モンキアシナガヤセバエ

双翅目 ナガズヤセバエ科  約13mm

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翅には模様はありません。

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とてもスマートで脚が長い体形。本種の胸部背面の模様はシンプルです。

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口吻は非常に長く伸び、柔軟です。

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---2012.07 ホシアシナガヤセバエと混同していたため、写真を差し替えました。---

なんとも珍妙な姿をしたハエです。
クヌギなどの樹液に集まりますが、意外にも樹液が出ていてカブトムシなどが集まる場所でも見られないことも多くて、「どこにでもいる」というわけではないようです。

図鑑などではよく似た「ホシアシナガヤセバエ」が紹介されていることが多いですが、本種は翅にこれといった模様が無いのと、胸部の模様がシンプルな縦線のみなので、いったん違いが判れば見分けは容易でしょう。

近づくと素早く歩いたり止まったりしながら移動して結構せわしない様子ですが、簡単に餌場から離れることは無いので観察は容易です。

樹液などの餌場の力関係では大型の甲虫などに比べてかなり下位に位置すると思われる彼らですが、実際には彼らにとってはカナブンなどのオシッコ(^^;でも十分栄養価の高い餌となるようです。