ishida式の南沢山・横川山登山
2013年1月12日(土) 今年最初の山行は、急遽決めた南沢山・横川山です。
2013年の年明けは、生まれて初めて正月休みのスキー(場所も行ったことが無かった赤倉温泉)に行きましたが、太平洋側では好天、日本海側では大雪となっていました(^^; そのうえ、成人の日を含めた三連休の天気予報もあまり良く無い様子で、ゆっくり静養しようかと思っていたところが、前日になって「連休初日は好天」の予報となりました。 勢力の小さい移動性高気圧に覆われる予報のためやや確度の低い予報かもしれませんが、tenki.jpでは東海地方一帯は(岐阜県飛騨地方以外は)ほぼ晴れマーク(^^)、はやる気持ちを抑えられず、「すがぴさん」をお誘いしたところ快諾いただき、急遽(お馴染みの)南沢山を目指すことにしました。 好天続きに加えて湿度も低そうなので、積雪や霧氷はあまり期待できないかな?とは思いましたが、まずはこの先の「富士見台からの縦走」のためにコース状況の下見を兼ねて…。
1/12の朝は満天の星空の下、すがぴさんをピックアップして、一路「ふるさと村自然園」目指してエブリちゃんを走らせます。 それにしても、道中に全く雪が無い…平谷に来てやっと道路の脇に雪が現れ始めました。でも、気温は低くて平谷の道の駅付近での気温は氷点下6℃です。
昼神温泉を過ぎ、国道から「ふるさと村自然園」に向けて左折して初めて雪道でした(^^; でも、ちゃんと除雪はされているので難なく駐車場まで到達しました。(いつも除雪ありがとうございます。)
まだ午前6時なので真っ暗ですが、周囲の山を見ても霧氷は無さそうです。 のんびり軽食をパクついてから登山の準備に入ります。
周辺ではこの一週間、新たな積雪は全く無かったようで、正月休み中に歩いた人の足跡がそのまま残っている様子ですし、雪も締まっているので今回はアイゼンを履いて出発です。 特にこれといったトピックも無く(^^)順調に高度を稼ぎ、中間地点に到着しました。周囲には全く霧氷の形跡は無く、何となく空も靄っとしてきてしまいました。 とはいえ、霧氷だけが目的というわけではありませんし、そもそも今年最初のスノーハイクなのと、旅の道連れとなってくれたすがぴさんのお陰で道中も楽しく過ごして行けましたよ。 中間点先の急降下を過ぎて緩やかな道を進んで行くと、いよいよ左手に富士見台、恵那山。横川山が見えてきました。
程無く、行く手の木々が無くなって空が開けると、開放的な南沢山の山頂部に到達です。 手前の木々の霧氷はすっかりうなだれてしまっているうえに南の空に雲が流れてきて、ちょっと寂しい感もありますが、何回来てもここからの景色は良いですね。
空もどんより…でも、ここからの景色は大好き。
視界が開けた先には、御岳、白山、荒島岳(?)、能郷白山、伊吹山、鈴鹿山系などが並びます。 ここでアイゼンからスノーシューにチェンジし、広い雪原を楽しみましょう。 スノーシューを装着して山頂周辺をうろうろしていると、いつの間にか後続の三人連れのパーティも到着です。 西に見える山々の山座同定もしてもらったりして情報交換。(白山や荒島岳の位置関係がよく判っていなかったのですが、帰って調べたら教えてもらった通りでした。)
真っ白な白山。多分、ここから見るのは初めて。(木曽福島スキー場からより大きく見える?)
阿寺山系の阿寺山、奥三界岳などと御岳。
雪原には新雪は全く見られませんが、無風で低温なためか雪面から直接「霜柱状」の結晶が成長しているようです。その上を歩くとさくさくとした感触と共に結晶がスノーシューの隙間から湧き上がるように出てきて不思議な感しですね。(これまではこういうのは全て落下した霧氷だと思ってましたが、それだけでもないようですね。)
雪原をうろうろしながら写真撮りまくるすがぴさんとishidaを尻目に、先ほどの三人連れのパーティと単独の方が先行して行きました。 台地の端に来ると、行く手の南の空は雪雲がかかっているようで、恵那山と神坂峠辺りで激しく雲が湧きあがっている様子が見えます。
4〜5cmくらいありそうな雪の柱(?)をさくさくと踏んで歩くのは不思議な感触。
鞍部を過ぎ、横川山への斜面に取り付いて振り返ると中央アルプスは青空の下で綺麗に見えていて、何となくほっとします。 南アルプスも手前の空に雲はありますが、鋸岳から池口岳、南部の前衛峰までずっと見えています。
中央アルプスはさっきよりもくっきりすっきり。
写真を撮っていると時間がかかりますが、最後の斜面を登り切って横川山の山頂に到着っ! 恵那山の山頂は雪雲に隠れてしまいましたが、谷を隔てた富士見台の山容が立派に見えますね。
山頂はやはり風が強く、風を避ける場所を探して大休止です。 お昼の準備ですったもんだ(^^;しましたが、暖かいラーメンで体を内側から暖めてほっこり。 のんびりしているうちに新たな後続パーティも到着し、おまけにだんだん雲も切れてきたので、時折り日差しも出てきて良い感じです。
自分たちもそろそろ下山にかかりましょう。
後続のパーティが休憩後に立ち去るのを見送り(^^;、そろそろ自分たちも山頂を後にすることにしましょう。 雪雲は一時的な気圧の谷の通過のためだったのか、正午を過ぎてからは天候も回復してきています。
日差しを背に下山しましょう。(左) 日差しがあるけど気温は氷点下、風が吹くと寒いんです。(右)
途中、台地の中ではルートを外してカラマツ林に囲まれた雪原の中を進みます。 こういった楽しみも、スノーシューならではですね。 (先ほど、先に山頂を後にしたパーティの方々はスノーシューを車においてきたそうで、歩いた跡を見ると所々で意外に沈んでいるようでした。もっと雪が締まっていると思っていたのですが、実はスノーシューの浮力のお陰も有ったんですね。)
南沢山の山頂に戻ってスノーシューを外し、ここからは登山靴だけで下山することにします。
途中、尾根コース分岐からは(行ったことが無かったので)直進して尾根コース側のルートをとってみました。 登山口の看板は見たことがあるのですが、コースの状態なども知りたかったのと、GPSでトレースログを取っておきたかったのでちょうど良い機会ですね。 雪の状況などによっては、スノーシューの着脱などの判断の助けになることも期待できそうだし(^^) 実際は最後まで尾根通しではありませんでしたが、バンガロー前駐車場から直接登るよりはスノーシュー向きのコースかもしれません。
登山口の取り付き点から道路を5分ほど歩いてエブリちゃんの待つバンガロー村前駐車場へ戻りました。 そそくさと後片付けをし、お馴染みの「阿智の里 ひるがみ」でのんびり入浴して帰ります。 (入浴の受付で入浴料の500円硬貨を渡したら、きれいな受付けのお姉さんに「あっ、硬貨がすごく冷えてますね(^^)」って言われちゃいました)
帰路は前を塞がれることも無く順調に走れたため、予定よりも早く帰宅することができました。
今回は霧氷は期待外れでしたが、楽しい山仲間と、そこそこの(?)天候に恵まれたとっても楽しい2013年の初山行でしたよ。
---------------------------- 当日の行程 --------------------------------
自宅 3:20 〜 すがぴ家 〜 買出し 〜 道の駅 平谷 〜 6:00 ふるさと村自然園
ルートのイメージ |