リュウキュウウラナミジャノメ

鱗翅目 ジャノメチョウ科

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オスと思われる個体。ジャノメチョウとしては翅裏がずいぶん白くて目立つ。

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この個体は前翅の眼状紋部が破損して、反対側の翅表の眼状紋が見えている。

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こちらはメスと思しき(全体にコントラストが低めの色合い)個体。

見た目は地味ですが、リュウキュウウラナミジャノメは沖縄北部と慶良間諸島のみと、とても限られた狭い範囲にだけ生息する沖縄諸島の固有種です。
近縁種には八重山諸島(石垣島・西表島)に生息する
マサキウラナミジャノメヤエヤマウラナミジャノメがあります。

沖縄本島ではもっと普通に見られると思っていたのですが、2019年5〜6月の第4回沖縄遠征で初めて出会えました。
現地ではそれなりの個体数を見かけたのと、ちょうどにわか雨に見舞われたり、逆に日が照り付けて暑くなったりと、非常に辛い条件だったので深追い(?)はしませんでした。
しかし、以降も出現時期なら簡単に出会えるだろうと思ったのは浅はかで、その後の探索地ではちっとも出会えず、結局翅を開いた写真は撮影できませんでした。
やっぱり一期一会の出会い、大切にしないといけませんね…。

林道周辺や尾根筋の笹薮周辺の開けた場所などで、主に地表近くを飛び回るようです。
用心深くてすぐ飛び立ってしまううえに飛翔が素早くてよく見えませんでしたが、翅表は目玉模様以外はほとんど黒褐色だったようでしたが、主に翅の表を見ないと雌雄の判別は難しいようです。