ishida式の 大谷嶺 登山
2022年2月25日(金)
予想はしていたものの、またしても雪に翻弄された感がある登山でした…(^^;

2月7日の恩田大川入山(途中撤退)で体力の限界と腰痛の悪化、2月18日は回復したと思って渥美半島の軽い山へ出掛けて再度腰痛の悪化となって、ちょっと登山は控えていました。
でも、2月最終週の週末以降には温かくなるとの予報だったので、気温が低くて雪が緩む前にと思って静岡県の安倍川上流(いわゆる安倍奥)の「大谷嶺(おおやれい)」に行くことにしました

2017年の11月には安倍峠からのルートで登った山ですが、今回は日本三大崩壊地と呼ばれる「大谷(おおや)崩れ」からのアプローチです。
このルートも登ってみたいとは思っていたのですが、雨が多い時期は土砂が不安定になるし無雪期は岩ゴロやザレに苦しめられそうなので、積雪期の雪が安定している時期ならと考えていてそのまま登山休眠期に入ってしまいました。
今シーズンの登山活動再開にあたって、先輩のすがぴ氏が11月に行ったよという情報も後押しになって目的地に再浮上しました。

静岡の太平洋岸沿いの地域は常春の渥美半島に並ぶ温暖な地域で、そこそこ標高がある安倍川上流でも梅ケ島温泉でさえほとんど積雪は無いと聞いていますが、流石に標高2000m級の山があって南アルプスの前衛と接する位置関係の安倍奥の山域はそれなりに積雪があります。
大谷崩れの崩壊地が雪に覆われた状態となるのが毎年期待できるわけではないですが、今シーズンは年末年始以降は全国的に度々の大雪となっています

週初めまでは爆弾低気圧の影響で北海道や日本海側では相変わらずの大雪でしたが、週末に向けて安定した晴天域に覆われた2月25日(金)を決行日とし、登山届けなんかも提出しておきました。
雪の状況や体力次第ですが「山伏(やんぶし)」への往復もバリエーションルートに加えました。

当日はいつもより早く2:15に起床、軽い朝食をとっていつもとは違う東に向けてエブリちゃんを走らせます。
いつも通り買出ししてから23号バイパス・国道1号線バイパスから新磐田スマートICで新東名に乗り、新静岡ICまでノンストップで走りましたが、Google Mapにナビさせると勝手にリルートしたりして表示が変で、間違って静岡方面へのバイパスに乗ってしまい、ちょっとロス(^^;
気を取り直して梅ケ島街道を北上し、概ね予定通りの時間に登山口の「大谷崩れ駐車場」に到着することができました。
道中はほぼ雪の心配はありませんでしたが、最後の別荘地からの登りで凍結が現れ始め、残り2Km区間は所によって積雪でエブリちゃんのお腹を擦ったりカッチカチの凍結路が現れたりでした。

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登山口の「大谷崩れ駐車場」に到着。白み始めた空に月がかかる。

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谷の入り口から朝日の当たり始めた稜線を見上げます。

駐車場の標高は1200mほどありますが思ったほど寒くなくて、そそくさと準備をして出発します。
時期的に登山者は少なく、23日の天皇誕生日後の金曜日ということもあって今日の登山者はishidaただ一人と思っていますが、ルートが崩壊地のど真ん中であることと雪崩の恐れがあるかどうかもちょっと気になるところなので、今日はヘルメットも持参しています。
駐車場の雪面にはたくさんの轍はありますが、先週末か水曜日の天皇誕生日にこのルートを登った人がいるのかはよく判りません。
登山道に入ると、うっすらと足跡とスキーで滑ったような痕(?)が見えますが、登山口までスキーができるくらいの積雪があるのかな…
ガレ場の林の中を進むと積雪自体はやっぱりあまりなくて、そこらじゅうで石ころが見えているような状態ですが、とりあえず雪のある所を縫ってずっとスキーで下ってきているんですかね。

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日の出で明るくなった空を背にして歩く。(左) 樹林の向こうに朝日を浴びた大谷崩れの谷が見えてくる。(右)

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 林を抜け、これから向かう大谷崩れの核心部が見えた。思ったよりも雪は少ない?

枯れ沢を越えたりガレ場の疎林を抜けてゆくと、大きな砂防堰堤を回り込んで越えたところが「扇の要」で、「大谷崩れ」の谷のいくつもの沢がここで合わさる合流点ですね。
これから登る崩壊地はまだ疎林の向こうですが、朝日を浴びて白く光る荒々しい大谷崩れの迫力は十分伝わってきます。
いったん開けた場所からはこれから登る新窪沢の核心部が見渡せ、思ったほど雪が付いていないように見えましたが、実は常に崩れ続けて限界斜度となっている急傾斜地のため、雪崩が起きてデブリが谷に堆積しているのが判りました。

さらに進んで林を抜けると、いよいよ崩壊した岩が堆積した岩屑帯に突入です。
まるで川の堤防のようになった岩ゴロの地形は、土石流によって形成されたものでしょうか。

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いよいよ岩屑帯に突入。これって岩屑雪崩か土石流の痕では?

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中央の新窪乗越に向かってさらに急傾斜です。

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左斜面からの雪崩の痕。よく見ると雨が降ったらしい痕跡もある。

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まずは本来の登山道は無視して落石の危険が少なそうなルートを選んで歩きます。

谷筋には雪崩によるデブリも見られ、特に沢の右岸(向かって左側)斜面は崩れやすい土質のようで、雪は全層雪崩となってほとんど崩れてしまっているため不安定な雪のブロックなどは見えませんが、方角的にも朝日が当たるうえに土が見えて温まり易いので凍結が緩みやすいと思われます。
逆に左岸(向かって右)斜面側はデブリも少なく、直近の斜面は岩場が多くて日照も無いため、今のところは安定状態に見えます。

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沢の右岸側は激しく雪崩れて土がむき出しですが、上部には不安定な雪はなさそう。

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左岸側の斜面も表層雪崩はありますが、全体的に安定している。

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デブリ帯を避けながら左岸寄りを進みます。

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雪崩が起きている真っ最中でなくてよかった。

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右手側の斜面は安定しているとはいっても、雪崩は起きています。上部に注意しながら急いで通過。

もともとの登山ルートは沢の右岸寄りを通っているはずですが、先行者のトレースも見えないし、そもそもデブリや崩落した土砂で登山道がすっかり埋まっていて、わずかに所々に立つ木々に付けられたピンクテープだけが見えているような状態でした。
それでも、右岸側の急傾斜の雪面には雪崩で分断されたスキーのシュプールがうっすら見える場所もあり、降雪直後にこの斜面を山スキーで滑った猛者もいるんですね(^^;。

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新窪沢の上部では雪面が硬くなってきます。中央を歩いていますが、ワカンが全く沈まない(^^;

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デブリが合流して積み重なっています。

岩屑帯を過ぎたところからチェーンスパイクを装着しましたが、更に傾斜と雪の量が増えてきたため途中の木の陰でワカンにチェンジしました。
途中からは新窪乗越に向けて直登するようにして急斜面を進みますが、雪面が思った以上に硬くなってきたためワカンの爪を蹴り込んでやる必要さえ出てきました。
普通につぼ足でキックステップのきかないような雪の急斜面を登るのは久しぶりです。
今日の状況はチェーンスパイクではなくて本物のアイゼンを持参したほうが安心だったね…車に置いてきちゃったけど…(^^;;;;;;
遥か下まで一枚バーンとなった急斜面を登りながら来し方を振り返ると、景色のすばらしさと滑落の恐怖が一体となって、何となく久々に体の中心がキュンとしてきます(^^;;;;;;;

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大谷嶺の山頂は見えませんが、山頂へと続く手前の1920mピーク。

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新窪乗越が近付いてくるとちょっとホッとする。

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新雪の上を雪が転がって出来るバウムクーヘンが多数見られました。(左・右)

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左手の広い斜面をスキーで滑った痕があった。中央のカラマツに登山道を示すピンクテープがある。


急傾斜を登る途中で撮影した180度パノラマ。(左右にスクロールできます。)

雪面自体はここ2〜3日で安定しているようですが、新雪が積もった後にできる「雪のバウムクーヘン」がたくさん見られて、遠目に見るとバウムクーヘンが転がった痕がまるで動物が歩いた後のように見えたり、大きいと人が歩いたトレースのように見えてしまい、最初は「あんな場所にトレースが付いているのかな?」と思うくらいです

実際に人が歩いたらしきトレースは新窪乗越直下になって左手に見えてきましたが、わずかに窪んでいる程度でほとんど目立たない状態になっており、大雪後の降雨か降雪ですっかり薄れています。

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さっき見上げていた斜面ももう眼下。奥に海も見える。

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あとちょっとで新窪乗越に到着っ!

開けた新窪乗越ではやっと緊張感から解放され、気兼ねなく本日初の大休止をとってエネルギー補給なんかもしておきます。
登り始めでは割りと気楽に「時間があれば山伏も往復できるかも」なんて考えていましたが、ここまでの経過時間やこの先の雪の状況を見るとどう考えても無理そうですね。
今日のところは当初予定通りに「大谷嶺」の往復のみに絞っての行動としますが、この先はどう考えてもノートレースなうえに積雪量も一気に増えていると思われるので、本当に大谷嶺まででも辿り着けるのかしら…(^^;;;;;;

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新窪乗越は日当たりの良い開けた空間でホッとします。西の山伏方面に向かう尾根。

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平坦な地形に出て、やっと気楽に大休止できますね。

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こちらは東の大谷嶺に向かう尾根。


新窪乗越の360度パノラマ。左が大谷嶺川で、右が山伏側。(左右にスクロールできます。)

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十枚山の左に駿河湾が光って見え、その向こうは伊豆半島の天城山系、大室山なども見える。

新窪乗越から大谷嶺に至る夏道は概略としては大谷崩れに面した尾根上を通っていますが、積雪ではっきりしない上に尾根に寄りすぎるのも滑落の危険が無いとは言えません。
ピンクテープの位置なども確認しつつ、尾根の北斜面寄りにルートをとって進みます。
見た感じでは、特に稜線付近の樹林帯では明らかに雨や融雪によるあばた状の雪面になっており、雪の表面は全体的にクラストしています。

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東の大谷嶺に向かって、尾根の北面を登ります。

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うなだれた雪庇やあばた状の雪面は雨が降った痕跡。

とはいえ、実際に歩くとルート上は斜面の状態や積雪量や表面のクラスト状態も様々で、クラスト層の厚さが場所によって異なり、ほとんどクラストしていなかったり、簡単に踏み抜いてしまうような状態から片足で体重をかけても沈まない程度まで様々です。
特にクラストしていない場所では股下まで沈み込んでしまうような場所もある反面、日照の入らない場所では雪面が硬くてワカンを蹴り込んでも爪がなかなか入らない状態の場所さえあります。
どちらにしても、ラッセルして足場を固めたりキックステップを駆使したりと、けっこう時間も体力も消費してしまいますね…。
時々尾根ギリギリに近付いて大谷崩れ側をのぞき込んだりもしますが、来し方を振り返って見ると、意外に距離は進んでいません(^^;

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時々は景色やルート確認のため崩壊地の縁に出てみる。

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急斜面が続きます。(左) 痩せ尾根の鞍部が1852m標高点。(右)

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1852m標高点鞍部から更に150m以上の標高差があるピークが立ちはだかります。

新窪乗越から一つ目のピークを越えると、またいったん大きく(^^;下ってから大谷嶺の本峰に連なる次のピークが立ちはだかっています。
実際には鞍部から標高差150mくらいありますが、「あれを登り切りさえすれば、あとはダラダラ進むだけで大谷嶺だよね」と自分に言い聞かせて急斜面を登りますが、標高1900mを越えた辺りでは樹林の下はカチカチの雪面となっていました。
キックステップでワカンの爪を蹴り込んでも1回では爪が入らないくらいの硬さだし、樹林帯の中とはいえここからがさらに急傾斜が標高差50mくらいは続く見込みです。
樹林帯の中とはいえこれまでで一番といえる位いの急斜面がずっと下の方まで続いているし、この先の時間(と体力(^^;)を勘案し、残念ですがここで登頂は断念して撤退を決めました。

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傾斜も急だし、標高差150mはきつい…

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この辺りも表面が融けた後で再凍結して硬くクラストした状態でした。

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この向こうは断崖絶壁。

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安全な場所を選んで、撤退前のワカンのストラップお直しと写真撮影(^^)。

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撤退しながら振り返るピーク。矢印辺りが撤退ポイント。

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雪が着くとアルペン的な景観ですね。

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アルペン的な景観、その2。

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さっき越えてきたピークと山伏。

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この位置からだと駿河湾と静岡市街地がよく見える。

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アルペン的な景観、その3。

ワカンのストラップのセッティングが良くなかったせいか前寄りにズレてきてしまったため、眺めの良さそうなところまで下ってこの先の急降下に備えて本格的にお直ししておきます。
そんなこんなで、撤退を決めた時点ではまだ11:30頃でしたが、実際に帰路についた時点ではちょうどお昼を回ったくらいの時刻となりました

途中で休憩してお店を広げられそうな場所も無いので新窪乗越まで戻ってからお昼にしようと思いますが(新窪乗越まで自分のトレースを踏んで帰るだけなのに)ストックも駆使して深雪の急斜面を登下降するため思った以上に時間もかかって疲れた(^^;;;;;;

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荷物の下ろせそうな場所を見付けてワカンのお直し。(左) あのピークを越えないと新窪乗越に戻れません。(右)

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1852m鞍部まで戻りました。(左) また登り返し(^^;;;;(右)

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往路でishidaが雪の中を泳いだ痕です。

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久々の登場?今日はOGKのヘルメットも装備。(左) この辺りは沈み込みも膝下程度で楽ちん。(右)

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やっと新窪乗越へ帰還。

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新窪乗越では既に午後の陽射し?

新窪乗越でお店を広げ、久々に暖かいカップヌードルなど遅めの昼食をとって、この先の帰路の急斜面の下降に備えます。
それにしても今日は本当に素晴らしい晴天で、伊豆の山々の上に少し雲が見えるだけで南アルプスも(木々の間からですが)雲一つなく北岳までスッキリと見えています。

稜線の気温は午後の時点でも氷点下のようですが、新たな雪崩や落石の兆候は見えないものの、春のような陽射しでだんだんと雪面が緩んできているようです。
あとは一直線に(?)下るだけですが、急傾斜の区間では雪の状況も確認しながら野次馬根性でデブリの状態も見物しながら下るようルート取りします。

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新窪乗越から南アルプス。左から赤石岳、荒川岳、布引山、笊ヶ岳。(もっと右には農鳥岳や北岳も見えた)

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いよいよ尾根直下の急傾斜区間へダイブします。

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午前中とは光線の状態が違いますが、相変わらず空が青い。

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写真では伝わりにくいですが、まだまだ転げ落ちそうな傾斜が続きます。

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畑に並んだカリフラワーみたい。

登りではワカンの爪を蹴り込んで登っていた斜面でも、春のような陽射しで柔らかくなったお陰でけっこう楽にステップが切れます。
逆に雪の層が薄い場所では下のガレにワカンの爪が当たってしまうため、なるべく雪の多い場所を選びながら進みます。
思った以上に雪が緩んでいるためワカンの爪を効かせるために、ちょっと格好悪いですが斜面に対して横ざまにスタンスを取ってジグザグに歩いて下ります。

デブリ帯に近付くと、遠目に見ても特異な感じの景観でしたが、溶け残った雪の塊りがまるでカリフラワー畑のように並んでいる様子が面白いですね。

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全層雪崩になった場所では土が混じって日照で溶けやすい。(左) 奥の斜面にはスキーの痕も見える。(右)

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谷の底はだんだん陰ってきました。

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最後はデブリの中を歩きます。

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いよいよ谷底に到達。往路とは違う角度で見上げる新窪乗越。

最後には岩ゴロを避けてデブリ帯の中を歩くようにして末端部に到達し、ワカンを外して樹林帯の中の登山道をたどるようにして下ります。
朝とは違って陽射しの入った明るい落葉樹林は(足元は雪に隠れた岩ゴロが多くて歩き辛いけど)気持ち良いですね。

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明るい落葉樹林を歩いて登山口に向かいます。

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広い枯れ沢を渡ればもうすぐ登山口。

結局、道中も「大谷嶺」のピークを見ることなく登山口に戻りました…
15:00までに下山したら温泉に寄って帰る予定でしたが、今日も予定よりも遅い下山となったので残念ですが入浴はオミットし、そそくさと後片付けを済ませて一路自宅(というより晩ご飯?)へ向けてエブリちゃんを走らせます。

とりあえず新東名浜北ICで下りた後はいつの間にか「炭火焼 さわやか 浜北店」の看板に吸い込まれるようにして「げんこつハンバーグ」を食し、帰宅時間は概ね予定通りでした。

今回は久しぶりに来る山域だったのでGoogle Mapでナビゲーションを使いましたが、最初にルート設定しても何故か勝手にリルートされ、できるだけ最短距離や高速道路に乗らせようとしたりするので混乱して道を間違ってしまったんですが、これって設定が悪かったせいなのかな??
帰りも「新東名新静岡IC〜浜北ICで降りて152号線に入る」というルート設定で走り始め、途中までは「浜北ICまで〇〇Km 」と表示されていたのに、新東名の新磐田SICを過ぎたころには「三ケ日JCTまで〇〇Km」なんていう表示に勝手に切り替わってリルートされたり、浜北から先でも「国道152号線から東名浜松ICに入ってすぐ次の浜松西ICで下りる」なんていう指示に切り替わっていた。
「Yahoo!カーナビ」の高速道路走行中の画面が気に入らなかったのでGoogleを使ってみたんだけど、Googleは夜間モードの地図の見辛さだけでなく動作もイマイチな印象だなあ…

----------------------------------- 本日の行程 ---------------------------------------

自宅 3:10 〜 買物・R23/浜名バイパス 〜 4:18 新磐田SIC 〜新東名〜 4:54 新静岡IC (間違って静岡方面バイパス豊地ICでUターン) 〜 梅ケ島街道 〜 5:50 大谷崩れ駐車場 (174Km) 

大谷崩れ駐車場 6:25 --- 6:55 扇の要 --- 7:15 新窪沢取付き --- 9:05 新窪乗越 9:27  --

--11:30 1905m地点(撤退) 12:00 --- 12:27 ワカン調整 12:46 --- 13:10 新窪乗越(昼食)

  14:00 --- 15:07 新窪沢下端(ワカン撤収) 15:10 --- 15:27 扇の要 --- 15:52 大谷崩れ駐車場

駐車場 16:13 〜(途中コンビニ休) 〜 17:16 新静岡IC 〜新東名〜 17:57 浜北IC 〜 R152 (炭火焼 さわやかで晩御飯) 〜R152/K65/浜名バイパス〜 20:11 自宅
高速料金 往路:1430円 復路:1520円 (167Km 総走行距離341Km)