セイヨウミツバチ 

膜翅目(ハチ目) ミツバチ科  体長10mm(職バチ)前後

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春に見付けた、野生化したセイヨウミツバチの放棄された巣。

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2021.04.29 分蜂で群飛するミツバチ。すごい羽音です(^^)

日本在来の「ニホンミツバチ」に対して、こちらは養蜂の目的で持ち込まれて野生化したヨーロッパ原産の帰化種です。
三河地方の平地や市街地周辺などでは「セイヨウ」が普通に見られ、在来種の「ニホン」はどちらかといえば山地などのほうでよく見られます。

「セイヨウ」のほうが全体的に黄色っぽく見え、在来の「ニホン」のほうが黒っぽくて、縞模様が黒と白に見えます。

かつてはニホンミツバチの養蜂も行われていたそうですが、蜜の収容効率の悪さと、巣の放棄などが起き易いためにほとんど廃れてしまっているようです。(山間地では自家消費用として今でも行われているそうです)

かつてはレンゲの咲く季節には近所の森の中に巣箱が置かれているのを見たものです。

自宅周辺では天敵となる「スズメバチ」が多く生息していますが、それなりに野生化した個体群は維持されているようで、普通に見かけます。
2020年の5月はCOVID-19の影響でリモートワークとなって自宅にいることが多く、本種の分蜂が何度も見られました。
大量のハチが大きな羽音を響かせながら移動する様は大迫力です(^^)

稀に木の梢に写真のような巣が見られることがあります。
分蜂した群れが到達した際に木の葉が茂っている状態だったためこんな場所に営巣してしまったものと思われます。
しかし、これでは天敵などに対する安全上も維持は困難であり、そもそも越冬することが出来ない環境なため、早々に放棄されてしまうものと思われます。