マネキグモ
ウズグモ科 体長12mm前後
腹側から見たところ。(右が前側です。)
前に2対、後に2対の脚を伸ばします。(「オナガグモ」は前に3対の脚を伸ばします。)
体の半分以上が強大な腕です。
特徴的な「Y字」態勢。
アクロバチック!獲物の部分で糸が切れていますが、両腕で糸にテンションをかけて揺れないようにしています。
食事中。
へんてこりんな姿のクモですが、ウズグモの仲間は一般のクモと違って単眼が6個しかありませんが、本種はさらに眼が少なくて4眼のクモです。 マネキグモは「条(すじ)網」と呼ばれる1条〜2条程度の糸を張っただけの網を植物の間などに張り、自分は途中に縦またはY字型に止まっています。 強大な前脚で網を引っ張るようにして腕の間でたるみを持たせ、網に小型の昆虫がかかるとそこを開放することで糸がたるみ、昆虫の動きで網が絡みやすくなる仕組みのようです。 また、ウズグモの仲間やガケジグモの仲間は、他のクモ類とは違って「篩板(しばん)類」と呼ばれる仲間に属しており、一般のクモの「糸いぼ」とは異なる「篩板」と呼ばれる特殊な出糸器官を持っています。 |