地でも見られますが、こちらの「ヒメキンイロジョウカイ」は、更に標高の高い山地でないと見られません。