DOPPELGANGER 260 Parceiro ポタリング編 (その2) 2014年9月15日(月) / 11月15日(土)
ポタリング編のその2がいきなり2014年秋というのも何だか杜撰ですが…(^^;。
昨年の記事を見ても「沈んだ気持ち」とか「意欲が湧かず」なんて言う台詞が多かったのですが、2014年になっても相変わらずの低空飛行という感じ。登山も出掛けてないし。
とはいっても、不発に終わった(?)夏休みの夫婦での東北遠征や、秋の盛岡への家族旅行は楽しい体験で、旅行中は日頃の憂さも忘れることができました。
でも、正直言って自転車はほとんど乗ってない(^^;
------------------------- 2014年9月15日(月) 田原 笠山 -------------------------
とりあえずサドルを交換して出掛けたのは、田原市の「笠山」周辺です。 何で笠山かは深い意味はないのですが、蔵王山の北隣に位置する笠山は姿も良くて子供の頃から特別な感情を持っていたにもかかわらず、実際に登ったことはありませんでした。 「ダイダラボッチの足掛け山」と記憶していた笠山は、地質的には中央構造線南側に点在する蛇紋岩地帯(引佐の枯山周辺、新城の雨生山など)のうちのひとつで、アルカリ性の地質は植物の生育に適さないため独特の植生が見られるのが特徴です。 蛇紋岩の山というと、草地が広がり、なだらかな山容を持つものが多いのは上記の特徴からくるものでしょう。
自宅から「老津」を経由して三河湾臨海道路に出て、三河港大橋を渡って臨海工業地帯を抜けて田原市浦町にある笠山までは13Kmほどです。
標高79m(^^)の笠山山頂からは渥美湾から三河湾の海岸線が一望でき、この40年来の埋め立てによる変遷に思いを馳せます。 西の海上には、さらに背が低い蛇紋岩の残丘である「姫島」が見えています。
笠山一帯は日当たりの良い草地が多く、あちこちに「ツルボ」の群落がありました。
埋め立てで様変わりした海岸線は、行き止まりの道路や工場への取り付け道路ばかりなうえに、工事車両の往来も頻繁でゆったり走れません。 お腹も空いてきたので、田原市街方面にハンドルを向けることにしました。 埋立地から急傾斜を登って旧海岸線沿いの道路に出るのがなまった足腰にきつくて、白谷海岸から仁崎峠を越える頃にはすっかり疲れちゃいました。 結局、田原駅前を通過し、市内でお昼を済ませて自宅へ戻りました。
結局、この日の走行距離は35kmくらいでした。
--------------- 2014年9月15日(月) 天浜線で輪行(天竜二俣駅〜桜木駅) ---------------
以前から計画倒れとなっていた「天竜浜名湖鉄道での輪行」に行ってきました。 前日の夜に準備はしましたが、不機嫌だったせいかなかなか寝付けず、目覚めが悪くて出発が遅れ気味なのが最近のishidaの日常を表しているようですね。
まずは「アスモ前駅」から乗車、先頭に陣取って(?)秋晴れの青い空と車窓の眺めを楽しみながら「天竜二俣駅」を目指します。
駅の外で自転車を広げていると、同じ車両に乗っていたらしい方が自転車を組み立てていました。 (名古屋から来たその方は、大田川ダムが目的地とのこと。) 自分も軽く身支度を整え、天浜線沿いに掛川方面を目指します。(駅前で写真撮り忘れた…)
駅の先で高架を渡り、天竜川に向けて一気に下りますが、歩道の段差がきつくてちょっと失速。 路側に出てからは調子に乗って走っているうちに「上野部駅」を見過ごしてしまいました(^^; 途中の橋梁を見て、工事中の道を迂回すると「豊岡駅」を線路の反対側に見つつ通過。 再び県道に出て豊岡の町を抜ける手前に学校の門柱のようなものが立っています。 すぐ手前に小学校がありますが、門柱には「豊岡北中学校」とあり、移転した学校の記念碑的なものとして残してあるのでしょうか?
※後日ネットで調べても「豊岡北中学校」という学校は当地にはなく、なかなかはっきりしたことが判りませんでしたが、唯一こちらのページに詳しく記載されていました。
豊岡の町を過ぎ、右手に「ENKEI」や「YAMAHA」の工場を見ると、丘陵地を越えて隣町の「敷地」へと向かいます。 丘陵地を越えるところには、旧道の雰囲気を残すトンネルが、歩行者専用トンネルとして残されていました。
駅には郵便局を併設しており、目の前には新東名の高架橋がそびえています。
あれ?「遠江一宮駅」は…って、勢い付いてすっ飛ばしてしまったようです(^^;。 旧駅舎やホームが素敵な「遠江一宮駅」は外せないな、ということでいったん戻ることにします。 地図を見て、狭いけど線路伝いに「遠江一宮駅」へ向かう道を確認して走ります。 途中、思いがけず立派な門を発見。地土屋氏代官屋敷の「長屋門」だそうです。 ゆっくり見たい気もしますが、お腹も空いてきたので、とりあえず次の目的地の「遠江一宮駅」を目指してペダルをこぎます。
丘を越え、踏切を渡るとカーブの向こうに「遠江一宮駅」が見えました。 駅の前まで来ると、駅舎はお蕎麦屋さん「百々や」が併設されています。 「こだわりの手打ちそば」の看板は、県道を勢いよく走っているときに見た覚えがあるね(^^; メニューは「ざる」と「田舎」のみで、温かいそばやトッピングメニューもありません。 「ざる」をいただきましたが、喉ごしが良く、浸け汁も独特の良い味でした。でも、量が少ないのでお腹一杯にはなりません…。 駅舎やホームを見学後、再び「円田駅」方面へ。
美味しいそばとはいえ、十分なエネルギー補給になっていないので、円田駅近くのコンビニでパンなどを買って、円田駅の線路をはさんだ反対側の小高いところにある八雲神社で追加のお昼ご飯に。 背後の丘陵上には新東名の「遠州森町PA」があるはずですが、眼前にはそれを感じさせないのどかな田園風景が広がります。 十分にエネルギー補給したところで、今度は「遠州森駅」を目指してペダルをこぎます。 線路沿いを進むと、新東名の巨大な橋脚群が田園風景を分断するように連なっています。 少し身勝手かもしれませんが、下界から見ると、新東名を利用しているときには感じない違和感を感じてしまいますね。
「遠州森駅」周辺は真新しい文化会館や図書館、体育館などの公共施設が立ち並んでいます。 森駅の先、天浜線は大きく向きを変え、太田川を渡って対岸の「戸綿駅」へと向かいます。
駅の規模のわりにホームがやけに長い「戸綿駅」を見学後、堤防に上って太田川橋梁を見ながら時刻表を確認すると、もうすぐ列車が来る時間です。
戸綿駅から線路沿いの細道を行き、新東名の遠州掛川ICを過ぎると再び下り、「原田駅」を通過。 「原谷駅」は特に別の施設が併設されているわけではありませんが、地域に大切にされているのが判るきれいな駅舎です。
原谷駅の少し先で線路の西側に渡ると、「田園滑走路」と呼ばれてサイクリストに人気のある線路沿いの一本道が続きます。
「いこいの広場駅」の先、線路沿いに謎の構造物を発見。 線路脇の水路を渡るコンクリートの橋と、線路の両側に門柱のようなものが立っていますが、反対側の道路に向けて道があるわけではありません。
少し先の踏切を渡り、県道に出て次の目的地「桜木駅」を目指します。 原谷駅に比べると少し路線が違うようですが、こちらの駅も地元の方が大切にしているのが良く判る良い雰囲気を出しています。 だいぶ日も傾いてきているところで、ここを今日の折り返し地点としてもよいかなと思って時刻表を見ると、あと5分ほどで下り電車が来るようです。 大慌てで自転車を畳んで輪行袋に入れようとしますが、慌てすぎてうまく収まらず、結局15:00発への乗車は断念しました。 次発は15:51なので、ゆっくり駅舎やホームの見学もして、飲み物などをいただきながらここまでの写真やメールのチェックなどして過ごすことにします。
すぐに天竜二俣行きが来るとも知らず(^^;調子に乗って記念撮影。
すれ違う上り「掛川」行きがやってきました。
それでも、途中で上り列車がやってきたので、とりあえず掛川まで行ってみようかなと思ったのですが、わりと混雑しているようだったのでやっぱり止めました。
下り列車に乗り、最後尾で車窓からの風景を動画で撮っていると、天竜二俣駅で会ったサイクリストの方が敷地駅から乗ってみえました。 西鹿島駅から遠鉄に乗り換えるとのことで、道中いろいろ情報交換させていただきました。 現在は名古屋在住とのことですが、仕事の関係で各地に転勤があり、しまなみ海道も自転車で走ったことがあるとのことで羨ましいですね。
今回は準備不足もあり、周辺情報やルート取りも行き当たりばったり、ついでになまった体で脚力不足も露呈したプチ輪行でしたが、久しぶりに体を動かして気分良し?
----------また次回に続く---------- |