アオジョウカイ
甲虫目 ジョウカイボン科 約20mm
ご馳走に夢中で顔中花粉だらけ。
初夏に主に山地で見られる大型のジョウカイボンです。前翅は濃い青藍色〜青緑色で、頭部から前胸部は黒ですが前胸背板の側面は黄褐色をしています。
一般的には普通種とのことですが、我が家周辺の平地では見られず、個人的には(美しい色合いも含めて)憧れが強かったために、初めて見たときにはかなり感動しました。ところが、最初に見た一匹をドキドキしながら撮影後、同じ場所に大量に群れていることに気がつきました(^^)。ちょうど6月は花などが端境期となり、栗の花が数少ない虫たちのレストランとなっているため、「アオジョウカイ」に限らずたいへん多くの昆虫が集まっているのでした。
主として肉食のジョウカイボンたちも、この時期に満開になる栗の花粉や蜜は栄養満点なうえに簡単に手に入るご馳走ということですね。ご馳走のついでにオスとメスの出会いの場所にも…交尾しているカップルを見ると、アオジョウカイもメスが大型でオスはひと回り小さくてスリムなのですが、触角はオスは太くてメスは細いようです。