ishida式の富士登山Part5
2008年7月13日(日) またまたまた富士山へ行って来ました。

先週に引き続き、「大宮子丑会」の富士登山の第二回に参加しました

 

今回は、いつものK氏、M氏に加え、先週参加して八合目まで到達後、夢にまで見たというKN氏、初参加のHG氏、M氏発起の「木曜富士登山隊」絡みの参加でNT氏、ishidaの総勢六名での決行となりました。

 

M氏、KN氏ともに「目標は山頂への初登頂」です。

また、富士山初挑戦とはいえ、子丑会メンバーよりもひと回り若いNT氏の体力や如何に?

 

山頂までの行程を考え、蒲郡をAM3:30に出発し、音羽蒲郡IC〜豊川ICにてNT氏をピックアップ、再び高速にて富士川SAのスマートインターチェンジまで走りました。

 

富士宮市に入ると、いよいよ正面に富士山が姿を現わしました。
実は、市内から富士山を見ながら向かうのは今回が初めてです。

いつものコンビニで食料と今回は酸素と金剛杖も調達しました。(ストックを忘れた)

 

富士山スカイラインで富士宮口五合目まで行くと、駐車場は一杯で、少しだけ下ったところの駐車場となってしまいました。(ちょっとだけ損した気分)

 

R0011644.jpg - 57,015Bytes
AM7:00 一段低い駐車場から出発!

 

 

7月11日の時点で富士宮口、御殿場口を含む全コースが通行可能となっているのと、梅雨明けにより、いよいよ富士登山のハイシーズンの幕開けということで登山者の姿もかなり多く見かけます。

山小屋も営業が始まったため、土曜日から入山している登山者が多いようです。

 

まずは、いつも通りに六合目までの足慣らしです。

好天のため、五合目からも山頂の測候所がはっきり見えます。


R0011653.jpg - 52,363Bytes
五合目から見た山頂方向。八合目の鳥居まで見えました。

R0011660.jpg - 44,165Bytes R0011661.jpg - 46,846Bytes
南東方向には愛鷹山も綺麗に見えます。(左) 時折ガスが巻く中、新七合目を目指します。(右)

六合目からの本格的な登りにはいると、ご来光を拝んだ登山者たちがたくさん下ってきます。

さすがに本格的な登山シーズンだけあって、大人数の団体やツアー客、高校の合宿生なども見受けられます

 

今回も、途中で小休止を一本入れただけで、無事に新七合目まで快調に登れました。

 

R0011663.jpg - 58,013Bytes R0011668.jpg - 59,161Bytes
新七合目への途中で休憩。先週と同じ場所ですね。(左) 9:15 無事新七合目に到着(左)

 

 

新七合目から元祖七合目までは、なんだかあっという間?に到着。

難関の八合目直下の岩場も、全員無事通過して、まずは一区切りの八合目に到着。

 

前回と同様に不摂生な生活(自己申告)のM氏、「なんか、先週よりもえらいぞ〜」とのこと。

先週十分高度順応したはずなのに、アルコールで洗い流されちゃったんでしょうか?

逆に、さすが元ラグビー部のKN氏、散々脅されて先週は月曜日に有給を取得していたが、登山翌日も全く平気だったとのことで、今回は休暇の予定は無しとのこと。

ひと回り若いNT氏も余裕綽々?

 

ここから先、混雑する富士宮口コースから外れ、トラバース道から御殿場口コースへ移動します。

R0011675.jpg - 57,216Bytes
10:05 八合目からはトラバース道を通って御殿場口コースへ移動。KN氏、余裕の笑顔。

御殿場口コースに入ると、これまでの登山者の列がウソのようで、静かな雰囲気です。
合流地点からすぐ上に「赤岩八合館」(七合九勺)が見えます。
軽くひと登りで「赤岩八合館」に到着し、ここで山頂に向けてちょっと早めの昼食タイムとします。

ここで、今後の行動について打ち合わせ。先週のishidaとTT氏の下見(?)によれば、ここから上部は悪場も無く、富士宮口コースの上部に比べて楽に登れるはず。

今回初参加のHG氏も、無理をしない程度に頑張って(様子を見ながら)このまま山頂を目指すことにしました。

R0011681.jpg - 58,527Bytes
10:25 赤岩八合館で昼食タイムに。

R0011683.jpg - 50,043Bytes R0011686.jpg - 59,598Bytes
いよいよishidaとK氏以外は体験していないゾーンに出発!(左) 九合目の倒壊した小屋で休憩して酸素補給。(右)
 

九合目には倒壊した小屋があり、ここが最後の休憩好適地です。

しかし、周辺で粗相をする登山者が多いようで、小屋の前はオシッコ臭さが充満。

生理現象はしょうがないですが、できるだけ小屋の裏とかで済ませてほしいものです。
営業小屋の前でもシーズン外には排泄物の臭いに迎えられることがありますが…(--メ

 

倒壊した九合目の小屋を過ぎると、登山道は浅い谷の中に入ります。谷の上部に見える鞍部が御殿場口頂上周辺ですが、鳥居などは直前まで見えません。

最後の登りの途中から下を見ると、宝永火口に続く連なりと、谷の左右に富士宮口コースと御殿場口コースが見えます。

それぞれのコースは、宝永火口をはさんで東西に付けられていることが判ります。

そして、両側に溶岩の岩山が迫ってきて、谷が狭くなってくるといよいよ御殿場口山頂です。

R0011699.jpg - 78,698Bytes
登山道上部から見下ろすと、東側に御殿場口コース、西側に富士宮口コースが見えます。

R0011693.jpg - 67,343Bytes
山頂直下の最後の登り。後ろの岩山は山頂から続く溶岩の端っこです。

そして、いよいよ最後の登りを乗り切って、御殿場口山頂の銀明水前に到着です。

前回参加の方には「富士山頂には山頂でなければ目にすることの出来ない雄大な景色というものがあって、皆さん是非山頂に登って、それを目にして感動して欲しい。」と言ったのですが、その通り、皆さん感動して頂けたようです。

 

だだ、脇に居たベテランぶった親父が感動に水を注すようなことを言ったり、えらそうに指示するようなことを言ったりしてきて、やや興ざめ。みんな素直に感動してるのに、要らんこと言わんといて!


R0011709.jpg - 70,909Bytes
12:13 ついに御殿場口山頂に全員登頂!


ここからは、足取りも軽く浅間神社奥宮まで歩き、金剛杖に印を押してもらいます。
(開いている奥宮は初めて見ました)
今回はストックを忘れたために、止むに止まれず買っただけですが、やっぱり登頂記念に印を押してもらうのは、なんだか気分が良い(^^)

ちなみに、奥宮の印は焼印ではなく、刻印(朱肉を付けて叩く)です。初めて知った。

LEKIのストック持参のM氏、なにやら自分だけ印が無くて寂しそう。

 

山頂富士館裏のバイオトイレで用をたし、いよいよ皆で最高地点の剣ヶ峰を目指します。

今回は、最後の急な登りもいつもほど辛く感じませんでした。

R0011721.jpg - 51,488Bytes R0011753.jpg - 68,396Bytes
三角点奥の最高地点(?)で初登頂の感慨にふけるM氏(左) 下山に備えてエネルギー補給(右)
しまった、剣ヶ峰山頂で全員集合の写真を撮るのを忘れた!!

 


とりあえず、今回も(先週とあまり変わり映えしませんが)富士宮口頂上付近からのパノラマ写真も作ってみました。


左右にスクロールしてご覧下さい。

R0011772.jpg - 50,849Bytes R0011775.jpg - 54,111Bytes
富士の東側斜面は今日も巨大な積乱雲が。(右、左とも)

下山時間とメンバーの体調も考え、適度な休憩の後にPM1:30頃に下山に移ります。

ここからの下山コースは先週足早に(?)下見した通りですので、安心ですね。

急な岩場の下りや、足場の選びにくいステップなどはほとんどありません。

 

R0011777.jpg - 62,705Bytes
下山中のメンバーの顔にも余裕が?

 

程なく赤岩八号館に到着。今回は東富士演習場からの大砲の音は聞こえるものの、雷鳴は聞こえることも無く、安心して下山できそうですね。

さらに下ると、お待ちかねの砂走りです。
どんどん下れる楽しさに、初体験のKN氏もお気に入りに(^^)

ただ、今回初参加のHG氏は余裕が無かったので楽しめなかったとのことで、今回は「八合目隊」を編成せずに、無理に山頂まで引っ張ってしまったのが原因のようです。

今回は「サポートに徹する」というつもりだったのに、どうも「山頂に連れて行く」ことにこだわりすぎてしまったようで反省。

 

R0011779.jpg - 57,892Bytes R0011781.jpg - 52,884Bytes
14:30 赤岩八号館で休憩(左) 砂走館を過ぎて快調に下る。(右)

ちなみに、このあと宝永火口から直接五合目に下山しましたが、M氏が非常に快調。

八合目以前の言葉とはうって変わって「先週よりぜんぜん余裕」だそうです。

確かに、後ろを振り返っても、いつもすぐ後ろにちゃんとついて来ていた。

実は今回、スキー靴のチューニングショップのお勧めで「SKINS」のサポートタイツをご着用とのこと。

本人の弁によると、「先週との違いはこれしかない!この違いは大きい!」そうです。

ちなみに、ishidaは今年になってからCW−X(ワコール)を毎回ご使用。

サポートタイツの効果は絶大と感じていますが、ここまで差があるの?と思うくらい快調なM氏に驚きを隠せません。

でも、そういえば途中で「アミノバイタル(顆粒)」も摂取していたような気が…(^^)

 

今回の教訓(らしきもの)

     (年をとったら)体力は金で買え!

 

ちなみに、ひと回り若いNT氏は、道具やサプリメントの力を借りなくても絶好調でした。(^^;…若いっていいな。

 

下山後、ishidaの運転で、いつもの「天母の湯」に向けて走っていると、曲がるはずの交差点をスルーしてそのまま富士宮市内へ。

結局、お高い「花の湯」で入浴、その後K氏が事前調査した富士宮市のうなぎ屋でうな重を食べて帰りました。

CYOUKANNZU_T.JPG - 31,287BYTES
ちなみにこれが今回のコースとその周辺の図です。
カシミールにて撮影したものにコースや地名を追記しました。
字が読みにくいので、大きな図を表示させたい場合は上の図かこちらをクリック。