アカハネムシ

甲虫目 アカハネムシ科  約12mm

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オスの触角は第一節が大きく、第二節は三角形、第三節は第一節より長い。

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前胸部は前後が細くくびれ、最大幅は中央より後ろ。

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メスの触角は櫛ヒゲが控えめで、第二節も丸い。

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小型のオスが交尾を迫るも、メスは拒否。既に卵が成熟しているため?

鮮やかな紅色の上翅を持った甲虫です。
初めて見たとき、ちょうどカクムネベニボタルを見た後だったため「ああ、またカクムネベニボタルだな」と思って撮影し、帰宅後に実は「アカハネムシ」だということに気付きました。

いくつかよく似た種類があるようですが、代表種の「アカハネムシ」だと思います。

実際、有毒なベニボタルの仲間に擬態することで捕食者から身を守っているようです。

アカハネムシ自体も肉食で、小型の昆虫などを捕食します。
よく見ると、翅と前胸背板以外は全身真っ黒なムシですね。
(ベニボタルの仲間は前胸部は黒いのが普通)

------------------------ 2011.05 訂正 ------------------------

当初掲載していたものは、前胸部の形状などから代表種の「アカハネムシ」ではないようですので、写真を入れ替えました。

「アカハネムシ」の場合は、前胸部がやや後半に向けて広いが、前後端がすぼまっている、オスの触角第二節が三角形であること、第三節が第一節より長いなどの特徴があります。
頭部の凹凸の形状などの特徴も、元々表示していた下の写真のものとは異なるようです。

------------------------ 2014.08 追記 ------------------------

下のものは「ヒメアカハネムシ」でした。
前胸部が赤いことと、頭部の複眼間より前側が大きく凹んで中央に稜線があるといった特徴から、ヒメアカハネムシと同定しました。

もう少し特徴の判り易い写真が撮影できるまで同定はお預けです。
アカハネムシ

アカハネムシ