ニホンミツバチ 

膜翅目(ハチ目) ミツバチ科  体長10mm(職バチ)前後

ニホンミツバチ

ニホンミツバチ ニホンミツバチ
巣穴から出てくるオスバチ。右の写真では働きバチに噛み付かれている。

ニホンミツバチ

ニホンミツバチ
巣穴に背を向けて並んで、風を送る働きバチたち

ヨーロッパ原産の帰化種であるセイヨウミツバチに対して、日本在来のミツバチです。
三河地方の平地や市街地周辺などでは「セイヨウ」が普通に見られ、本種はどちらかといえば山地などのほうがよく見られます。
以前は、セイヨウミツバチに押されて生息数が減少しているとのことでしたが、近年は養蜂の衰退が原因なのか、ニホンミツバチの生息が拡大してきているとの話も聞きます。

天敵であるスズメバチに対しては、セイヨウミツバチは防御手段を持っていませんが、ニホンミツバチは侵入したスズメバチに対して「熱球」攻撃を仕掛けて殺してしまうことが出来ます。

主に樹洞などに巣を作るようで、木の根元の穴など、半地下の巣をよく見掛けます。

ある時、木の周辺で激しい羽音がするのを聞きつけて近付くと、分蜂(新女王蜂の巣別れ)が近いのか、多くの働きバチに混じってオスバチが姿を見せていました。
ニホンミツバチのオスは体がひと回り大きく、体も黒くて複眼が大きいため、まるで別の種類の蜂のようです。
このときは、働きバチがオスを追い出しているように見え、オスバチの中には翅が大きく痛んでいるものも混じっていました。
分蜂が終わって用済みとなったオスバチたちが追い出されているのかもしれません。

また、真夏の暑い日に同じ巣穴を見ると、働きバチたちは巣穴に背を向けて並び、翅を使って巣穴の中に風を送り込んでいました。