ishida式の富士登山
2012年9月9日(日) 今年の子丑会の富士登山も今回が終幕です。

2012年の子丑会富士登山、第1回は7月1日(日)、第2回を7月8日(日)に済ませ、第3回は9月2日(日)の予定でしたが、ishidaは腰痛の悪化で事前にキャンセルしていました(実際には悪天候のため登山自体もキャンセルだったそうです)。

 

--------- 2012年 9月9日(日) ----------------------------------------------------------

 

今シーズンの大宮子丑会富士登山も最終回、今回は須走コースからの登山です。

 

これまで無かった(?)出発の遅れはありましたが、総勢6名揃って音羽蒲郡IC〜三ケ日JCTから新東名、御殿場ICで下りて朝食、買出しを済ませて「ふじあざみライン」を登って須走口五合目を目指します。
新東名以降、これまでに無いくらいにすっきりと富士山の姿が見えて、登山気分も盛り上がります。


五合目に近付くと、反対車線に駐車車両が現れます。やはり、五合目駐車場ではUターンして路駐を指示されました。
とはいっても、幸いそれほど戻らずに済み、15分ほどのロスで登山開始することが出来ました。

 

須走口からの登山は2年振りですが、樹林帯から登り始め、高度を上げるに従って徐々に潅木帯から高山帯の雰囲気に移り変わってゆくこの登山ルートは結構好きです。
(実際には富士山は新しい火山なので、厳密には真の高山帯はありません。)

古御岳神社から先、樹林帯の中の道を行き、枯れ沢を横切ると山頂方面が遠望できますが、既にガスで見えません。これもいつも通りかしら(^^;

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須走口五合目から少し下った路肩に駐車して出発。(左) さっきまで好天だったのに…山頂方面。(右)

枯れ沢を隔てて下山道を見渡せる位置まで来ても、行く手はガスで真っ白な状態です。

でも、雲の流れも速くて時折り山頂までが見渡せ、登山気分は盛り上がります。

 

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おお、山頂見えます。(ずいぶん遠く見えるけど…)

 

ここから先、ペースのばらつきから、山頂を目指す「ウサギさんチーム4名」と本八合を目指す「亀さんチーム2名」に分割。
ishidaはウサギさんチームを率いて(?)山頂を目指します。亀さんチームリーダーK氏、HT氏すまん。

 

樹林の中の六合目の小屋はとっても小じんまり、木々に隠れているので近くまで行かないと見えませんが、とっても雰囲気が良さそう。
六合目から先は、周囲の木も背が低くなって見通しが利くようになります。
富士山の東側から湧き上がる雲も山頂より下で滞留しているため、ガスが切れると山頂がすっきり見えます。

七合目から先、登山道は砂礫が増えてきて、ステップを刻みやすい場所とそうでない場所では歩き易さに大きな差が出てきます。
でも、全般的には岩の多い富士宮ルートに比べて歩き易いコースと言えます。
ただ、六合目、本六合、七合目、本七合目、八合目、本八合目、八合五勺と次々現れるのに慣れていないのと、そもそも登山口の標高が2200mと、富士宮に比べて200mほど低い(ついでに今日は更に下からの登山だった)ので、それなりに体力の消耗を感じます。

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潅木は無くなったけど、ガスで見通しが利きませんね。(左) 七合目大陽館前で休憩。(右)

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だんだんと雲の上に出てきたようです。(左) 八合目直下で御殿場・箱根方面が見えるように。(右)

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眼下に開ける下界を背に、八合目に到着。

「ウサギさんチーム」が本八合目の江戸屋に到着したところで、再び「山頂アタックチーム」は「亀さんチームサポート志願(?)」のTT氏とに分裂。
ここから先は、「山頂アタックチーム」3名で(文字通り)山頂を目指します。TT氏、亀さんチームサポートと山ガールの監視(^^;→これが本当の目的(?)よろしく頼む!
山頂アタックチームの顔ぶれは、今年富士山5回目(!?)のHG氏、今シーズンから富士登山に参加開始して初登頂を目指すGS氏(体力はばっちり)、今年3回目だが一度も剣が峰に立っていないishidaの3名になります。

体力的には余裕があると思ったものの、山頂が近付くと酸素が地上の2/3しかない大気のため、やっぱり息が上がります。でも大丈夫、ゆっくりでも進めばちゃんと山頂にたどり着きますね。

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八合の上には更に本八合(^^;が待っています。(左) 本八合目から八合五勺。すぐ上には山頂も見えます。(右)

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九合目の鳥居。ここには小屋はありません。

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山頂直下から九合目〜八合目を見下ろす
。(左) 御殿場と箱根を背負っての最後の登り。(右)

なんだかペースの一定しない若者たちと抜きつ抜かれつしながらも、結局(自分たちが亀さんになったようにも感じつつ、一定のペースで歩いた方が速いのを証明するように)先行して最後の鳥居をくぐって山頂に到達!です。

既にシーズンも終盤を迎えた富士山頂は人も少なく、山小屋も店仕舞いしているため静かですね。

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山頂から見下ろす箱根〜山中湖。須走口付近は終始雲の中。

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火口を隔てて剣ヶ峰。(左) やったね、富士山頂到達!の証拠写真。(右)

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下山口から箱根。芦ノ湖や大涌谷もきれいに見えます。

記念写真と軽い行動食をとって、先に下山開始した亀さんチームの後を追うように五合目に向けてダイブします。

 

須走コースは、山小屋前後の一部を除いて登山道と下山道が分かれています。
特に下山道は砂礫の道がほとんどで、滑り易さや隠れた岩などの存在で歩きにくい場所が多いんです。
でも、御殿場コースの大砂走りも未経験のGS氏も、途中でコツを掴んでスピードアップ!

先に下山した亀さんチームが車を登山口まで移動させておいてくれたお陰で、舗装路を下らずに済んで助かりました。
あと、運転もよろしくね。>TT氏(^^;

お帰りは、裾野ヘルシーパークで入浴・お食事して(今度は東名高速で)帰路につきました。