DOPPELGANGER 260 Parceiro ポタリング編 (その4)

さぼり気味な自転車活動ですが、とりあえずちょこちょことお出掛けした記録です。

------------------------ 2021年4月20日(火) 段丘涯ポタリング -----------------------

豊橋の段丘涯を訪ねるのをテーマにしたポタリングです。
豊橋市の高師原台地周縁に残る河岸段丘・海岸段丘を巡って、古代の海岸線に思いを馳せるというのが主要な目的です。
豊川の地下に「中央構造線」が通っているため、豊川の氾濫原に位置する地域を除いて豊橋市の大半は中央構造線の外帯に属し、南海トラフの影響で南高北低に隆起しているようです。
渥美半島の大半は新生代第四期更新世(チバニアン期)頃に堆積した地層とされているため、当時はほぼ海抜0メートルの湿地帯で、太平洋岸では台地の隆起と浸食が激しく、逆に天伯原・高師原辺りでは堆積当時の水準と思われる平坦な台地を形成しています。
高師原台地の南側は梅田川右岸の河岸段丘が顕著に表れ、南西隅は内張川の浸食谷が北東に向かって喰い込み、西側は直線的な段丘涯が北に向かって伸びています。
この辺りまでは縄文海進の頃までは海岸線だったと容易に想像できます。

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@ 奥に高師原台地の西の外れが見える。

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A 高師原台地西端の段丘涯は高低差が非常に大きい。

王ヶ崎町(名前通りかつて岬状の地形だったことを示す地形だよね)から北東方向にかけて顕著な段丘涯と崖下の湧水の名残りの池などをが残る地域を抜けると、柱町から先は傾斜も緩んでくるため、多くは単なる坂道と化し、住宅地となってしまいます。

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B-1 崖下には湧水起源らしき溜池が多い。(左) B-2 「塩満山 潮音寺」
(右)

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塩満山 潮音寺」の山門。

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潮音寺の仁王さん。(左) 古風な商人宿。(右)

小池町では概ね二段階の段丘涯のように見え、「潮満山 潮音寺」という寺院の北が急傾斜となっており、柳生川が侵食した台地の岬状地形らしいが、かつての南海トラフ地震の際には文字通り寺の直下まで津波が達したといわれています。
ここからは柳生川の浸食谷を隔てて北東側に向山の台地があり、特に柳生川右岸に面した地域にはまだまだ河岸段丘の雰囲気が良く残っています。

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段丘上から高架を通って北に向かう渥美線と、下を通る東海道本線。

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自転車も電車も北の市街地に向かって下る。

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G 小池神社も柳生川の河岸段丘の上にある。

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人工河川の現在の柳生川。ここは三角水面です(^^)

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有楽町の花街の名残り。

地形図を見ると、王ヶ崎から北東に向かって豊川の浸食によると思われる直線状の段丘涯が見られ、豊橋駅周辺が海面下だったころにはそこに柳生川の浸食による入り江が入り込んでいたような地形に見えます。
ただ、ここまで辿ってきた高師原台地の北側には標高は低いながらもより新しい台地状の地形があって、文字通り豊川の河岸段丘の端に築かれた吉田城から下流に向かって牟呂町〜柳生川河口まで続く低い段丘が見られます。
かつての海岸線だった王ヶ崎〜向山ラインの段丘面が形成された後、より新しい時代の地盤の隆起によって吉田城〜牟呂ラインの段丘面が形成されたということのようですね。
因みに、吉田城のある段丘涯の水準を豊川上流に辿ってゆくと、現在は水田地帯となっている豊川の氾濫原全体は、新城市の南部辺りまでが入り江となって、更にその一段上にも細かな段丘涯らしきものが散見され、吉祥山が島のようになっていた時代もあったのではないかという想像も掻き立てられます(^^)

牟呂の台地の大部分は縄文時代には干潟に面しており、全体として北高南低の地形の旧海岸線エリアにはいくつもの縄文時代の貝塚群が形成されています。
同所的に住居跡が無いことから居住に適した場所ではなかたようで、集落に接した貝塚ではなく内陸側の集落から人々が集まって浜辺で貝類の加工が専門的に行われたこの地域独特の大規模な作業場だったと推定されています。
その後の時代では周辺に平安時代の寺院や官衙などの大規模建物跡などが現れることから、完全に陸化、住居地化していたと思われます。

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柳生川の河口近く。海抜の低い住宅地が続きます。

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J 牟呂の堤防の外はもう海です。

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K 牟呂用水は台地の端に造られている。旧牟呂発電所の取水口跡.

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L 三ツ山古墳。

台地の端に沿う旧海岸線に位置する場所には古墳時代に牟呂王塚古墳・市杵嶋神社古墓・三ツ山古墳など多くの古墳が築かれています。

チャリで走れば必然的に登り下りには敏感で、微地形や段丘涯の痕跡を探しながらゆっくり移動できるのもチャリポタならではの楽しみ方ですね(^^)

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地理院地図から生成した豊橋の微地形。

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台地の地形と生成年代順が判る。

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撮影した写真のロケーション。

---------------------- 2021年5月10日(月) 大山堤防ポタリング ----------------------

フロントダブル化に際してシフターの交換・チェーンラインが変わってしまったことで何となくギアチェンジがイマイチ…
確認も含めてちょこちょこ調整しながら、子供の頃の記憶や沿岸の埋め立てやベイブリッジの建設によって様変わりした風景も眺めつつ、堤防沿いの通ったことのなかったエリアを走ってみました。

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バイパスの下は頭がつかえます。(左) 3方向が色分けされたベイブリッジ。(右)

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港の入り口まで行けるが、柳生川を渡れないんでした。

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海抜1mくらいの場所なので堤防が屋根より高い。

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古い水門跡。(右) この写真で見ると、後輪がセンターにない(^^; (右)

調整で変速自体はスムーズになったが、写真を撮っていると後輪が車体のセンターにないことが判明…そのうえフロントダブル化の改造のためにクランクの付け外しが多かったためか、左クランクの緩みも発生し、道中何度か緩み・締めを繰り返しながら帰ることに…

-------------------- 2021年5月25日(火) 石巻山ポタリング(兼登山) --------------------

どっちが主目的か判りませんが、石巻山の麓までチャリで走って、石巻山の山頂まで歩いて自然観察しました(^^)
はるか昔にIG氏とCHERUBIM号で温泉街までは自転車で行ったことはあったけど、麓から歩いて登るのは実は初めてだった。

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乗小路トンネルを通って近道。(左) 登山口にチャリをデポします。(右)

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石巻神社山上社。

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大岩下にある「このしろ池」。(左) 石巻山の山頂。(右)

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石巻小学校の学校林。とてもきれいに手入れされている。

-------------------- 2021年6月10日(木) 江比間ポタリング --------------------

自宅からお馴染みの三河港大橋を渡って田原、内海側を走って何となく気になっていた伊川津の砂州の先端にある伊川津漁港・貝ノ浜を目指しました。
緑が浜から光崎、白谷海浜公園、仁崎からはいったん内陸へ入って峠を越えて野田、再び馬草から海岸沿いに出て宇津江、江比間から今堀川河口を経て堤防沿いに貝ノ浜というルート取りです。

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三河港大橋を渡って田原市へ。(左) 白谷の海に向かって続く下り坂。(右)

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白谷海浜公園。(左) 白谷から江比間方面を望む。(右)

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ちょっと南国っぽい(^^)。

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行者堂と内部に祀られた役行者像。

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興味本位で内陸へ入って峠越え。(左) 江比間の「今堀川水門」。(右)

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おそらくチャリでなければ見ることもない江比間漁港。

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あっ!これは「モネの池」みたい(^^)

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堤防伝いに行けばもうすぐ「貝ノ浜」。しかしこの先に文字通りの「落とし穴」が…

穏やかな好天に加えて海沿いの道は景色も良くて楽しく走れましたが、目的地の直前で行く先に気を取られていたところ堤防路面に設置された点検穴(?)にタイヤを落としてしまい、ふらついてあわや堤防から落下…はしませんでした(^^;
しかし、段差でリム打ちしてしまい、何と前後のタイヤがパンク、そのうえ予備チューブ(1本)とパンク修理キットは持って来ていたものの、何と空気入れを忘れてきてしまって…
マップで見ても直近の伊川津の街までは直線距離で1.5Kmくらいあるし、そもそも伊川津には自転車屋も無いみたい(^^;

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橋を渡れば「貝ノ浜」ですが、直前で前後輪がパンク…(^^;

ということで、奥さんにエブリちゃんでお迎えに来てもらうように救援要請(^^;;;;とりあえず国道沿いまで約2Kmを歩いて待ち合わせすることにしました。
(中間地点を過ぎたあたりで「チャリを引いて歩くのも無駄だしそもそもタイヤ・チューブが痛んでしまうな」と思って、チャリは途中にデポしました)

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パンクした自転車を押して、堤防をトボトボ…本当にお天気が良いねえ(^^;

国道沿いのコンビニまで行ってアイスを食べながら奥さんの到着を待ち、合流後に途中にデポした自転車を回収して帰宅しました…

----------------- 2021年6月15日(火) 白谷・江比間リベンジポタリング -----------------

先週のリベンジのため、エブリちゃんで白谷海浜公園までチャリを運び、再び海沿いを走って伊川津港・貝ノ浜を目指しました。
今回はアプローチを短縮した分、なるべく海沿い・堤防沿いを走るようにしたため、より景色は楽しめた半面、行き止まりで戻ったりも多々あった(^^;

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出来るだけ海沿いに走ります。(左) 海水浴シーズン以外はひっそりした仁崎海水浴場。(右)

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行き止まりだと判っていても先の方まで行ってみます(^^)

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行き止まりです(^^)

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これも興味本位で二幸山の周囲を廻ってみた。

なるべく海沿いを…なんて言いつつも、二幸山の鉱山跡へのアプローチがないかを確認したくて山裾も走ってみました。
どうやら海側には鉱山跡につながる道路などは無いようで、無駄足でしたが景色は良かった。

再び海沿いを走っていると急に前輪に違和感が…荒れれ、また前輪がパンク(^^;
堤防沿いにチャリを停めて確認したら、どうやら前回のパンク修理した場所のダメージが広がって、修理で貼ったパッチの外までチューブの裂け目が広いがってしまったようです。
今回は空気入れも持ってきているので、サクッとチューブ交換して修理完了。

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再び海岸沿いに戻ります。(左) また前輪のパンク…(右)

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二幸山北側尾根の鉱山跡。

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またまた今池川堤防右岸のの行き止まりに向かって走ってみる。

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今池川左岸堤防も行き止まりです(^^)(左) 見慣れない岩場の続く海岸線。(右)

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秋葉神社のある岬は海岸線に道はなかった。

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いったん内堀川沿いに内陸に入る。(左) 成道寺にある文政年間の供養塔。(右)

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以前登った「七ツ山」の山並み。

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名前が気になった「女体神社」。

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伊川津貝塚のある祖霊社。(左) 渥美半島でも屈指の古寺とされる「海蔵寺」。(右)

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ここにも「モネの池」が…(^^)

伊川津では「伊川津貝塚」やいくつかの寺社、なんか名前が気になった「女體神社」へも立ち寄り、前回トボトボ歩いた堤防を走って最終目的地の「貝ノ浜」へリベンジ(^^;
単純に砂州の先に360度海に囲まれた小さな陸位置があるだけで、特に何っていうことはない場所なんですが(^^;

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今日も山並みがキレイです。(左) 貝ノ浜にとうちゃこ。(右)

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この周期的に現れる点検孔のような部分の段差が前回のパンクの原因だった。

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宇津江の旧国道も懐かしい。(左) 海岸線の松が残っている区間も少なくなった。(右)

帰路も内海側を走って懐かしい宇津江海水浴場も見て帰りましたが、この日も帰路には左クランクの緩みが頻発、何回も締め直しつつ白谷まで戻りました。

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二幸山の石灰岩鉱山跡の切れ戸。(左) エブリちゃんの待つ白谷海浜公園に戻りました。(右)

-------------- とりあえずもうちょっと続く(^^) -------------