2012年の子丑会富士登山の開幕です。 第1回は7月1日(日)、第2回を7月8日(日)で実施しましたので、まとめてレポートします。
--------- 7月1日(日) ------------------------------------------------------------
シーズン開幕ということで、いつも通り浅間大社への参拝と八合目までの往復の予定。 今回は、友好団体(^^)のチームTとのコラボ企画の実施もあり、初登山メンバー含めて総勢20名の大所帯での決行でした。
AM3:30に蒲郡を出発し、東名音羽蒲郡IC〜新東名新富士IC〜浅間大社へと向かいます。 早朝とはいえ、朔の日だからでしょうか?多くの参拝者がみえました。 参拝後、人数も多いのでK氏リーダーのチームKと、ishidaがリーダーのチームIの2パーティ(本当はもっと小さく分けたほうが良いのですが)を編成します。 「すきや」の朝定食で腹ごしらえ、いつもの(?)コンビニで食糧調達とおトイレを済ませた後、富士宮口五合目を目指しますが下界からは全く富士山の姿は見えず…。 富士山スカイラインの登山区間に入ると、やっとのことで頭に雲の帽子を被っている富士山の姿が見えるようになりました。 幾筋かの残雪も見えるので、今年の残雪は多めのようです。
天候不順のためか、ずいぶん空いている駐車場に車を滑り込ませ、準備に入ります。
天気予報は「時々雨」の予報ですが、初めから「カッパ着用」の登山開始は想定していなくて、登山口で雨の場合は登山は中止の予定でした。 しかし、レストハウスからは、時折雲が掛かるものの八合目の鳥居も見え、下界の天候から予想したよりも悪天候ということはないようですね。
九合目まで見えます。でも、今年はかなり残雪が多いことがうかがわれます。
仕度を済ませ、看板前で恒例の写真撮影。
総勢20名での登山開始です。
いよいよ、これまでの子丑会富士登山のなかでの最大人数による登山の始まりです。
五合目から六合目まではこれまで通りゆっくり…のつもりなんだけど、やけに息切れ(^^; 六合目で一服の後は、途中で1回休憩しただけで全員無事に新七合目に到着です。 小屋の手前には、ここ数年では久々の大きな残雪が見られました。
下界は雲の下ですが、思ったよりも見晴らしが良い。(今のところ?)
新七合目直下で登山道脇に残雪。(左) 小屋の脇で雪渓を横切ります。(右)
上部の雲はなかなか取れず、逆に空からは雨粒が落ちてき始めたため、カッパを着用。 ここで、カッパの上下を着用した人と、上だけ着用した人と対応は分かれました。 (ishidaはカッパが嫌いなので、上だけ着用。) しかし、断続的だった降雨は、新七合目以降も強くはないものの止むことはなくなり、ちょっと進退の判断を入れることに。 サブリーダーのM氏を引率に、総勢4名は登山を中止して新五合目まで下ることにしました。 この先、登山継続組は「とりあえず3000m超え」を目標に元祖7合目を目指し、最終判断はそこで決定とします。
新七合目でカッパ着用。(左) 元祖七合目を目指して進みますが、視界不良。(右)
元祖七合目までの道中、雲の中に入ったためにガスも濃くなって、周囲の景色どころか目標の元祖七合目の小屋もなかなか見えない状況です。 「元祖7合目ってこんなに遠かったっけ?」と思う頃、やっとガスの中に元祖七合目の小屋がシルエットを見せてくれました。 結果的にはカッパを上だけ装着したishidaの判断は間違いで、ズボンはかなり濡れてしまいました。 (ズボンの下はC-WXなので、冷たさは感じませんが…)
ここで、引き返すことに決め、カッパのズボンも装着してから下山にかかります。 ishidaの場合、グローブを伝って上着の袖が濡れてきたり、吐息でフードの内側が濡れてきたりと、何となくイマイチな状況。 カッパの撥水性も落ちてきているので、水分で重さも感じる気が… 幸いにも、先回の「能郷白山」登山の際に開いてしまった靴の縫い目は、補修しておいたお陰で浸水はありませんでした(^^;
暗い気持ちはみな同じか、周囲の登山者も交わす挨拶は元気無さげですね〜。 とぼとぼ歩いて新七合目、更に六合目まで下る頃には雨も小降りになりましたが心は晴れず(^^;
六合目で全員集合を確認して五合目へと下ります。 車に戻ったときには雨も止んでいてよかった…
早々に店仕舞いして「花の湯」で早く人間に戻りた〜い!!。
入浴後は、お時間も早いので新東名の静岡SAのスマートインターチェンジで下道に降り、丸子の丁子屋でとろろを食して帰りました。 でも、帰路もずっと雨… 今回、初富士登山だった皆さんにはちょっと過酷で楽しくない富士山だったと思いますが、これも(富士)登山の一面ということで、また次回の挑戦を待ってます。
--------- 7月8日(日) ------------------------------------------------------------
今回は総勢5名(前回とは大きな差。でも、1パーティはこのぐらいが適切ね。)での山頂アタックの予定なので、蒲郡をAM3:00出発。 またまた富士宮の「すきや」で朝ご飯。
きょうの天候は曇りですが、前回同様に富士山の裾野さえ見えません(^^; 最終コンビニで買出しを済ませ、2週連続の富士登山に向かいます。
今回は富士山スカイラインの登山区間に入る前に富士山が見え、雲の高さは前回よりも低くて、上空には雲の切れ間に青空も見えてきました。
新五合目はさすがに先週よりも車が多い様子です。 思ったよりも天候も良さそうで、何となく気持ちも上向き?
山上には青空。今日は信じて良い?
M氏撮影(^^)、これから山頂目指します。(左) 山頂方面、見えます。(右)
雲海の向こうに愛鷹山。
六合目からの山頂方面。(まだ)晴れてます。
先週と全く同じ装備ですが、ナゼか軽く感じるのは気分の問題か、先週の高度順応のお陰か? 六合目、新七合目へと歩みを進めると、そこそこ下山する人たちともすれ違います。 休憩時も、雨が降っていないだけで行動食は摂りやすいし、会話も弾んで楽しいですよね。 新七合目直下の雪はずいぶん小さくなってしまっていますね。
元祖七合目で大休止。そろそろ雲が上昇…(左) すっかりガスの中の八合目。(右)
八合目直下では(先週会わなかった)「まいにち富士山」の佐々木さんとも会いました。 まもなく1000回になるはず、ということで聞いてみると「8月11日に1000回になるように決めているので、調整中です。」とのことです。 達成前は、天候を見て九合五勺までで止めておく日を作って調整って…僕たちは八合目まででも1回に数えてますけど(^^; 印税は東日本大震災への義捐金にしているとのことなので、みんな買ってね「まいにち富士山」。 下山してきた団体さんに佐々木さんと一緒の写真を撮ってあげて一日一善。
八合目には予定より早く到着しましたが、山頂方面はガスに包まれてしまいました。
八合目の鳥居。(左) お久し振りの「金の成る木」を通過。(右)
大休止の後、鳥居で記念写真を撮ってから更に上部を目指しますが、次第にガスの中に入って細かな水滴が身体にまとわりついてきます。 九合目に着いた時点では明確に雨粒となってきたため、カッパを着用します。
九合目「萬年雪山荘」脇の雪は2mくらい。(左) 雨雲の中に突入?(右)
弱い雨を感じながら九合五勺では、いよいよ本格的な雨の予感にカッパのズボンも着用します。
2週連続の視界不良。(左) せっかく買ったカッパを使えて嬉しい?(右)
カッパに当たる雨音が、固体を感じさせるようになってきたなと思っていると、雨はみぞれ交じりから本格的な霰に変わってきました。 更に、胸突き八丁にはまだ大きな雪渓が残り、久々の雪上歩行。 下山者が崩してしまいがちなステップを、後続のためにしっかり切りながら進みます。 途中、登山道が完全に雪に埋まった箇所のトラバースがありました。 下山するパーティーが来ているので待っていたところ、脇にいた人から「こっちからのほうが早いですよ。」と直登を勧められました。 言われるままに行ってみると、溶岩の縁のザレの急登で落石を起こしそうでイマイチ。ちょっと判断を誤ってしまいすみません。
雪渓を抜けると、いよいよガスでかすんではいるものの、山頂の鳥居が見えて元気が出ました。 鳥居の前では写真撮影しているカップルのシャッターも押してあげて、もう一度一日一善(?)
それにしても、山頂には大量の残雪も相まって真っ白…。
浅間神社奥宮にもかなりの残雪。
頂上富士屋裏の残雪。(左) 視界もほとんどありません。(右)
展望も期待できないので、今日は剣ヶ峰への登頂は中止して早々に下山にかかることにします。
登山気分を盛り上げる写真にして見ました。(これは下山時)
下山時に見下ろす九合五勺。煙ってます。
ガスが薄くなるときはあっても、こんな風に見えるときは一瞬でした(^^;
下山中は時々ガスが切れることはあっても、ほとんど視界のない中を雨に降られながらの下山でした。 新七合目では、山小屋で休憩・エネルギー補給のK氏、M氏、TT氏、直接下山のHG氏とishidaの二組に分かれました。(自分の場合は、カッパを脱いだり着たりがなんだか煩わしくて…)
やっと下山したと思ったら、今度は更に雨が激しくなって、着替えや店じまいにも四苦八苦… お風呂に入って「早く人間になりた〜い!!!!」
「花の湯」で入浴後、新東名の浜松SAで晩ご飯を食べて帰りました。 |