ishida式の富士登山2011年Part1

2011年7月3日(日)、7月10日(日) 2011年の富士登山シーズン開幕です。

いよいよ(心も身体も準備不足ですが)2011年の富士登山シーズン開幕です。
2週連続での実施でしたので、まとめてアップ(^^;

 

---------------------------------2011年7月3日(日)---------------------------------


今年最初の富士山は、いつも通りに「八合目」が目的地です。
2月の南沢山スノーシュー登山以降は、登山どころか業務多忙と体調不良のため休日も自宅でグッタリの状態でしたから、モチベーションアップと体力の具合を確認するのも自分の目的の一つと考えていました。
参加メンバーはいつものK氏、M氏、一皮剥けた(?)HT氏、昨シーズンから参加のB氏、今回初参加ながら装備充実のKT氏、ishidaの6名です。

シーズン初めですから、登山の無事を祈って、まずは浅間大社へ参拝してから富士宮口五合目へ向かいます。
天候は悪くないのですが、道中から見る富士山には終始雲がかかっています。
富士山スカイラインの登山区間に入ると雲の上に出て、富士山頂まで綺麗に見えました。
駐車場もまだまだ一杯ではなく、折り返し点付近に駐車できました。
登山道自体はまだ山頂まで正式開通していませんので、ツアーなどの団体はいないようです。

準備完了したら、まずは六合目を目指して(シーズン初めなので)意識してゆっくり高度を上げます。

 

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まずは六合目までの足慣らし?でゆっくり登る。(左) 七合目からは本格的な登りに。(右)

 

その先、本格的な登りかかってからは、いつも以上にゆっくりとした歩調で進んでいたつもりでしたが、意外にいつもとそれほど変わらない時間で新七合目に着いてしまったような気が…
今のところ、心配していた体力にも余裕があり、ほとんど汗もかきません(^^)

元祖七合目、八合目それぞれの手前の急登を前に小休止も入れて、いわゆる「牛歩」で進みます。

 

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新七合目の直下。(左) 八合目直下の岩場で証拠写真を撮るM氏。(右)

今年も残雪の量が多いと聞いていたのですが、登山道周辺に雪を見ることはなく、いつもの沢沿いに雪渓が残るだけで、量も多くはありませんでした。
(昨年は八合目の雪渓も分厚く、宝永火口の火口底にも残雪があったし、2007年に至っては元祖七合目の直下に残雪があった。)


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八合目直下の急登に備えてちょっと休憩。

 

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下界には終始雲がかかっています。(左) 宝永山を背に、最後の登り。(右)

 

で、無事に目的地の八合目に到着…ここでカメラの電池切れ。
いつも持っているはずの予備電池を忘れたようで、ポケットで暖めながら復活を待ちます。

 

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八合目に到着っ!元気な人とそうでない人の差は…。(左) 宝永火口から六合目へ。(右)

 

八合目からはいつも通りに御殿場ルートへトラバースし、宝永火口に向けて下山します。
昨年建て替えていた砂走り館は、サイズはそのままに新装オープン(の準備中)のようですね。
体調不安はどこへやら、宝永山の分岐まで駆け下り、火口底からは荷物も分担して担いだりして元気一杯??
K氏が五合目に直接下って車を回してくれることになり、他のメンバーは歩き易さを優先して六合目経由で下山します。
(不埒な人たちは、六合目で自身のガソリン補給までしたりして…)。

 

下山後は花の湯で入浴後、富士市の「炭火焼ハンバーグ さわやか」で晩御飯を食べて帰りました。
今回は「牛歩」作戦のおかげで体力は余裕?

 

---------------------------------2011年7月10日(日)---------------------------------


前回の高度順応の余勢を駆って、今回はいよいよ山頂へ。
しかし参加者は低調?いつものK氏、M氏、ishidaの3名です。
山頂を目指すために少し早めの行動で富士宮口五号目を目指します。
週末に梅雨明け宣言があり、東名高速牧ノ原からは暁の空をバックにした富士山のシルエットが美しく見えました。
時間帯が早いお陰で、五合目の駐車場にもまだ空きがあり、今回も時間のロスなく登山開始できました。

 

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五合目より、雲海の中に愛鷹山、向こうは伊豆半島と伊豆大島。

 

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山頂部は晴れ。しかし、この季節は昼間にガスが巻くのが常…。

 

しかし、登山開始前からお腹の調子も含めて何となく体調不安があります。
先週のペースを思い出しつつ、ゆっくり行けば大丈夫と言い聞かせてペースを守って登ります。
とはいえ、先週よりも明らかに体力的にきつく感じます(^^;
新七合目に着いてみると、いつもと同じくらいのコースタイムで来ちゃってます(^^;;;;
先週の「牛歩」をもう一度思い出しつつ、「エアー牛歩」で意識的にペースを落として山頂を目指します。
休憩をとると元気になるのですが、登り始めた瞬間に足が上がらなくなってきて、コレはもはや「エアー牛歩」じゃなくて本物の「牛歩」になっている気が…。

 

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元祖七合目から、手前は愛鷹山塊、向こうに天城山、遠笠山、矢筈山(二重ピーク)、大室山。海の向こうは利島?

 

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宝永山に影を落とす雲。

八合目手前から小雨が降ったり止んだりで、カッパも上着だけ着用して登ります。
日差しが戻ると暑く、風が吹くと寒いという中途半端な状態が続き、精神的にもお疲れ気味に。
とはいえ(久しぶりに)頑張って、なんとか最後の胸突き八丁も登り切り、青息吐息で山頂に到達です。

 

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山頂はガスが巻いたり晴れたり、時々俄か雨です。

 

相変わらず雲が切れたり小雨が降ったりする状況でもあり、剣が峰には登らずに(歩き易さを狙って)ブルドーザー道を下ることにします。
でも、前にも一部歩いたけど「ジグザグで距離が長い」のにちょっと辟易。八合目からまた普通の登山道、新七合目下まではまたブル道…といった具合につまみ食いしながら下りました。
※ブルドーザー道は整備された登山道ではないので、落石等注意が必要です。良い子は真似しないで下さい。

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下山中に時折り切れた雲の向こうに箱根の芦ノ湖や大涌谷、海の向こうは房総半島。

ハーハー言ってた登りとは逆に、下りでは息が上がることもなくて、単に体力の低下なのか、連夜の遅い帰宅の疲れなのか良く判りませんね。
今回は、なんだか今までのなかで体力的に一番しんどく感じた富士登山でした。

 

お帰りはいつもの花の湯経由、行きに確認していた富士川SAから下り方向へのスマートIC通過で高速へ、静岡でいったん降りて丸子の丁子屋でとろろ飯を食して帰りました。