ヒメアカハネムシ

甲虫目 アカハネムシ科  約12mm


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オスの複眼間は高まり、その前側は大きく窪んで中央には前後方向に稜線が走る。

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前胸部は赤く、前縁は丸みがある。

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オスの触角は第一節が大きく、第二節は丸形、第三節は第一節より長い。

鮮やかな紅色の上翅を持った甲虫です。
初めて見たとき、ちょうどカクムネベニボタルを見た後だったため「ああ、またカクムネベニボタルだな」と思って撮影し、帰宅後に実は「アカハネムシ」の仲間だということに気付きました。

当初は代表種の「アカハネムシ」と思っていましたが、他の写真のものとと比べて前胸部が赤いことや頭部の凸凹の様子が違うため別種のようだったので訂正しましたが、同定できていませんでした。
前胸部が赤いことと、頭部の複眼間より前側が大きく凹んで中央に稜線がある、触角の特徴などから、「ヒメアカハネムシ」と改めて同定しました。

それにしても、多くは暗い林間でしか出会わないのに、光量不足でフラッシュを発光させると頭部の凹凸が判り辛くなってしまって困ったものですね。