ishida式の 南沢山・横川山・富士見台 登山
2021年12月23日(木)
何回行ったか判らない超お馴染みの山で霧氷を狙って…ちょっと考えすぎて外してしまった(^^;

前回の「大川入山」の霧氷に味を占めて、これまで何回行ったか分からないくらい超お馴染みの「南沢山」への山行を計画し、再び気圧配置や天気予報・GPV気象予報などを見ながら霧氷の発生しそうな日を狙ってみました。
実際にはこのシーズンになれば霧氷に好適な日というのはいくらでもあると思いますが、ishidaの心身の調子も好適でないといけないので日時の選択は慎重に…(^^;

当初は寒波が襲来した12月18日以降のお出掛け日時は12月22日(水)を第一候補としました。
しかし、天気予報的には気圧配置や湿度から霧氷の発生に良さそうと感じたものの、気温低下が十分でない感じがしたので、湿度は低めだが気温低下が期待できる23日(木)に延期しました。

しかし、実は22日になって天気予報を確認したら予報よりもかなり気温低下したことが判りましたが後の祭り…まあ、より気温が低くなる23日でも次善の選択にはなるよね…(^^;

23日当日も午前三時に目覚ましが鳴る前に起きだし、朝食を済ませて自宅を出発です。
コンビニでの買い出しも済ませ、相棒のエブリちゃんを目的地に向けて走らせます。
道中雪も無いし、遅い車に引っ掛かることもなく順調に平谷まで走ります。
いつもの休憩地点である平谷の道の駅手前の峠道での気温は−3℃、治部坂への登り口での気温は−2℃と、およよ、予報よりも大幅に気温が高いじゃん…ちょっと外したかしら(^^;;;;;
もちろん周囲の山にも霧氷は見えないため、今日は霧氷の発生自体はあっても標高のけっこう高い位置でないとダメかもしれませんね…。

道の駅で簡単に2度目の軽い朝食と用を済ませ、昼神温泉を通過しつつ登山口のある「ふるさと村自然園」を目指します。
途中の園原IC付近から恵那山付近の稜線が一瞬だけ見えるポイントがあるので注意してみていると、日の出前の薄明ながら尾根筋が白くなっているのが確認できました。
清内路への登りで先行車に追いつきましたが、目的地も近いのでそのまま後をついて走るとその車も国道から「ふるさと村自然園」へと曲がりました。
途中の管理棟に立ち寄って管理料¥200をポストに投入し、駐車許可証を借用してキャンプ場前の登山口駐車場に入りました。(看板を見ると管理料¥200はPayPayでも支払い可能なようです)
でも、駐車場や登山口周辺を見てもずいぶんと雪が少ない…。

さっき一緒に国道から曲がった先行の車ともう1台さらに先行の車が停まっていますが、自分が準備しているうちに4台目と5台目の車も到着。
最近人気が出ているからなのか、やっぱり木曜日は「木曜定休」のお仕事の人たちが多いからなのか…これまで来ていた2011〜2018年辺りの状況からは想像がつかないくらいの人出ですね。

2台目と4台目の二人の女性はSNS繋がりで現地集合したような感じの会話をしており、「OOさんの霧氷の写真、きれいだったよね〜」みたいに盛り上がっていた。

とりあえず、7:00に出発を目標に準備し、雪の状況からスノーシューとアイゼンは装備せず、必要に応じて使えるようにチェーンスパイク(今回初装備)を持参して登ることにしてとりあえずほぼ予定通りの時間には女性陣2人に続いて3番手で出発できました。

登山口には多少の雪があったものの杉林に入るとすぐにほとんど雪は無くなり、地面が露出しているところが多い状態からの歩き始めっていうのも初めてな気がします。
いつものことですが、先週末の寒波でも伊那谷の領域ではあまり積雪が無かったということですね。

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登山口からしばらく雪は無い。(左) 天気は快晴です。いつも見るヤドリギの木。(右)

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中間点手前からはほぼ雪。(左) ほとんど地面の露出はありませんが、雪は相変わらず少ない。(右)

すぐ先を行く女性陣のにぎやかな声を聞きながら歩きますが、あちらの方がペースがやや速いみたいで、いつの間にかだんだん離れていってしまいランドマークの立ち枯れ木を過ぎるころには声も聞こえなくなっちゃいました。
とはいえ、雪が少ないからなのか?それとも登山靴が3シーズン用のスカルパ シャルモで軽いためか?自分のペース自体は登りでもそれ程落ちていないような?それとも気のせい?…(^^;
中間点手前の急斜面の連続でもそれほど息も上がらず、登山口から約50分で中間点を通過します。
沢分岐を過ぎて緩やかな登りになると、登山道の先に先行の方の背中が見え隠れし始めました。
本日トップで到着して登り始めた単独行の方で、カメラや装備はかなり本格的な様子です。
大して歩行ペースは違いませんでしたが、しばらくして追いついて道を譲ってもらいながら挨拶すると明らかにishidaよりも先輩の年齢のように見えました。

なだらかに登りながらいくつかの派生尾根を回り込んで木々の間から横川山や富士見台方面が見えてくると、少なくとも横川山の山肌は真っ黒に見えます…。
最後にほぼ平坦な道からちょっと上って南沢山の山頂域に出ると、霧氷発生時には「砂糖菓子の木々」が並んでいる場所でも昨日の残りっぽい霧氷の残骸を纏っただけの状態です。
南沢山山頂部の笹原にもほとんど積雪は無くて、冬にしか来たことがないishidaとしては「この辺りってこんなに笹の背丈が高かったのか…」とさえ思ってしまいます。
それに、やはり予報に比べて気温があまり低くないのに湿度だけは高めなのか、霧氷の発生は無いのに低空や下界の風景ははかなり霞んで見えます。

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南沢山の山頂部から中津川の盆地を見下ろす。月齢18の低い月が西の空にかかる。

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針葉樹に着いた霧氷はかなり発達しており、これは昨日の名残り?

積雪が少なくて笹が完全に露出しているため笹原の中を自由に歩くこともできないし、とりあえずどんどん先へと進み横川山が見渡せる台地の端に出ると、横川山との間の最低鞍部から少し上った崩壊地の付近に先行した女性陣の姿が確認できました。

最低鞍部を過ぎて横川山への登りにかかると、いつものことですがしょっちゅう振り返っては移り変わる北側の風景に見とれつつ写真撮影タイムが多くなってなかなか進まないのがishida式です。

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横川山と最低鞍部が見渡せる位置まで来ました。先行のお二人さんが崩壊地の手前に見えます。

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昨日は霧氷がこんなに成長してたのかな?

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高度を上げると次第に南沢山南面の台地が見渡せます。

いつ見ても気持ちの良い素晴らしい景観だと思いますが、ド定番とはいえ毎回違った表情も見せてくれるため大好きなエリアです。
振り返って見ると、先ほどの単独行の方も台地の端を歩いてくるのが見えました。

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高度を上げてゆくと、背後に中央アルプス。

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個人的に大好きな風景です。

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御岳と乗鞍。北の方までずっと天気良いです。

高度を上げれば見える景色もどんどん移り変わり、ishidaの脳内が撮影モードに切り替わって歩行速度が落ちるいつものパターンになってきました。
とはいっても、やはり雪が少なかったため全体の歩行ペースが思ったより速かったのと、特に休憩も無く淡々と南沢山まで歩いたことで、これまでの登山の中でも最早の時間で横川山に到着です。
山頂に先行のお二人さんの姿が見えないなあ…と思ったら、山頂の笹の陰にしゃがみ込んでおやつタイムだったようです(^^;
季節風が強いというほどではありませんが時間帯的にも早いためか、確かに吹きっさらしの山頂では北西風がとっても冷たく感じますね。
お二人さんにスマホでの写真撮影をお願いされたので、ちょっと余分に(?)撮ってあげましたが、「寒い寒い」ということで、その後で早々に下山していきました。
まだ時間は午前9時なのでこれなら下界でお昼ご飯ですかね。

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到着しました横川山山頂!恵那山が真っ白!

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女性陣が下山してゆくのを見送ります。南木曽岳は本当に雪が無くて真っ黒け。

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思ったより湿度が高いのか、中央アルプスもやや霞んでいます。

自分のほうも、時間的にも体力的にも余裕がある感じなので、今日の第2プランとして考えていた「富士見台へのピストン」にも挑戦(?)することにします。
もちろん相変わらずの登山再開のお試し期間なので「しんどくなっちゃうか、時間が12時の時点でUターンして戻る」という低い目標値での行動としておきます。
とりあえず少し進んで、横川山の南斜面で日当たりが良くて風を避けられる場所を探し、今日初めてザックを下ろして休憩と行動食をとります。

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横川山の南斜面を下って休憩場所を探します。

休憩中に本日トップで出発した単独行の男性が向かってみえ、行く先を訊くと「富士見台まで往復する予定」とのことで、自分も「とりあえず富士見台に向かって、行けるところまで」とお返事して見送りました。

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霧氷の名残りが無ければ秋のような様相です。

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横川山の南面は広々とした笹の斜面。

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同じように笹原の広がる大川入山とも違う、たおやかな風景が続きます。

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この辺りでも発達した霧氷の名残りがかなり見られます。

横川山から富士見台へと続く笹原の尾根は、同じように笹原の大川入山とも違う、たおやかでほっとするような景観が続いて何となくほっこりします。
途中の1578m標高点のピークには「湯舟沢山 1570m(※)」と書かれた真新しい木札がありますが、本来の「湯舟沢山」という呼称は木曽谷側から「横川山(の一帯の山域)」を称した名称のようです。
※実際の標高点は1578mなので、実は標高も間違っている?

----------------------------- 以下はishidaの勝手な独り言 -----------------------------

こちらの記載を見ると、各種の歴史的経緯から「1620mピークは伊那谷側の呼称が横川山、木曽谷側の呼称が湯舟沢山」という説明が書かれています。
ただし、上記の記載の中でも言及されていますがこの地域を「湯舟沢山」という呼称するのもピークの名称ではなく森林資源の管理上の名称・境界を現すためのものと考えられ、例えば「南木曽岳」の山域も「蘭(あららぎ)山」となっていますので、これを根拠にすると「南木曽岳とは呼ばずに蘭山と称すべき」という話しも出かねません…(^^;
(恵那山のように最高地点ではない場所を「山頂」としていたり、南沢山のようにどこから見ても明瞭なピークに見えない山名の事例もあるように、昔は山自体の名称は重要だが山頂や最高地点というのはあまり重視されていなかったようですし、恵那山も伊那谷では「野熊山」と呼んでいた。)
伊那谷側から見ると「横川山」の東側に「横川集落」(実際に行ったことがありますが、ここから見る横川山は明瞭なピークに見える)や「横川川」の源流域があることからこのピークを「横川山」と称し、国土地理院の基準点名称もそうなっているとのことですから、現在の呼称にはそれなりの根拠があると言えそうです。
実際にいわゆる「横川山」のピークは湯舟沢周辺の谷からは見えないはずだし…と思いましたが、カシミールなどで確認すると神坂周辺からなら1620mのピークまで見えそうだし、横川山の本体が主要な(伊那谷側から見るよりボリュームもある)山体として認識できるみたいです。
国土地理院での名称は一定の基準といえますが、地域が違えば同じ山をそれぞれ別の名前で呼んでいること自体は固有の文化だと思うのであまり一つの名前に固執するべきではないとも思いますし、歴史的にこの山域を木曽側で管理・利用し、1620mピークをそう呼んでいた経緯があるということであれば、当然ながら「湯舟沢山」の呼び名がされても良いようにも思います。
逆に、県境をまたいで呼称の違う一部の山で存在する山名論争や泥仕合いのようなものはちょっといただけないなと思いつつ、つい一人言が長くなるのがishida式でした…(^^
いずれにしても、1578m標高点のピークのみを指して「湯舟沢山」と称するのはあまり根拠がないこと(と言うより勘違い)のようですね。

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横川山の脇から中央アルプスが顔を出す。この風景も良いね!

1578mピーク周辺から横川の源流の谷を隔てた富士見台への尾根には、笹原の中に霧氷を纏った針葉樹が林立し、さながらクリスマスツリーの行列か、尖った針の山のような様相を呈しています。
でも、午前中のこの時間ではこの位置からだとほぼ逆光となってしまうので、撮影に好適なのは帰りの時間帯になりそうですね。

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横川源流の谷を隔ててを望む富士見台側の尾根。

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横川の源流の谷に入ります。

いったん稜線を外れて横川源流の谷を通過して富士見台への緩やかな尾根道に入ると、笹原の中に霧氷を纏った針葉樹群の間を登るようになります。
おお、良い感じと思って撮影しようと思うと、やはり先ほど先行した方が(コンデジのishidaとは違って本格的なレンズ交換式のカメラで)撮影しているのが見えました。
その後もだいたい同じようなポイントで撮影しているところに追いつくのが繰り返されましたが、やはり同じ写真趣味の人どうし、絵心を感じるポイントに共通性がありますね(^^)

その後、富士見台側から横川山方面に向かう二人とすれ違い、山頂手前で横川山方面から来た人二人に追い抜かれる感じで山頂直下まで到達しました。
山頂からUターンしてきたトップの先輩と山頂直下ですれ違いざまにお話を伺うと、岐阜県からみえたその方は南沢山からの入山は初めてで、以前に富士見台で他の登山者から「あちらの山との間の縦走路も良いですよ」と聞いて今回訪れてみたそうです。
やはり岐阜県には雪が豊富な良い山がいっぱいあるはずですが、この時期以降はアプローチが大変なので南沢山のようなアプローチしやすい山が助かるとのことです。(そういえば以前にも岐阜から南沢山に来たという方にそのように聞いたことがあったっけ…)

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霧氷を纏った木々の間を歩きます。

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先ほど越えてきた「1578m標高点ピーク」。

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先行の方が撮影中(^^)

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尾根筋は左奥の富士見台山頂まで笹原が続く。

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中津川の市街が見渡せます。

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横川山と南木曽岳の間に乗鞍と穂高が見える。

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1578m標高点ピークの向こうに白山が見える。

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たどってきた登山道と御岳。

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エビの尻尾、めちゃくちゃ伸びてます。(左・右)

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こういうシーンも好き。富士見台山頂付近では笹の背丈も低い。

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順光の光線で中央アルプスもくっきりしてきます。

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御岳とエビの尻尾。

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もこもこと南アルプスの主要な3000m峰の稜線。

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この辺りはもっとモンスター化したところも見たいね。

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写真撮影に邁進していたら、駐車場で見掛けた後続の人が追い付いてきました。

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もう少しで山頂。直下に見える笹原のピーク。能郷白山や平家岳、荒島岳なども見える。

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山頂が近付くと、地表付近でも霧氷の造形がすごいことになってます。

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もふもふ。

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もふもふ2。

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笹への霧氷の堆積。

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積雪よりも霧氷の堆積のほうが主ですね。

下山してゆく先輩とお別れして目の前の山頂に行くと、先ほど追い抜いて行った単独行の方が一人だけ休憩中でした。
もう一人抜いていったはずだなと思ったのですが、もっと先まで行ったのか縦走だったのか、他には誰もいないほぼ貸し切り状態です。
富士見台の山頂は季節風吹きっさらしの環境ですが朝よりも風が弱まったため、自分も神坂小屋の鞍部まで下らずに山頂で休憩することにしてお店を広げます。
久々にガスコンロを使って、寒い中とはいえ終始快晴の空の下で暖かいスタンダードなカップヌードルを食すとほっこりできますね〜。

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山頂に到着です。これはお馴染みの風景。

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山頂ちょっと先の岩ゴロからの恵那山。見渡しても誰も見えません。

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富士見台山頂からの神坂山。背後に見える南信の山々も逆光で霞んでます。

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やっぱりスタンダードなカップヌードルが山に合う(^^) 蓋を取ってしまわないのがishida式です。

サンドイッチと牛乳も一緒に食したらなんだかお腹もくちいし、ちょっと長めの休憩で横川山方面へと戻ってゆく単独の方を見送った後で往路と同じルートを戻ります。
とりあえずこれ以上登ってくる人もいなさそうで、本日の南沢山登山ではishidaの最後尾が決定?

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南から北岳・仙丈ケ岳・甲斐駒ヶ岳・鋸岳、左端は八ヶ岳。

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富士見台山頂のロープには吹き上げる風によって、下側に霧氷が成長している。

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エビの尻尾が大量付着した富士見台山頂の看板。(左) のんびり下山にかかります。(右)

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山頂直下の池は埋まっていました。(左) 着氷の重みでうなだれています。(右)

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景色は楽しいが、横川山が意外に遠く感じます(^^;

お昼を回った時間帯になると、午前中の往路とは違った表情の風景も見えるし、逆光から順光(というより半逆光程度だけど)へと変化している箇所も多くなって、同じルートなのに順調に立ち止まる回数とカメラの撮影枚数が増えていきますね…(^^)
それにしても、予定通りもう1日早く来ていれば霧氷満開だったんでは?と今更ながらちょっと残念な気持ちが…(^^;

富士見台から下ってゆく途中で、富士見台側から横川山方面へピストンしていた人たちともすれ違い、現在は目に見える範囲はほぼishidaが独占状態で満喫しているともいえますね

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復路の(^^;エビの尻尾と御岳

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富士見台ピーク(右奥)から派生する尾根。

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尾根道と中津川の市街、笠置山。

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午後の陽射しの1578m標高点ピークと背後の白山、野伏ヶ岳、荒島岳。

横川の源流を過ぎて登ってゆくと、富士見台側からの派生尾根にクリスマスツリーが林立している場所の光線の向きがいい塩梅になってきて、木の枝や笹が邪魔にならない撮影場所がある度に歩みが止まってしまいます
真っ直ぐで先端が尖った木が多く、やっぱりクリスマスツリーというよりも針の山みたい(^^)

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クリスマスツリーの尾根。光線がいい塩梅になってきました。

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アングルを変えて。

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見飽きません。

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エビの尻尾と白山。

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見える範囲にはもう誰もいない…と思う(^^;

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エビの尻尾と富士見台。

ほぼ見渡す範囲の稜線にはishidaしかいない独占感を満喫(?)ですが、やはり登りになるとだんだんと足が上がらなくなってきているのも昨今のishida式を象徴しています。
今回は富士見台からの復路では「チェーンスパイク」なるものを初使用していますが、装備としては軽くてエコノミーだし、気温が低い状態であればフラットに歩行できる楽チンさは感じられます。
しかし、日当たりの良い斜面での湿雪ではかなり顕著にお団子が出来てしまい、意外にスイートスポットが狭い気もします。
チェーンの構成に爪がプラスされているだけなので、もっと可動性があって雪が落ちやすいのかなと勝手に思っていたけど、実際にはたるまないようにしっかり取り付けるものなので現実的にはこうなって当たり前でしたね。
手持ちのシリコンシートでアンチボットプレートを製作して追加してみようかしら?

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霧氷がバッチリ出ている時に撮ってみたかった2…(^^;。

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1578mピークと富士見台を振り返る。

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横川山まで戻りました。

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横川山から富士見台を振り返る。

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横川山の山頂から東の尾根と横川集落。これまでこういう時間帯に写真を撮ったことが無かった。

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御岳ともいよいよお別れ。

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南沢山の高原状の台地へ向けて下ります。

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思ったよりも団子が出来易かったチェーンスパイク。

横川山まで戻っても全く人影はなく南沢山から先はちょっと消化試合的な気分も覚えつつ、駐車場に戻るとエブリちゃんだけが独りぼっちかな…なんて思いながら下山を急ぎます。
15:26に駐車場に到着すると、一組の人たちが帰り支度中だった以外は駐車車両はありませんでしたが、駐車跡からすると10台以上駐車していたように見ます。
平日にもかかわらず後続の登山者が多かったというのも驚きで、やっぱり木曜日定休の人が意外に多いんでしょうか?

そそくさと店仕舞いし、駐車カードを管理棟に返却して最終目的地(?)の昼神温泉に向けてエブリちゃんを走らせます。
いつもお馴染みの「阿智の里 ひるがみ」で、またまたほぼ貸し切りで日帰り入浴して汗と疲れを洗い流して帰路につき、これまたお気に入りの「珈琲の店 らんぷ」で「チキンのチーズ焼きカレー」を食して帰宅しました。

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周りの車はほとんど帰宅。(左) 今日は「チキンのチーズ焼きカレー」を食しました。(右)

--------------------------------- 本日の行程 -----------------------------------------

自宅 3:50 〜 買い出し・R257・R153経由 〜 5:50 平谷 6:05 〜 6:38 駐車場 (135Km) 

登山口 7:03(1050m) --- 7:29 立ち枯れ木 --- 7:54 中間点 --- 8:27 南沢山(1564m)

--- 8:58 横川山(1620m) 9:05 --- 9:10 小休止 9:20 --- 9:45 1578mピーク ---

--- 10:07 横川源流 --- 11:30 富士見台(1739m)山頂 ・昼食 12:19 ---

--- 13:00 横川源流 --- 13:25 1578mピーク --- 13:53 横川山 --- 14:18 南沢山 ---

--- 14:52 中間点 --- 15:10 立ち枯れ木 --- 15:26 登山口(歩行距離17Km)

駐車場 15:37 〜 15:52 ひるがみ 16:48 〜 18:50 らんぷ 19:42 〜 20:10 自宅 (271Km)