早朝、再び永田岳を登り返して淀川登山口に戻る地元の三人連れパーティーの後を追うように、軽い朝食を済ませて永田岳往復に向かいます。
(昨日の天気がどうしても満足できなかったので(^^ゞ)
天候は晴れ、日の出の時間には間に合いませんが、徐々に明けてゆく空と朝もやにかかる「影永田岳」も見られてちょっと嬉しい。
先行パーティが手を振って励ましてくれたお陰で楽しく永田岳に到着。
(彼&彼女たちがいなかったら、多分もう一度永田岳の往復は考えなかったと思うので、感謝です。)
山頂からの朝日に輝く風景は最高!
永田の祠の位置を教えてもらったら、大岩の下に大空間の岩屋が広がっていてびっくり。祠は永田の集落を見下ろして鎮座しています。
海に映る永田岳の影(左) ローソク岩(中) 朝日に輝く永田岳山頂(右)
もう一度三人の方にお礼を言って別れ、鹿ノ沢へ三度目のダイブ。
ちゃんとした朝ごはんを食べ、室内の掃除を済ませて小屋を後にしたのは9時過ぎで、ちょっと遅すぎ?(山頂で遊びすぎ)
窪地になった鹿ノ沢からは15分ほどの登りで花山歩道の尾根に出ます。
ここからは時折り南の方向に展望が開けますが、ほとんどは樹林の中になります。
いよいよ次のハイライト、「原生自然環境保全地域」の周縁部を通る山道となります。
ピンクテープはしっかり付いていますが、踏み跡は思った以上に薄く、経験の浅い登山者には絶対お勧めしないコースです。また、展望の開ける場所や明確なピークがないため、地形図上で自分の位置を把握するのも困難です。
しかし、杉に限らず、他の観光コースなら名前が付きそうな巨樹が至る所に群生し、さながら「巨人の森」の様相で、素晴らしい景観が楽しめます。
また、ほとんど海岸線までの下りとなるため、亜高山帯から暖地性の照葉樹林までの植生の移り変わりが感じられます。
ハリギリの巨木(左) 花山広場の水場(中左) 次第に亜熱帯へ(中右・右)
しかし、花山広場を過ぎてから栗生の集落が見える場所までの間は現在位置がはっきりと判らないため終点への到達予想時刻が判断しにくい状況です。
15:15のバスに乗るためには13:00頃には林道に出たいところです。
しかし、林道に出たのが13:15で、その後2時間の林道歩きを考えてかなり巻き巻きで下ります。(そのうえ、下山方向が登りになっているため方向を勘違いして10分ほどロス(^^;)
途中で地図を確認すると、どうやら余裕で一安心、結局、40分以上バスを待つほどの余裕でした(^^)
のんびりバスに揺られて安房へ戻りました。
宿に戻り、夕方外で電話していると、鹿児島に渡ったはずのT君が登場。
どうせなら鹿児島で一泊するより、こっちの宿のほうが楽しいに決まってるということで舞い戻ったそうです。
レンタカーも借りているそうなので、明日の朝まで延長してもらって(^^;みんなの足として調達。総勢7人で深夜の永田いなか浜へ。
(そこでの思い出はみんなの胸の中にしっかり刻まれてるはず)
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