オナガグモ
ヒメグモ科 体長25mm前後
獲物のクモを糸に付けている
腹部は意外に可動的でよく曲がる
茶色い脚に緑色の体のオス
全身茶色のオス
左の触肢は伸ばし、右は畳んだ状態のオス
変わり者のクモ「姿形部門」の代表選手でしょうか? 足が長いところはアシナガグモにも似ていますが、アシナガグモが前後2対(4本)づつの脚をそれぞれ前後に伸ばすのに対して、このクモは第4脚のみを後ろに伸ばしています。(アシナガグモの第4脚はそれほど長くない) 単純な粘着性のない糸を渡しただけの条網を張り、糸を頼りに渡ってきた他のクモを獲物にしているそうです。(獲物を絡め取る糸には強力な粘着性があリます) 体色は鮮やかな青味がかった緑から茶色まで、様々な中間色のものがいます。 雄の場合、少しでも真っ直ぐな棒のように見せかけるために、大きく膨らんだ触肢をご丁寧に(片側だけ畳んで)互い違いにしています。 ちなみに、写真の1の部分が「糸いぼ」で、その後方は腹部が伸びた部分なので、腹部が長いのではなく「尾長」グモということになります。2の部分が頭胸部です。 |