ishida式の恵那山登山 2008Part2
2008年9月27日(土) またまた行って来ましたよ、恵那山。
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10:30、いよいよ神坂峠方面に向けて下山開始です。 天狗の頭からは、大判山やその先の神坂峠方面(峠自体は見えない)、富士見台などが遠望できますが、実際のところは一目見ただけでは何処が何だかよく判りません(^^;…。 大判山は、山頂が平坦なのと笹丈が高いため思ったよりも展望が利きませんでした。
道は十字路となっていて、真っ直ぐ進むと神坂峠、左(西)に進むと林道経由で強清水方面、右(東)方向は特に看板の表記はありません。結構しっかりした広い道が東側の山の斜面を水平に延びているのが見えていました。 しかし、千両山のピークに出ると、思った以上の360度パノラマが開け、今日の恵那山を歩いた中での最高のビューポイント(^^)となりました。 足元は結構踏まれているため、藪を漕いでゆけばすぐに林道に出られそうでしたが、何となく無駄な労力という気がしたので止めて戻りました。戻った分も無駄ですが(^^; ここからは林道を阿智村方面に戻ります。 その先、前方の尾根を大きく回って越えるところでスキー場の「ヘブンスそのはら」方面への道と林道の分岐です。 う…登山口からもう25分歩くんだった。 ----------------------この日の行程---------------------- 6:50駐車場発〜7:15広河原登山口〜8:10看板ピーク〜9:00県境分岐〜9:25山頂(三角点広場)〜9:35避難小屋9:45〜9:55神明社(最高地点)〜10:15前宮分岐10:30〜11:00天狗ナギ〜12:00大判山(昼食)12:30〜13:05鳥越峠〜13:30千両山14:00〜14:20神坂峠〜14:50林道ゲート〜15:40広河原登山口〜16:00駐車場着 途中、膝周りや腿の裏(三河弁では後のことをこう言う)辺りに違和感があったのですが、帰ってからタイツを脱いだら膝の位置がずいぶん下がった状態ではいていたのが原因だったようです。 道具は正しく使いましょう(^^;…ついでに「出掛ける時には忘れずに」装備のチェックをしましょうね。
第2案として考えていたため下調べはしてありますが、最後の林道歩きも含めて「運動靴」にややネガティブ要素がありますね。
下り始めは針葉樹の中のかなり急斜面です。やはりローカットの運動靴では下りにやや不安感があります。
急な下りが一段落すると展望も開けてきます。
しばらく行くと、左手が激しく崩落した場所が見えてきます。ここが「天狗ナギ」と呼ばれる崩壊地で、天狗ナギの上部には稜線上に二つのピークがあり、最初のピークに出るとこれから進んでいく先の稜線が見渡せるようになります。
道は幾度か登り降りを繰り返し、振り返ってみると恵那山の主稜線が見えてきます。
天狗ナギ上部から霧ヶ原方面。(左) 天狗ナギを過ぎると恵那山全体が見えるようになります(右)
天狗ナギのピークを越えると大判山が現れます。
大判山への登りから振り返った天狗の頭。
見晴らしの良い斜面をさらに大きく下っていき、もう一度登り返すと標高点のある広い山頂に出たところが「大判山」です。
大判山のピークへ(左) 中津川側の斜面はナギが多く、砂防工事も行われているようです(右)
ここでちょうどお昼を回ったので、昼食の時間にします。
空には西からの雲が広がり始め、大気もややモヤっとしてきましたが、天候の悪化ということもなさそうです。
大判山で神坂峠までのちょうど中間地点付近で、後はこの先は鳥越峠までの降りと神坂峠手前の登り返しが待っています。
昼食後、さらに下ると、前方の大きな崩落地「姥ナギ」が近付いてきます。
道は姥ナギ手前で稜線の右(東側)に回り込み、そこからは森の中を水平に進んでいきます。
右前方に笹原の山が近付いてくると、ひょっこり「鳥越峠」に出ます。
水平道を行くと右手に笹の稜線が現れます(左) 手前の鞍部が鳥越峠です(右)
後で「ごっちゃんの山楽記」の掲示板への「恵那山ファン」さんからの情報によると、「ヘブンスそのはら」方面に抜けるルートとのことでした。@恵那山のルート図にもヘブンス方面への林道分岐までのルートが記載されていましたね。
神坂峠ではなく、今回のように広河原方面への下山ルートとして使う場合は、林道歩きが短縮できて良いかもしれません。
神坂峠手前の千両山への登りも省略可能ですが、その場合は千両山の360度の展望を楽しむことはできません。
で、その時点ではコースとして不明だったため、メインルートの神坂峠へ向かう「登り」道を選択します。
この最後の登りが今回は結構堪えます(^^;
枯れ木のオブジェを見ながら最後の登りです(左・右)
登り切ると富士見台が目の前に見えます(左) 山頂部はきれいな笹原(右)
時間的にも余裕があったため、のんびりと展望を楽しめました。
東側には南アルプス
ここから見る恵那山はとっても立派です。こちらを登山口にすると気持ち良いですね。
千両山の山頂はT字路になっていて、立派な看板が立っています。
看板では、T字路を東のほうに進むルートには「阿智村」とあります。
何だかずいぶん大雑把な書き方ですね。
しかし、先には林道が延びているのも見えますし、いかにも立派な鉄の柵のようなもの(の残骸?)がルート沿いに見えることから、周遊コースのようです。
林道への近道になるかと思ってそちらに行ってみると、しばらく行った先で道が稜線を外れると、いきなり背丈の高さの笹藪になっていました。
山頂の分岐を「阿智村」と書かれた方へ進んでみます。(でも途中から藪でした)
戻って看板をよく見ると、同じ目に逢った方がいたようですね…
一般のルート通りにゆくと、すぐに神坂峠の登山口に出ました。
神坂峠付近より西の中津川方面を望む(左) 峠の登山口に出ました(右)
この辺りまで来ると空もかなりの部分が雲に覆われ、日差しもなくなってしまいました。
神坂峠から阿智村側への林道は、昔の東山道とは異なり大きく南側の尾根の南面に回り込んだ後、恵那山北側のヌル川の沢沿いに取り付けられています。
峠からは一旦尾根を越えるために南東斜面を登るように進みます。
途中、「パノラマコース」「恵那山登山口」といった看板が現れ、ここが先ほど引き返したルートの入り口のようです。
それほど時間短縮にはならないかもしれませんが、尾根まではすぐのようです(^^;
おおっ!カオナシ??背後は網掛山(左) 笹藪ですがパノラマコースの入り口とあります(右)
林道はここでゲートが閉じられています。(前述の鳥越峠からのルートはこの辺りに出るようです。)
ゲート脇から林道を先に進むと道はさらに尾根の南面に回りこみます。この辺りは恵那山側から見えた場所ですね。
すぐ目の前には神坂峠ルートの稜線が見えてきます。本当に目と鼻の先で、直線距離は僅かです。
谷を大きく回り込むと、砂防工事の現場などがあり、その先で沢の左岸を行くようになるとあとひと頑張りで広河原登山口です。
林道ゲートは閉じられています(左) 砂防工事の現場(右)
結局、神坂峠から駐車場までは1時間30分の林道(全て舗装)歩きでした。
北側から見た本日のルート(神坂峠は省略しています)